kairakunoza @ ウィキ

親友への好意と親友の恋

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匿名ユーザー

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「ほれほれ柊、ロッ○バスター!」
「チッ○スターの筒で遊ぶな!小学生かアンタは!」
「うふふ……」

ある日の柊家。
相変わらず子供みたいなことで騒ぐみさおと、
それに対しツッコむかがみ、
一歩退いたところで微笑むあやの。
その関係は5年間、変わることがない。
ただ――

「あんたってホントこなたと同レベルよね…こなたが二人いるみたいだわ」
「そこで『日下部が二人いるみたい』って言わねーのが柊らしいよなー」
「………どういう意味よ?」

中学生の頃に比べ、かがみがこうしてみさお達と遊ぶ時間は明らかに減っていた。
登下校、昼休み、休日…かがみは大抵こなた達と一緒にいる。
そして、こうしている今も、かがみは頻繁にこなたの名前を出す。
それがどういう意味かを知らないほど、みさお達も子供ではなかった。

「柊ちゃんって、本当に泉ちゃんのこと好きなんだなぁ、ってことだよ」
「んなっ!?何言い出すのよ峰岸!そ、そんなことないわよ!あんた達と同じで…」
「よく言うなー柊、クラス替えで私らのこと眼中になかったくせに」
「う…」

あやのの一言にうろたえるかがみに、みさおが追加攻撃。
さらに止め、とばかりに二人が突っ込む。

「大体、私らのことは名前で呼んだことなんかねーくせに『同じ』ねぇ?」
「ぅぐっ…」
「それに…柊ちゃん、泉ちゃんにからかわれるの、楽しんでるよね?」
「そ、それは…」
「そーそー、私がやったら殴られるよーなことでもあっさり許してたりするよなー」
「うぅっ…な、何なのよ?さっきからあんた達…」

二人の指摘にかがみはろくに反論もできなかったが、
何故二人が唐突にこんなことを言い出したのかが分からなかった。
そしてその疑問を口にした途端…二人の顔が真面目なものに変わった。

「柊ちゃん…そろそろ素直になった方がいいと思うよ?」
「…え?」
「あのちびっ子のこと、好きなら応援ぐらいしてやるぜ?柊はその…友達…だしさ」
「だ、だから何で私がこなたを好きってことに…」

まだ自分の気持ちを認めようとしないかがみ。
だが…そんな彼女に、二人の親友は不安を隠せなかった。

「……柊ちゃんがそう思うなら急がせはしないけど…」
「…その態度が裏目に出ないといいんだけどな」
「…?よく分かんないけど…別にあんた達が心配するようなことじゃないでしょ」

そう言ってかがみはこの話を終わらせた。
…だが。




――その時のかがみには知る由もなかった。
二人のその懸念が…現実のものとなることを。




次回予告

『さぁて、次回のらき☆すたは?』

かがみです。こないだお弁当屋さんにいった時に思ったんだけど、
「ノリ弁当のおかずだけ」って一体何の意味があるのかしら?
ごはんとセットじゃないと肝心のノリがなくなっちゃって。
一体何弁当なんだアンタは、って感じになるわよねー。
やっぱりこれって普段セットになってるものは片方だけだとダメってことかしらね?
次回、『反逆のかがみ』。

『お楽しみに』



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