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きゃんでぃ・がーるr

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匿名ユーザー

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 指、くちびる、耳、胸、ほっぺた……
 思えば、こなたには体中ぺろぺろされてしまったような気がする。
 ファーストキスもまだだったのに、しかも胸の……その、先っぽまでなめてくるなんて。
いくら猫みたいな口をしてても、あそこまですることないじゃない。
 さすがに貞操の危機を感じるようになった私は、舐めこなた用に対策を練ってみることにした。

 まずは、指対策。
「あっ、かがみ。指にマヨネーズがついてるよ?」
 調理実習中、こなたがめざとく私の指を見て言ってきた。
「えっ?」
「ぺろんちょ」
 私が言うが早いか、私の指についたそれをぺろっと舐めるこなた。
「……っ?! ひえぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!」
「こ、こなちゃんっ、大丈夫っ?!」
「あっ、ごめんね。これ、辛子マヨネーズなのよ」
 私の言葉を聞いているのかいないのか、こなたは口を押さえて涙目になっていた。
 うーん、ちょっと辛子を加えすぎたかな?

 次に、くちびる対策。
「今日はオレンジにしたんだねー」
「なんだか柑橘系の味が恋しくなっちゃって」
 こなたの家に遊びに来た私は、差し入れにとオレンジのアイスを持っていった。
「はい、こなたの分」
 そう言ってから、私は2本のアイスを取り出して1本をこなたに差し出す。
「ありがとっ!」
 あらあら、ホントに嬉しそうにはしゃいじゃって。これなら今日はだい――
「じーっ」
 ――じょーぶじゃないわね。私が食べようとしてるのを狙ってるし。
「ていっ」
 それを察した私は、カバンから透明の下敷きを取り出して自分の顔の前に差し出した。
「あう……」
 少し残念そうな顔を浮かべるこなただけど、ここで甘やかしちゃダメ。これ以上唇を
奪われちゃたまらないもの。

 その次には、耳対策。
「……かがみさー」
「うん?」
「髪のまとめ方、変えた?」
「ちょっと、気分転換にね」
「ふーん……」
 電車の中でそう聞いていたこなたは、どことなく不満げだった。
 髪が耳にかかるまとめ方にしただけなんだけど、まさかこなたも強引にやるってことはしないでしょうしね。

 胸対策……は、もうこなたがしないって言ったから安心しておきましょうか。
 あとは、これまでを踏まえてほっぺた対策と。

「う~……」
 こなたの家でマンガを読んでいると、横から不満げな声。
「こなた、どうしたの?」
「なんでもない……」
 髪型はこの間変えてみた形で、膝元には下敷きと和辛子。ここまで準備してあると、
さすがのこなたも何が起きてるか気付いたらしい。
 かわいそうにはなってきたけど、私も貞操が大切なわけだし、心を鬼にしないと。
「かがみさぁ」
「なに?」
「そんなに、舐められるのってイヤ?」
「うーん……イヤっていうより、私も女の子だからね。体は大切にしたいっていうか」
「はぅ……」
 目に見えて落ち込んでみせるこなた。そこまで私のことを舐めたいなんて……
「こなたは、どうして私のことを舐めるのよ」
「それは……」
「ちゃんと理由を教えてくれないと……えっ?」
 理由を聞こうと振り向くのと同時に、こなたが私の肩をがしっと掴んできた。
「こ、こなた?」
「最初はね、ただのイタズラだったんだ。かがみを驚かせようって……でも、かがみが
顔を真っ赤にしたり、照れたような顔がすっごくかわいくて……」
「きゃっ!」
 そのまま、私を床に押し倒す。
「それを見るたび、胸がきゅんってなっちゃって」
 間近に迫るこなたの口は、よく見せる猫みたいな口。
「もっともっと、かがみのそういう顔が見たいって」
 もしかして、これって禁断症状……?
「だから、ずーっとそれが見れなくて……さみしかった」
 そう言いながら、猫みたいな口からちろっと舌が伸びて……
「こなたってば……んっ」
「にゃあ……」
 猫のように鳴くと、私のほっぺたをぺろっと舐めた。
「ごろごろごろ……」
 そして、そのまま満足げにほっぺたをすり寄せてくるけど……なぜか、イヤじゃない。
「もう、しょうがないわね」
 私は苦笑しながら、こなたの髪をそっとなでてあげた。
 かわいいとか言われて、しかも懐かれたんじゃ、ダメなんて言えないじゃない。
「にゃあ♪」
 嬉しそうに、私に鳴いてみせるこなた。まさか、このまま猫化しちゃうとかはないわよね?
「そのかわり、耳とかくちびるはやめてよね。さっき言ったとおり、私だって女の子なんだから」
「にゃ」
 私の言葉に、こなたは忠実にうなずいてみせてからほっぺたをぺろっと舐める。
「にゃー」
 まさか、ここまで私を舐めることに飢えていたなんてね……まあ、こなたに好かれるのは
嫌ってわけじゃないし、むしろ嬉しいんだけどさ。
「ところでこなた、そろそろ猫みたいに振る舞うのはやめたら?」
「ふーっ!」
 って、目つきが鋭くなるほど不満なんかい。
「わかったわよ、しばらくはこうしてていいから」
「にゃーっ♪」
 そのまま、なすがままにほっぺたを舐められる。
 ……なんだ、私もまんざらじゃなかったんじゃない。
 そう考えると、なんだかこういう関係も悪くはないと思えた。

 ――で、その後どうなったかというと。

「にゃんがにゃんがにゃーっ♪ にゃーらりっぱらっぱらっぱらにゃーにゃ♪」
「こなちゃん、すっかりお姉ちゃんに懐いてるねー」
「美しき友情哉、といった感じですね」
「……二人ともそれでいいんかい」
 私の腕に頬ずりしているこなたを見て、つかさとみゆきの二人はのほほんと言い放った。
 言っておくけど、ここは学校よ。学校。あれだけ往来ではやめなさいって言ったのに。
「だって、猫みたいなこなちゃんってかわいいんだもん。猫だよ? 猫」
「あんたはどこぞのイチゴ娘かっ!」
「くふふっ、かーがみんっ」
 私とつかさのアホなやりとりもどこ吹く風。こなたは私の肩にあごを乗っけてきた。
「照れなさんな。私はすっかりかがみんにムネキュンなんだし、かがみんもそうなんでしょ?」
「違うっ! まだまだそこまで言ってないっ!」
「むー……だったら、もっとムネキュンするまで舐めてやるっ!」
「だーっ! やめろっての!」
 ほっぺたを舐めようとしてくるこなたに、私は思いっきり抵抗した。

 まったく、こなたってばホントに懲りないのねー……
 こうなったら、まだまだ抵抗してやるんだから。一筋縄じゃ行かせないわよっ!




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コメント:
  • 学校行けばこれが見れるのか…ちょっと入学し直してくる! -- 名無しさん (2011-04-14 02:50:35)
  • こなたに耳と尻尾が生えそうだ


    てか


    生 え ろ -- 名無しさん (2009-01-30 03:46:07)
  • 正直萌え死にしそうになったw -- 15 (2009-01-30 00:28:57)
  • 正直萌えたw -- 名無しさん (2007-07-31 23:05:21)

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