「かぁがみぃ~、なんかオススメのSTGない~?最近のは骨が無くてツマランよ~。」
「え?この前貸してあげたばっかじゃない。あれ、結構難しかったはずよ?」
「もうクリアしちゃったよ。確かにそれなりの手応えはあったけど、私にはちょっと役不足だったね。」
「げ、あれをもうクリアしたのか……。あんたホントやり込むわね……。」
「いや~、そう褒められると照れるよかがみ♪」
「褒めてないっつーの。大体、受験生のどこからそんな時間が湧いて来るのよ。」
「勉強したら負けかなと思ってる。」
「……あんたって奴は……!!」
「まぁまぁ、そうカリカリしないでよかがみ!大体、私が本気で勉強しだしたら、あんまし
こっちにも来れなくなるよ~?それでもいいのかにゃん?」
「ぐっ……!た、確かにそれは……嫌、だけど……」
「え?この前貸してあげたばっかじゃない。あれ、結構難しかったはずよ?」
「もうクリアしちゃったよ。確かにそれなりの手応えはあったけど、私にはちょっと役不足だったね。」
「げ、あれをもうクリアしたのか……。あんたホントやり込むわね……。」
「いや~、そう褒められると照れるよかがみ♪」
「褒めてないっつーの。大体、受験生のどこからそんな時間が湧いて来るのよ。」
「勉強したら負けかなと思ってる。」
「……あんたって奴は……!!」
「まぁまぁ、そうカリカリしないでよかがみ!大体、私が本気で勉強しだしたら、あんまし
こっちにも来れなくなるよ~?それでもいいのかにゃん?」
「ぐっ……!た、確かにそれは……嫌、だけど……」
いつものように他愛も無い会話を繰り広げる二人。
平和というものを具現化したらこうなりました、と言っても過言ではないような光景だ。
可愛い女子高生二人がまったりと会話を繰り広げている様は、見ている者の頬も自然と
緩ませる。片方の頭にネコミミが装備されているのには一瞬「え?」となるかも知れないが、
とてつもなく似合っているのですぐに気にしなくなる事だろう。
平和というものを具現化したらこうなりました、と言っても過言ではないような光景だ。
可愛い女子高生二人がまったりと会話を繰り広げている様は、見ている者の頬も自然と
緩ませる。片方の頭にネコミミが装備されているのには一瞬「え?」となるかも知れないが、
とてつもなく似合っているのですぐに気にしなくなる事だろう。
だが、そんなほのぼのとした光景を見つめるには相応しくない、ギラギラとした視線が一筋。
その視線を辿っていくと、ドアの隙間から二人の様子を窺っている一人の女性の姿があった。
その視線を辿っていくと、ドアの隙間から二人の様子を窺っている一人の女性の姿があった。
(あぁ、こなたちゃんってばなんて可愛いのかしら……!あの可愛らしい顔つきといい母性本能を
くすぐり放題な幼児体型といいぴょこんとハネたアホ毛といい……。そして極めつけは、
あの『こなたちゃんに装着されるために開発されました』と言わんばかりな似合いようのネコミミ!
可愛い、可愛すぎるわ……!おっとよだれが。いけないいけない。くぅ、どうしてこなたちゃんを
拾うのが私じゃなかったのかしら……。この柊いのり、一生の不覚だわ。今からでも何とかして、
こなたちゃんを私の物にする方法は無いものかしら……。)
くすぐり放題な幼児体型といいぴょこんとハネたアホ毛といい……。そして極めつけは、
あの『こなたちゃんに装着されるために開発されました』と言わんばかりな似合いようのネコミミ!
可愛い、可愛すぎるわ……!おっとよだれが。いけないいけない。くぅ、どうしてこなたちゃんを
拾うのが私じゃなかったのかしら……。この柊いのり、一生の不覚だわ。今からでも何とかして、
こなたちゃんを私の物にする方法は無いものかしら……。)
危険である。特A級の危険思想の持ち主がそこにはいた。
その視線には、何か本気でヤバいものが乗っていたようで、それをモロに浴びたこなたは
ぞくぞくぅ!と全身を震わせて、恐る恐る後ろをゆっくりと振り返った。しかし、そこには
半開きのドアがあるだけで誰もいない。
その視線には、何か本気でヤバいものが乗っていたようで、それをモロに浴びたこなたは
ぞくぞくぅ!と全身を震わせて、恐る恐る後ろをゆっくりと振り返った。しかし、そこには
半開きのドアがあるだけで誰もいない。
「こなた?どうかしたの?」
かがみが、急に様子を変えたこなたを心配に思ったようで声をかける。それに答える
こなたの声には、微妙に恐怖心が滲んでいた。
かがみが、急に様子を変えたこなたを心配に思ったようで声をかける。それに答える
こなたの声には、微妙に恐怖心が滲んでいた。
「……いや、今何か尋常じゃない視線に突き刺された気がして。気のせいかな……?」
「そう?何にも居ないけど。気のせいじゃない?」
「だったらいいんだけど。何だったんだろ……?」
「そう?何にも居ないけど。気のせいじゃない?」
「だったらいいんだけど。何だったんだろ……?」
こなたはしばらく視線を感じた方向を訝しげに見つめていたが、ドアの外まで確かめに行こうとは
流石に思わなかった。そして、その選択は正しかったと言わざるを得ない。そのままノコノコと
確認のため部屋から出て行っていれば、あっという間に別室に拉致されていただろうから。
行き先は言うまでもないだろう。
流石に思わなかった。そして、その選択は正しかったと言わざるを得ない。そのままノコノコと
確認のため部屋から出て行っていれば、あっという間に別室に拉致されていただろうから。
行き先は言うまでもないだろう。
「こなたちゃん……覚悟してなさいよ。いつかあなたを、思う存分可愛がってあげるんだから……!」
決意を固める変質者が一人。
その決意は、非常に残念な事にもの凄く強固なようだった。
その決意は、非常に残念な事にもの凄く強固なようだった。
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- そして始まる長女vs三女の仁義なき戦い…
-- こなかがは正義ッ (2009-02-08 02:32:39) - 逃げてー!こなた逃げてー! -- 名無しさん (2009-02-07 17:59:37)