朝、いつものように目ざましが鳴り響く
半分どころか8割くらい眠りかけの頭で目覚ましを止める
カーテンを開け、大きく伸びをする
「ああ――…もう朝か……眠い…」
頬をポリポリと掻く
ふとそこで違和感に気づく
なんかざらざらとした感触
爪で頬を引っ掻くたびに何かが削れておちていく
それになんだかさっきから甘いにおいが漂っている
削れたものをよく見てみると
「……砂糖?」
なぜか頬から砂糖が落ちてきた
「おかしいな…寝る前に砂糖のかかってるお菓子なんて食べてないのに…」
そういえばさっきから漂っている甘い匂いは自分の体から出ているような…
そこで自分の手をよく見てみると…
「……え?砂糖菓子になってない…?」
半分どころか8割くらい眠りかけの頭で目覚ましを止める
カーテンを開け、大きく伸びをする
「ああ――…もう朝か……眠い…」
頬をポリポリと掻く
ふとそこで違和感に気づく
なんかざらざらとした感触
爪で頬を引っ掻くたびに何かが削れておちていく
それになんだかさっきから甘いにおいが漂っている
削れたものをよく見てみると
「……砂糖?」
なぜか頬から砂糖が落ちてきた
「おかしいな…寝る前に砂糖のかかってるお菓子なんて食べてないのに…」
そういえばさっきから漂っている甘い匂いは自分の体から出ているような…
そこで自分の手をよく見てみると…
「……え?砂糖菓子になってない…?」
「こなちゃんおはよ~」
「おっす、こなた」
「おはよ―…」
「どうしたの?いつものこなたらしくないわね」
あの後、お父さんにこのことを話し、猛烈な勢いで慌てふためいた挙句そのまま登校することにした
病院に行っても治してもらえないだろうし、まず第一に信じてもらえないだろう
そういうわけでとりあえずはこのまま生活して様子を見ることにした
「おっす、こなた」
「おはよ―…」
「どうしたの?いつものこなたらしくないわね」
あの後、お父さんにこのことを話し、猛烈な勢いで慌てふためいた挙句そのまま登校することにした
病院に行っても治してもらえないだろうし、まず第一に信じてもらえないだろう
そういうわけでとりあえずはこのまま生活して様子を見ることにした
「二人共…信じて聞いてくれる?」
「何よ改まって?いったい何なの?」
「ん?どうしたのこなちゃん?」
「実は…朝起きたら体が砂糖菓子になってた…」
二人は私の言ったことが信じられず、固まっていた。そりゃそうだよね
「……で、それは何のネタ?いい加減私たちにもわかる話題を出しなさいよ」
「いや、ネタとかじゃなくて本当のことなんだって!ならなめてみる?」
私は開いてる左手を差し出す
「な…なめるって…!あんたね…!ってつかさ!あんた何なめてんのよ!」
「あ!こなちゃん甘い!本当にお砂糖になってる!」
つかさは差し出された私の手の人差し指を口にくわえると、そういった
「でしょ?ほら、かがみんも遠慮せずになめてみなって!」
「じゃあ…少しだけ…」
ペロッ…
かがみは差し出された手ではなく、私の頬をなめた
「あ、本当だ、甘いわね」
予想外の場所にかがみの舌の感触とぬくもりを感じ、思わず飛びのく
「うひゃぁっ!ちょっと、かがみ!」
「な…何よ!」
「何でいきなり頬をなめるかな?つかさだって指をなめたのに…」
「あ……ごめん…つい……」
こんな風に弱気なかがみを見るとついいじりたくなってしまう
「何で頬をなめようと思ったの~?理由を詳しく知りたいな~?」
「っ……こ…こなたの頬がかわいいからよ!柔らかそうで、ぷにぷにしてそうだから、つい…そこを……」
「舐めちゃったというわけですね?かがみも結構かわいいねえ~」
「こ…こいつ……」
「まあまあ落ち着きたまへ~」
「誰のせいでこうなったと思ってんのよ!」
「何よ改まって?いったい何なの?」
「ん?どうしたのこなちゃん?」
「実は…朝起きたら体が砂糖菓子になってた…」
二人は私の言ったことが信じられず、固まっていた。そりゃそうだよね
「……で、それは何のネタ?いい加減私たちにもわかる話題を出しなさいよ」
「いや、ネタとかじゃなくて本当のことなんだって!ならなめてみる?」
私は開いてる左手を差し出す
「な…なめるって…!あんたね…!ってつかさ!あんた何なめてんのよ!」
「あ!こなちゃん甘い!本当にお砂糖になってる!」
つかさは差し出された私の手の人差し指を口にくわえると、そういった
「でしょ?ほら、かがみんも遠慮せずになめてみなって!」
「じゃあ…少しだけ…」
ペロッ…
かがみは差し出された手ではなく、私の頬をなめた
「あ、本当だ、甘いわね」
予想外の場所にかがみの舌の感触とぬくもりを感じ、思わず飛びのく
「うひゃぁっ!ちょっと、かがみ!」
「な…何よ!」
「何でいきなり頬をなめるかな?つかさだって指をなめたのに…」
「あ……ごめん…つい……」
こんな風に弱気なかがみを見るとついいじりたくなってしまう
「何で頬をなめようと思ったの~?理由を詳しく知りたいな~?」
「っ……こ…こなたの頬がかわいいからよ!柔らかそうで、ぷにぷにしてそうだから、つい…そこを……」
「舐めちゃったというわけですね?かがみも結構かわいいねえ~」
「こ…こいつ……」
「まあまあ落ち着きたまへ~」
「誰のせいでこうなったと思ってんのよ!」
―――この時はまだ、あんな心臓が止まりそうな事件が起こるとは思わなかった―――
「……ってなわけなんだよ。みゆきさん、こんな体になった理由わかる?」
「すいません、私も泉さんのような症状は初めて見るので…よくわかりません…」
「っていうかみゆきだけじゃなく全人類が始めてみる症状よそれは」
休み時間、いつものように私のクラスに来たかがみを入れた四人で話していた
話題の内容はもちろん私の体のことだった
「っていうかつかさ、あんたいつまでこなたの指なめてんのよ」
つかさはさっきから私の指をなめている
私の味が相当気に入ったみたいだ
「えへへ…だって、普段学校にお菓子とか甘いものを持ってこれないから、つい…」
「そういえば…」
ふとみゆきさんが口を開く
「砂糖菓子やアイスキャンディーなどのお菓子は、同じところを舐めているとそこのところから折れてしまう事が多いですけど、泉さんの指は大丈夫ですか?」
と不吉なことをいったその直後
「すいません、私も泉さんのような症状は初めて見るので…よくわかりません…」
「っていうかみゆきだけじゃなく全人類が始めてみる症状よそれは」
休み時間、いつものように私のクラスに来たかがみを入れた四人で話していた
話題の内容はもちろん私の体のことだった
「っていうかつかさ、あんたいつまでこなたの指なめてんのよ」
つかさはさっきから私の指をなめている
私の味が相当気に入ったみたいだ
「えへへ…だって、普段学校にお菓子とか甘いものを持ってこれないから、つい…」
「そういえば…」
ふとみゆきさんが口を開く
「砂糖菓子やアイスキャンディーなどのお菓子は、同じところを舐めているとそこのところから折れてしまう事が多いですけど、泉さんの指は大丈夫ですか?」
と不吉なことをいったその直後
ポキッ
小気味いいけれど何とも嫌な音が響いた
首をゆっくりと自分の手に向けると………
あら不思議!今さっきまであった自分の人差し指がなくなっています!
そしてその人差し指はつかさの口に!
首をゆっくりと自分の手に向けると………
あら不思議!今さっきまであった自分の人差し指がなくなっています!
そしてその人差し指はつかさの口に!
「「「「……………」」」」
三秒ほど時間が止まった
ちなみにこの間誰もザ・ワー○ドは使っていない
そして
ちなみにこの間誰もザ・ワー○ドは使っていない
そして
「「「「あああああああああああああああ―――――――――――――――っ!!!!!!!!!!!!!」」」」
四人そろって派手な悲鳴をあげてしまい、クラス中の注目を浴びてしまう
何もないように取り繕い、とりあえず皆からの視線から逃れる
「どどどどどどどどうしようみゆきさん!?!?!?どどどどどどどどうすればいいのかな!?!?かな!?!?!?!?」
「こここここここなちゃんのゆゆゆゆゆゆゆゆゆびががあああああああああ!!!!!!」
「ととととととととりあえずおおおおおちつきなさいよふたりとも!!!!!」
三人そろって(あくまでも小声で)慌てふためいている
落ち着けと言っているかがみも例外なく冷静さを完璧に失っている
「ああああああの!!もしかしたら……治せるかもしれませんよ?」
「「「えええっ!?!?どうやって!?!?!?!? 」」」
ものすごい迫力と勢いでみゆきさんに迫る
迫力に押されながらもみゆきさんが説明してくれた
「今の泉さんの体は砂糖菓子になっているので、飽和状態の砂糖湯につければ、くっつくかもしれませんよ?」
「「「それだ!!!!!いますぐやってみよう!!!!!」」」
みゆきさんをひっつかみ、四人そろって教室を出ようとした時に運悪く次の授業をするために黒井先生が入ってきた
「おうどうした?もう授業始まるから席に戻りや―」
「「「「せ……先生!!!具合が悪いので保健室に行ってきます!!!!」」」」
誰がどう見ても具合が悪いとは思えないほどの勢いで見え見えのウソを言うと、先生の返答も待たずに家庭科室にダッシュする
家庭科室にあった砂糖を(無断で)使って、1時間かけてじっくりと治した
指が何とか元通りにくっついて、4人とも心底ほっとした
四人そろって派手な悲鳴をあげてしまい、クラス中の注目を浴びてしまう
何もないように取り繕い、とりあえず皆からの視線から逃れる
「どどどどどどどどうしようみゆきさん!?!?!?どどどどどどどどうすればいいのかな!?!?かな!?!?!?!?」
「こここここここなちゃんのゆゆゆゆゆゆゆゆゆびががあああああああああ!!!!!!」
「ととととととととりあえずおおおおおちつきなさいよふたりとも!!!!!」
三人そろって(あくまでも小声で)慌てふためいている
落ち着けと言っているかがみも例外なく冷静さを完璧に失っている
「ああああああの!!もしかしたら……治せるかもしれませんよ?」
「「「えええっ!?!?どうやって!?!?!?!? 」」」
ものすごい迫力と勢いでみゆきさんに迫る
迫力に押されながらもみゆきさんが説明してくれた
「今の泉さんの体は砂糖菓子になっているので、飽和状態の砂糖湯につければ、くっつくかもしれませんよ?」
「「「それだ!!!!!いますぐやってみよう!!!!!」」」
みゆきさんをひっつかみ、四人そろって教室を出ようとした時に運悪く次の授業をするために黒井先生が入ってきた
「おうどうした?もう授業始まるから席に戻りや―」
「「「「せ……先生!!!具合が悪いので保健室に行ってきます!!!!」」」」
誰がどう見ても具合が悪いとは思えないほどの勢いで見え見えのウソを言うと、先生の返答も待たずに家庭科室にダッシュする
家庭科室にあった砂糖を(無断で)使って、1時間かけてじっくりと治した
指が何とか元通りにくっついて、4人とも心底ほっとした
……そのあと2時間じっくりと黒井先生に絞られたけれど…
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- 女の子はお砂糖とスパイスとステキなもので出来てるんです。
こなたの場合は ステキなもの=ゲマズ特典グッズとか? -- 名無しさん (2011-04-28 16:56:31) - 砂糖菓子という発想に脱帽 -- 名無しさん (2010-03-07 16:48:25)
- ↓続きならもうありますよ -- 名無しさん (2007-12-09 18:44:53)
- 差し絵のイラスト 可愛いです!続き楽しみです! -- 季蓑欄 (2007-12-09 18:41:27)
- グロと紙一重w -- 名無しさん (2007-10-08 17:36:37)
- 続き待ってますw -- 名無しさん (2007-09-09 01:57:06)
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