肓
総画:7画
字義:体の内部のよく見えない場所。横隔膜の上の隠れた部分。「膏肓(胸部と腹部の間)」
「病入膏肓」とは、昔、医術で、病気が治療しにくい所まで進行したこと。
音読:(コウ)
訓読:(むなもと)
胚
総画:9画
字義:①まるくふくれた腹。ふっくらとまるい胎児。
また、種の中の、芽となるべきまるくふくれた部分。「胚芽ハイガ」
②はらむ。腹の中に子をやどす。みごもる。「胚胎ハイタイ」
③まだ器にならないふくらませた陶土。
音読:(ハイ)
訓読:(きざ・し)(はじ・め)(はら・む)
熟語:【胚胎】ハイタイ
①身ごもる。
②物事が発生するはじまり。
③よくない事がらの原因がそこにあること。
胖
総画:9画
字義:①半分に切ったいけにえの肉。
②大きくひらいたさま。また、ゆたかに広がったさま。
③〔俗〕ふとっている。
音読:(ハン)
訓読:(ふと・る)(ゆた・か)
熟語:
胯
総画:10画
字義:①また。両足の間。∧型に開いたまたの間。〈同義語〉股。「胯下コカ(股下)」
②またぐ。〈同義語〉跨。
音読:(コ)
訓読:(また)(また・ぐ)(また・がる)
熟語:
脣
総画:11画
字義:くちびる。柔らかくふるえるくちびる。また、くちびるのような形をしたもの。〈同義語〉唇。
音読:(シン)
訓読:(くちびる)
脯
総画:11画
字義:①ほじし。むして平らにのばし、ほした肉。
②果実のほしたもの。「杏脯キョウホ」
③昔の極刑の一つ。罪人を殺して、その肉を平らにのばし、ほして塩漬づけにする。
「脯醢ホカイ」
音読:(フ)(ホ)
訓読:(ほじし)
腆
総画:12画
字義:①あつい。手あつい。ていねいなさま。「腆志テンシ(手あつい心)」
②ゆきとどいて数がおおい。「腆腆テンテン(数が多いさま)」
③よい。かっこうがよい。〈類義語〉典。
音読:(テン)
訓読:(あつ・い)(おお・いに)(てあつ・い)
熟語:【腆贈】テンソウ 手あつい、りっぱなおくりもの。
脾
総画:12画
字義:①五臓の一つ。胃の左下、腸の上に、うすく平らにくっついている内臓。
衰えた赤血球をこわし、白血球をつくる働きをする器官。脾臓ヒゾウ。
▽漢方医学では胃を助けると考えた。
②「脾気ピイチイ」とは、怒りやすい性分。かんしゃく。
③股(また)のこと。また、ももの肉。▽髀ヒに当てた用法。
音読:(ヒ)
訓読:(ひぞう)(もも)
腴
総画:13画
字義:①下腹部が太る。こえる。
②地味がゆたかにこえている。「膏腴コウユ(地味がこえている)」
③あぶら肉。また、豚・犬のあぶらぎった腸。
音読:(ユ)
訓読:(あぶら)(こ・える)(ゆた・か)
熟語:
膠
総画:15画
字義:①にかわ。器物を接合させる接着剤。動物の皮や骨を煮つめてつくる。
②ねばるもの。にかわ状の液。「樹膠ジュコウ」
③にかわする。ねじりあわせて結合させる。また、ねばってくっつく。
④ねっちりと結合してとけない。「膠漆之交コウシツのまじわり」
音読:(コウ)
訓読:(あや・まる)(かた・い)(つ・く)(にかわ)(にかわ・する)(みだ・れる)
熟語:【膠漆】コウシツ にかわと、うるし。互いにぴったりと交わりあって、はなれないこと。
かたく親しい交わりのたとえ。
膩
総画:16画
字義:①あぶら。ねっとりした脂肪。〈類義語〉脂、油。
「臙膩エンジ(化粧品)」「垢膩コウジ(ねばったあか)」
②あぶらっこい。ねっとりしたさま。
「油膩ユニ・ユジ(あぶらっこい)」「細膩サイジ(きめこまかくねっとりした)」
音読:(ジ)(ニ)
訓読:(あか)(あぶら)(あぶらあか)(なめ・らか)
膾
総画:17画
字義:①なます。生の肉を細く切り、彩りよくとりあわせたもの。
②〔国〕なます。大根・人参などを細く切って酢であえた食べ物。
音読:(カイ)
訓読:(なます)(なます・にする)
熟語:【膾炙】カイシャ ①なますと、あぶり肉。
②人々の口にのぼり、もてはやされる。
臂
総画:17画
字義:①ひじ。肩から手首に至る腕全体の部分。人体の外側の壁に当たる部分。
▽肘と区別する場合は、腕の上半部をいう。〈類義語〉肘。
②動物の前足。「猿臂エンピ」
音読:(ヒ)
訓読:(うで)(ひじ)
臍
総画:18画
字義:①へそ。ほぞ。人体の上下左右からみて斉然とまん中にあるへそ。
「臍帯セイタイ(へそのお)」
②へそ。ほぞ。へそのように、中央にあってくぼんだもの。
「瓜臍カセイ(うりのへそ)」「団臍ダンセイ(めすがにのまるい腹あて)」
「尖臍センセイ(おすがにの三角の腹あて)」
音読:(サイ)(セイ)
訓読:(へそ)(ほぞ)
臑
総画:18画
字義:①柔らかい肉。
②肉のついたうで。うでの上半部。「熊臑ユウドウ(くまの前あしの柔らかい肉)」
③〔国〕すね。ひざから足首までの部分。
音読:(ジ)(ジュウ)(ドウ)
訓読:(すね)(に・る)(やわ・らか)
熟語:【臑羔】ジュコウ 煮た小羊の柔らかい肉。
臘/臈
総画:19画
字義:①年末の祭礼。その年に生じた百物を並べ集め、ひとまとめにまつって年を送る祭り。
「臘祭ロウサイ」
②「臘月ロウゲツ」とは、臘祭ロウサイのある月ということから、陰暦十二月のこと。
③僧侶ソウリョになってからの年数。「僧臘ソウロウ」「法臘ホウロウ」
④〔俗〕「臘肉ラアロウ」とは、塩漬づけにした干し肉のこと。▽冬につくることから。
音読:(ロウ)
訓読:(く・れ)
熟語:
最終更新:2009年01月29日 15:36