雉
総画:13画
字義:①きじ。野鳥の名。形は鶏に似て、尾が長い。「山雉サンチ」
②築地や城壁の大きさをあらわすことば。一雉は、高さ一丈、長さ三丈のこと。
③かき。土をつき固めた城壁。▽幾雉もの壁をつき固めることから。「雉門チモン」
④直線状のひもや棒。
音読:(ジ)(チ)
訓読:(きじ)
雋
総画:13画
字義:①形のととのった鳥。
②やわらかい鳥の肉。
③すぐれる。すぐれている。すらりとしている。〈同義語〉俊。「雋乂シュンガイ(=俊乂)」
音読:(シュン)(セン)
訓読:(すぐ・れる)
熟語:【英俊】エイシュン 非常にすぐれている。また、そのような人。『英雋エイシュン・英哲エイテツ』
雍
総画:13画
字義:①やわらぐ。やんわりとつつんださま。やんわりとかかえこむ。
また、なごやかに保つ。「雍和ヨウワ」
②ふさぐ。ふさいで、通路を通じなくする。また、ふさがれて通じない。
〈同義語〉壅。
③いだく。両手と胸の間にだく。〈同義語〉擁。「雍樹ヨウジュ」
④まわりに堀をめぐらした建物。学校。〈同義語〉廱。「辟雍ヘキヨウ(学校)」
⑤中国古代の九州の一つ。今の陝西センセイ省北西部から、甘粛省にかけての地。雍州。
⑥秦シンの国のおこった地。今の陝西省中部の宝鶏・岐州のあたり。
音読:(ユ)(ヨウ)
訓読:(いだ・く)(ふさ・ぐ)(やわ・らぐ)
熟語:【雍塞】ヨウソク =壅塞。あふれる川の水などをふさぎとどめる。
【雍睦】ヨウボク なごやかでむつまじい。『雍穆ヨウボク』
【雍樹】ヨウジュ 小児をだきかかえる。
▽だかれた子が、木にぶらさがったようであることから。
雕
総画:16画
字義:①わし。猛鳥の名。円を描いて大空をめぐるわし。〈類義語〉鷲シュウ、鷙シ。
②きざむ。える。一面に細かい模様をつける。全面にわたって、まんべんなくほりつける。
〈同義語〉彫。〈類義語〉鏤ル/ロウ。「雕玉チョウギョク」
③しぼむ。なえる。草木が枯れて、ぐったりとたれさがる。
また、弱り衰える。▽凋チョウに当てた用法。〈類義語〉吊チョウ(ぶらさがる)。
④「雕雕チョウチョウ」とは、細かい模様があざやかにめだつさま。
音読:(チョウ)
訓読:(え・る)(きざ・む)(ほ・る)(わし)
熟語:
最終更新:2009年01月28日 19:06