森はなに色

森はなに色(もりはなにいろ)は粕谷紀子の漫画作品。週刊セブンティーン1980年48号~1982年42号連載。単行本は全7巻。うち、1-5巻2/3が第一部、5巻1/3-7巻が第二部。

登場人物

第一部

  • 如月裕子
名門女子校の白珠高校1年。ホステスの母と二人暮らし。

  • 甲斐照己
城南高校2年で愛称はカイ。
医者の息子で、医師として離島に行くのが夢。けれど内気で女の子と話すのが苦手。
幼なじみのシュンに憧れ、シュンのようになりたいと願っていたが…

  • 港 俊輔
城南高校2年で愛称はシュン。八百屋の息子。プレーボーイでやや不良。パイロットになる夢をあきらめた。
カイとは幼なじみで親友。

  • 如月しず子
裕子を身ごもったとたん、駆け落ちした男に捨てられる。以後水商売をしながら、女手ひとつで裕子を育てる。
もともと網元のお嬢さんだった。

  • 麻理
長野県のロッジ(民宿)の娘。17歳。
長野を訪れたシュンを追いかけて、横浜まで出て来たが
裕子がカイと交際しながら、シュンと肉体関係を持ったことを不快に思いカイに教えてしまう。

  • 貞二(ジョージ)
横浜の暴走族。裕子を執拗に狙った。
年上の恋人とその子供に接する中、暴走族から足を洗うことを決意し、ラーメン店で真面目に働く。

  • 一瀬
長野県の開業医で、カイの父の知人。

  • 蓮見えり子
長野県の大規模農園のお嬢さん。父は市議会議員。行き倒れた裕子を救い、親切にする。
社交的な美人だが、非常にわがまま。しかしそれらは恒に恋人扱いされない悔しさの当てつけだった。

  • 恒(ひさし)
えり子の3歳年上の従兄弟で幼なじみ。えり子の目付役として、農園を手伝っている。

  • しなちゃん
裕子の親友。


第二部

  • 港 裕子
シュンの死後、高校・看護短大を卒業し、看護婦として働きはじめた。

  • 甲斐照己
K大医学部にストレート合格し、現在は3年生。諸口教授に目をかけられている。
シュンの死後、裕子親子を見守る役目を自らに課す。

  • 諸口貴美子
諸口教授の令嬢で高校2年生。素直で苦しみを知らない少女。
家庭教師に来たカイに素直に恋してしまうが…
最終更新:2022年02月04日 19:56