土地の守り神

タブンネは繁殖力が恐ろしく高いポケモンである。
その生息地はイッシュ中に広がっており、生態系ピラミッドの
弱者にも関わらず至る所でタブンネ達を見かける。
だが不思議なことにタブンネによって農場が荒らされた話は
イッシュ地方に置いてはほとんど聞いたことはない。
今回はその真相を突き止めてみたいと思う。

「お腹空いたミィ。ご飯食べたいミィ...。」
早速タブンネを発見!翻訳機のおかげで何を考えてるのかもばっちりだ。
比較的毛並みが整えられておりまトレーナーに捨てられて間もないのだろう。
「あっ!おいしそうな野菜だミィ!」
タブンネが目にした先は程良く熟れたカボチャが並んでいた。
「ミヒヒッwいただくミィ!」
ドヤ顔で畑にダッシュするタブンネだがそうは問屋が卸さない!
タブンネの周りに大量のストーンエッジが降り注いだからだ。
「B・A・K・A・もおおおおおおおおんん!!!」
某派出所の部長の如く叫びうながらあるポケモンが姿を現した!
イッシュ伝説のポケモン、ランドロスだ!
「畑を荒らすとは言語道断!このワシ自ら天罰を下してくれるわぁっ!!」
怒りの怒声を皮切りに再びストーンエッジの構えを取るランドロス様。
「待つミィ!タブンネ何も悪いことしてないミィ!ちょっとお腹空いたから
お腹いっぱい食べたいだけミィ!」
「農家の魂の結晶たる畑を荒らそうとした地点で何を言うかぁっ!!
奥義!十二王方牌dじゃなかった...ストーンエッジィィィィ!!!」
岩の刃が意思を持ったように駆け抜ける!鈍足のタブンネでは
避ける術など何一つとしてなかった...。

「成程、全てはランドロス様のおかげ...か。」
タブンネ達が滅多に農場に手出ししないのはイッシュ中を
ランドロス様が見張っているからだろう。
以前愛護団体がほざいていたタブンネはイッシュ中の見守っている
などと言うふざけた説は当然否定されて行くだろう。
野生のハーデリア達の食事になった先程のタブンネを見ながら私はレポートを書き終えた。
最終更新:2014年10月07日 22:19