無題31

398 名前:1/5[sage] 投稿日:2011/09/06(火) 21:28:26.40 ID:VafV5Ftu
「あっ、ああっ、あああああああああ~っ!」
「うっ!」
真っ白な背中を眺めながら、俺はまた熱く滑る秘孔の中に精液を吐き出す。
「はぁ…はぁ…」
ぐったりと倒れこんだ彼女のあそこから肉棒を抜き出し、俺はその場にしゃがみこんだ。
ふと辺りを見回してみると、部屋のそこかしこに、全裸の女性が倒れこんでいた。
誰一人の例外もなく、股間から白濁した粘液を垂れ流しながら…
「お疲れ様、勇介」
盆に乗った水と蒸しタオルを差し出したのは、この場で唯一服(なぜかミニスカメイド服)を着ている女性、俺の姉だった。
「ね、ねえちゃ…」
「まずは喉を潤しなさい。ほら、注いであげ――キャッ!」
一々コップに空けるのももどかしく、姉が抱えたペットボトル(1L入り)をひったくるように奪うと、そのままぐびぐびとラッパのみする。
「ぷはーっ!…生き返った…」
「クスクス…随分と頑張ってたもんね?」
半分以上を一気飲みしてやっと一心地つく。
タオルで汗を拭き始める姉の顔を眺めながら、俺はようやく今日ここに来た理由を問いただした。
「で、姉ちゃん。何の用なんだ?態々人をこんなところに呼び出して?」
今日は俺の18歳の誕生日。かねてから『今度の誕生日にはスゴイものをプレゼントする』と言っていた姉に呼ばれ、こんな高級そうなホテルにやってきていた。


399 名前:2/5[sage] 投稿日:2011/09/06(火) 21:29:43.46 ID:VafV5Ftu
「あら?『何の用』とはごあいさつね?今日は勇介の誕生日でしょう?だからプレゼントを用意したのよ」
指定された部屋に入ると、そこに待ち構えていたのは、20人あまりの女性。下は小○生くらいから上は30後半の女性達。しかもキレイ系から可愛い系、グラマーからスレンダーまで千差万別。
みな服や下着は着けておらず、首元に赤いリボンをしただけでほぼ全裸と言っていい状態だった。
そんな女体の群れを見せ付けられた俺は、理性がブチ切れる音を確かに聞いた。
結果、ついさっきまで女のカラダを本能の赴くまま、思う存分貪っていたのだ。
「プレゼント…ってまさか」
「そ。あんた前から言ってたじゃない。『ハーレムを作って1日中ヤりたい』って。だからその夢を叶えてあげたのよ」
「…………」
正気かよコイツ…確かに今まで彼女なんて出来たためしもなく、告白をしたこともなければされたこともない。
だが女に興味がないのかと言われれば断固『否』と答えよう。俺だって男だし性的なもの、とくに男女の交わりにはかなりの興味がある。
逆に言えば、彼女にしたいと思った女性がいるわけではなく、ただ『ヤッてみたい』と思っただけなのだ。
「どうしたの?もっと嬉しそうな顔しなさいよ」
姉が何かのたまっているが、頭が真っ白になっている俺は、言葉を理解できず右から左に聞き流していた。
「なぁ…この人達は…?」
辛うじて尋ねるも、
「別にどうでもいいじゃない。コイツらはオモチャ。ただヤるためだけの人形。何て言うんだっけ?『だっちわいふ』っていうの?アレだとでも思ってなさい」
無表情で返された。っていうか人を人形って…
「さて、じゃあそろそろ次は私の番かな?」
胸元をはだけ、メイド服のままスカートからパンティを引き抜く姉。
「へ?」


400 名前:3/5[sage] 投稿日:2011/09/06(火) 21:31:20.21 ID:VafV5Ftu
「『へ?』じゃないでしょ?今日はあんたの誕生日。同時に私の誕生日でもあるの」
そうだ。俺と姉は6つ年は離れているが、同じ日に生まれたのだった。
「ああ…それが?」
「鈍いわねぇ…私はあんたにプレゼントを渡した。だから今度はあんたが私にプレゼントする番だって言ってるのよ」
「ちょ…」
突然の催促に言葉が出ない。確かに今日は姉の誕生日でもあるが、『別にあんたは何にも用意しなくていいわ』と言われたのを真に受けていた。
「大丈夫。あんたは何もしなくていいの。私が勝手に貰うだけだから」
そう言って俺を押し倒す姉…ってあれー?
「か、身体が動かない…?」
「ま、そりゃあれだけブッ通しでヤリ続ければね。でも~」
急にニンマリと両口端を持ち上げる。
「ここは元気よねぇ~?」
「ぁぅっ!」
起立したままのモノをゆっくりとしごき始める。
「私からあんたへのプレゼントは、20人以上の妾。あんたが私にプレゼントするのは正妻の座。ホラ、平等な取引でしょう?」
何が平等か。
そう指摘したいが、口も舌も痺れてきた。
「ねぇ…いいこと教えてあげようか?」
俺の耳元で囁く。
「コイツらね?今日が終わったらどうなると思う?」


401 名前:4/5[sage] 投稿日:2011/09/06(火) 21:32:41.03 ID:VafV5Ftu
「っ!」
平坦な声に背筋がゾッとする。
「クスクス…」
「ま、まさか…」
「用が済んだ人形は用済みよね?用済みになった人形は…どうすると思う?」
「…………」
「あんたが手をつけない女はそのまま解放してあげようと思ってたんだけど…あんた全員とヤっちゃったわよね?」
カタカタ、とどこから音が聞こえてくる。それが俺の口元から聞こえるのだと言うことを理解するのに数秒かかった。
「姉ちゃ…」
「クス…安心しなさい。私も鬼じゃないわ。あなたが条件を飲んでくれたら、この子達には何もしない。あんたが望むならこのまま開放してもいい」
「条…件…?」
「そ」
全てを癒す天使のような、全てを呪う悪魔のような、そんな顔で、姉は文字通り、悪魔の取引を持ちかけた。
「私を愛しなさい。女として愛しなさい。朝も、昼も、夜も。健やかなる時も病める時も、全て私を一番に愛しなさい。」
俺の両頬を抑え、ゆっくりと顔を近づける姉。
「私だけを愛せとは言わない。私だけに愛を囁けとも言わない。でもね?」
自分の唇に姉の息がかかるのがわかる。
「あなたの一番は私。あなたが一番愛しているのはこの私。他の雌に誘われようと、他の女に誑かされようと」


402 名前:5/5[sage] 投稿日:2011/09/06(火) 21:33:52.78 ID:VafV5Ftu
唇が触れ合うか触れ合わないか、もうそこまで姉が近付いてきている。



「必ず私のところへ帰ってきなさい」



唇が重なる。俺は返事を返せなかった。
だが…答えは決まっていた。

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最終更新:2011年09月20日 00:32
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