妄想のごった煮

248 名無しさん@ピンキー 2008/04/29(火) 09:40:35 ID:h1fU7f64
「ごめんなさい。私・・・焼きそば屋の娘として焼きそばにマヨネーズまでは許せても、
 あなたみたいにマヨネーズとさらにケチャップをかけるような人は許せないから。
 だから・・・だから、ごめんなさい!」
「待って! マヨネーズだけでも美味しいけどケチャップをかけることでさらに美味しいから!
 まっ・・・お、美味しいからー!」
俺の必死の呼びかけにも彼女は振り返ることもなく、こうしてまた一つ俺の苦い青春の1ページが追加された

「というお話だったのサ。何で彼女の前で焼きそば食べてないのにそれを知ってたかは謎だけど」
落ち込んでいた俺を見かねて慰めに来てくれた幼馴染に説明すること約20分。
ついこの間出来た心の傷を自分から説明する羽目になり心が痛かったです。
「良伸もあたしもいつも食べ物関連で振られるねぇ~。
 そんなに食べ物の好みは悪くないと思うんだけど。まぁこういうときには自棄食いしますか」
そういうと幼馴染の町子はコンビニ袋からおもむろにおにぎりを取り出した。
きっとこうなることを見越して買っておいたのだろう。
「すまないね。振られるたびに慰めてもらっておまえと姉ちゃんには頭が上がらないよ」
「いいっていいって、あたしと良伸の仲じゃないの。ほんじゃまいただきまーす」
さすがに4回も5回もこんなことになってるとなれた物で
あからさまに同情しない町子の姿勢におもいやりを感じるとともにありがたい気持ちでいっぱいになる。
「ハムッ ハフハフ、ハフッ!!」
ありがたい気持ちがあふれはするがやはりこいつの食べ方はどこかおかしい気がする。
いやうまそうに飯を食うのは確かだがなんかこう・・・心の狭い男には受け入れてもらえないだろうと思う。

「しかしあれだね、お互い異性運ってもんがないねお互い顔はまぁまぁそこそこはいいと思うんだけど」
3つ4つおにぎりを食べ終えたあたりで唐突に町子が言い出した。
そういえばこいつも今まで彼氏が出来た例がなかったな
「そうだよな。俺たちそんな顔は悪くないよな・・・そこまで俺たちの食事って致命的なのか?」
「そんなことはないと思うけどねえ、でもあたしはこの食べ方直さないと彼氏も出来そうにないなぁ」
たしかに一般受けするような食べ方でもないけど変えようとして変えられるものなのだろうか?
「食いあわせは変えられるかもしれないけど変えたくはないよな。でも変えないと恋人も出来そうにないのか。むむむ
 あーもうお前でいいや、結婚して」
言い終わるとほぼ同時に町子の口からライスシャワーがバフゥッ! と噴射。
結婚とかけてこんな体を張ったギャグとはとんだサービス精神だ
「いきなり何言い出すの!? 振られすぎて頭がかわいそうになっちゃったの!?」
「何を失礼な。気心も知れてるし俺はあんま食い方気にならないしこれは双方にいいのではないだろうか
 と思っての発言だ。姉ちゃんも町子と仲いいだろ? 俺も割と町子のことも好きだしな」
顔を赤くした町子もなかなかいい顔してると思うし。と続けるとさらに赤くなったこれは脈ありなのではなかろうか
「と、とにかくいきなり言われても困るから一旦保留! しばらく考えてから答えだすからまってて!」
そういうと町子はそそくさと自宅へと帰っていった。いい答えが返ってくるといいが。



249 妄想のごった煮 sage 2008/04/29(火) 09:41:38 ID:h1fU7f64
※ ※ ※

ついにこの時が来てしまったしまった、としか言いようがない。
私と二人いつまでも幸福に過ごせるように育て守ってきた弟を我が物にする上で一番の障害になるだろう
良伸の、そして私の幼馴染の町子がついに良伸とくっつきそうになってしまった。
いつか来るだろうとは思っていたがまさか良伸のほうから告白を飛ばしてプロポーズするとは思いもしなかった。
非常時のためにカメラと盗聴器を仕掛けておかなければ手遅れになるまで気付かなかっただろう。危ない危ない
男言葉の姉でも受け入れてくれた良伸、悲しいときには慰めてくれた良伸、
鎖骨のラインがセクシーな良伸、性に目覚めた頃に仕掛けた私の下着で自慰行為を覚えた良伸、
はぁ、はぁ、良伸可愛いよ良伸・・・おっとついトリップしてしまった。
とにかくそろそろ既成事実を作ってもいい頃合だろう。早速あれを準備せねば

※ ※ ※

姉ちゃんも落ち込んだ俺を気にかけていてくれたようで「いい物を見せてやるから付いて来い」と言われ、
姉ちゃんの厚意を無碍にする気もない俺は誘われるままホイホイ姉ちゃんの部屋について行っちゃったのだ。
「この布をかぶせてある物体だ。きっと驚くだろうから心の準備をしてから布をめくってくれ」
そういった姉ちゃんの先には布がかぶせてある70~80cmくらいの物体が床においてある。
「いったいなんなのさ姉ちゃん、なんか振られただけなのにこんな大掛かりな物まで用意して。
 なんかの記念日でもないし、なにか姉ちゃんにも有ったの?」
「私には特に何もなかったさ、むしろこれからあるというかなんというか。とにかく早く布をめくってくれ」
待ちきれないかのような姉ちゃんの急かすような物言いに押され布をめくり何があるのかを見ると、

それは 玩具と言うにはあまりにも大きすぎた
大きく 醜く 重く そして毛深すぎた
それはまさにファービーだった

姉ちゃんこれは? と問う間もなくファービーが光を放ちそのまま俺は意識を 手放 し た  。



250 妄想のごった煮 sage 2008/04/29(火) 09:42:29 ID:h1fU7f64
※ ※ ※

気が付いたときには俺は姉ちゃんに覆いかぶさり腰を振っていた。
俺の動きに合わせて姉ちゃんのだらしなくもけしからん大きな胸がゆさりゆさりと揺れる。
驚きのあまり動きを止めた俺に気付いたのか姉ちゃんがすがるような目で俺を見つめる。
「良伸? 正気に戻ってくれたのか、良伸?」
「姉ちゃん、なんでこんなことに・・・?」
「珍しい物を見せれば元気になるとおもって大型ファービーを見せたら、
 良伸が『ナデナデシテー』と言ってきて、つらいことがあったんだから甘えさせてあげようと思い
 近づいたら良伸が無理矢理私の初めてを・・・!」
言われて結合部をみるとそこには慎ましく黒い草原を携えた秘裂が
俺の聞かん棒によって押し広げられている光景に目を奪われた。
1分少々じっくりと眺めたあとに本来の目的を思い出し注意深くみると
確かに血液だと思われる赤い物がこびりついている。
「今の話・・・本当 なの?」
声に気付き目を向けるとそこには驚愕に顔を染めた町子がいた。
「プロポーズしておいてその日のうちにお姉さんを襲うなんて・・・」
何が起こっているか把握し切れていない俺には
そう呟き走り去っていく町子を呆然と見ることしか出来なかった・・・。

※ ※ ※

・・・何とか万事うまく行ったな。
今私の横では茫然自失といった様子の良伸が横になっている。
射精までは導けてはいない物の一応抱かれることと呼び出した町子にその場面を見せ付けることには成功した。
精神的にも追い詰められている状態だろうから
今日使った洗脳ファービーを利用すれば私に依存させることが出来るだろう。
今まで良伸といい感じになった女性に嫌いになりそうな情報を流した甲斐があったというものだ。
とりあえずこれからは邪魔者が出ることもないだろうから洗脳ファービーを作ってくれた礼を母にしつつ、
一歩ずつ確実に理想の幸福な未来に近づけて行こうじゃないか。まずは町子へのフォローからだな
「これからしばらくは大変だろうけど二人で協力し合って幸せになろうな。良伸」
口の中で呟き、これからの生活に思いをはせつつ良伸と一緒に眠ることの出来る幸福をかみ締めることにした。

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最終更新:2008年05月04日 22:29
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