天国への扉 後編

182 天国へ扉 後編 sage 2008/07/05(土) 07:35:05 ID:6/rOwjCL
コンコン
ボクは姉さんの部屋のドアのノックする。
「姉さん、入っていい?」
「ああ、いいよ。入っておいで。」
中に入ると、本の香りが漂ってきた――姉さんの部屋には大きい本棚があって『ぼくのだい
ぼうけん!』とか『少年愛の美学』といったタイトルの本がたくさんある。前、訊いたら
姉さんは将来保母さんになりたいらしくて、そのための参考資料なんだって――ボクの大好
きな匂いだ。
姉さんはボクと同じパジャマ姿でベットの上で座っていた。
「姉さん、いいものってなに?早く見せてよ。」
ボクはもう待ちきれなくて、早口で訊いた。
「和希、そう焦るな。いま教えてあげるから、隣においで。」
姉さんはなかなか教えてくれない。隣に座り、はやく、はやくと姉さんにおねだりする。
姉さんはボクの耳元に顔を近づけ、小さな声でようやく教えてくれた……のだけれどあまり
にも予想外の答えにボクは思わず訊き返した。
「てっ天国?ボクに見せたいものって天国だったの?」
「そうだよ。」
姉さんは涼しい顔をして答えた。
「姉さん、それはいくらなんでも冗談でしょ? だって天国は死んだ人しかいけないんだよ。」
「ふふ、普通はそうだね。でもある儀式をすることで生きていても天国にいけるんだよ。」
「ほんとに?」
「本当だとも、姉さんがいままで嘘をついたことがあるかい?」
「それは、ないけど……。」
「だろ? じゃ、今から早速その儀式をするから仰向けになって目を瞑ってごらん。」
ボクはまだ姉さんの言うことには半信半疑だったけれど、姉さんがいうんだから、間違いな
いはずと思い、姉さんの言うとおり仰向けになり目を瞑った。
目の前が真っ暗になる。しばらくすると、ボクの腕が持ち上がり、シュルシュルと音が鳴っ
た。ボクがなんだか少し怖くなって声を出そうとした矢先――


183 天国へ扉 後編 sage 2008/07/05(土) 07:36:05 ID:6/rOwjCL
「目を開けてごらん。」
姉さんの声がきこえてた。ゆっくりと目を開ける。辺り見回す。ボクの両手はベットに紐で
括り付けれ、姉さんがボクの上に跨り楽しそうに微笑んでいた。
「なんでこんなことするの? これじゃ手が動かせないよ。それにボクの上に跨ってこれ
 からどうするの? そういえば、儀式って具体的になにするの?」
次々と湧き上がってくる疑問を姉さんにぶつける。
姉さんは少しイラついた様子で
「和希、そのうち全部分かってくるから少し黙れ。これじゃ興が冷めてしまう。」
姉さんに怒られてしまった。ボクは悲しい気持ちになりおとなしく黙って様子を窺うことに
した。姉さんはそんなボクの様子をみて満足したのか、ボクのおでこに優しくキスをした。
その後、姉さんはボクのズボンに手をかけると下着ごと一気に脱がした。
おちんちんが外気にさらされ、スゥースゥーする。姉さんが舐め回すような目でおちんちん
を見ている。そんなに見られると恥ずかしい。
ひとしきり見た後、姉さんはまるでハンバーガーにかぶりつくみたいにボクのおちんちんに
かぶりついた。びっくりしたボクは思わず女の子みたいな声をだした。
「きゃっ! 姉さんなにをするの? そんなとこ、口にいれたら汚いよ!」
「ふふ、見ていろ。和希。今からお前のこの可愛いおちんちんの偉大なる秘密を御覧に
 いれよう。」
と姉さんは芝居がかった口調でボクのことを無視して言うと、口に咥えたおちんちんを
舌で転がしだした。少しくすぐったい。すこしすると、なんだかおちんちんがポカポカして
きた。ああ、お風呂に入ったみだいだなと思っていると今度はジンジンしてきて急に痛くな
ってきた。
「姉さん、なんだか痛くなってきたよ。」
とボクが言うと、姉さんは少し物足りなさそうな顔をして
「ん? なんだもう痛くなったのか?仕方ないな。」
と言って口からおちんちんを吐き出した。それをみたときボクは驚嘆した。だって、なんと
ボクのおちんちんが――今まで姉さんの口に隠れて気づかなかったけれど――大きくなって
先の方から何かピンク色のものが少し顔をのぞかせ、白い液をだしていたんたんだ。
「姉さん! 大変だ! ボクのおちんちんが大きくなってる! それに何か変なものが見え
 ておまけに白いオシッコみたいなのがでちゃってる!」
ボクがそう叫ぶと、姉さんはクックッと笑いをかみ殺し、
「驚くのはまだ早いよ。実は和希のこれはもう一段階進化するんだ。少し痛いが我慢しろ。」
え? 痛いの? ちょっと待って。まだ心の準備がとボクが思っていると、姉さんは
いきなりおちんちんの先の方の皮膚を掴むと根元にひき下ろした。その瞬間、おちんちんは
ピリッとしてヒリヒリした。ヒリヒリしている部分を見るとさっきまで少ししか見えて
いなかったピンク色の部分が完全に顔を覗かせていた。その様はモグラが地中から顔を出し
いるみたいだ。
「さあ、和希、これで完成だよ。これをよく観察するんだ。これは一体なんに見える?」
姉さんがそう言ったので、よく観察してみる。観察すればするほど元のおちんちんとは
かけ離れている。まず大きい。それになんか血管みたいのもみえるしそれでもって先の方に
モグラがいるし、おまけにピクピクしている。そこから導き出されるボクの答えは……。


184 天国へ扉 後編 sage 2008/07/05(土) 07:38:02 ID:6/rOwjCL
「スーパーマンの腕だ。でしょ?」
姉さんの顔を見る。ポカンとしている。外れかな?
「ま、まぁ、想像力豊かなお前にはそう見えるかもしれないが、違うよ。正解は天国の扉
 を開くための『鍵』だよ。」
「鍵? ボクのおちんちんは天国の扉の鍵だったの?」
「そうだよ。お前のおちんちんは天国へ行くための唯一にして絶対の『鍵』だよ。これが
 お前のおちんちんの偉大なる秘密だよ。」
すごいよ。姉さん。ボクはすごいことを教えてもらった。ボクのおちんちんはオシッコを
するとこだと思っていたけど、実は鍵だったなんて! 感動に浸っているとある疑問が
頭をよぎった。これが鍵なら扉はどこにあるんだろ? 考えていると、姉さんが口を開いた。
「さて、そろそろ儀式もフィナーレだ。だがその前に、和希が今考えているであろう疑問
 に答えておこう……。扉は私だよ。私にはお前の『鍵』を差し込むための『鍵穴』が
 あるからな。」
姉さんはやっぱりすごい。ボクが疑問に思っていたことをピタリと当てるんだから。
「準備はいいかい?」
姉さんが尋ねる。いよいよだ。もう少しでボクは天国を見れる。天国はどんなとこなんだろ?
ボクは期待に胸を高らせながら頷いた。
「いい子だ。それではフィナーレだ。待ちわびたぞ。では、和希に私の『鍵穴』をみせよ
 う。」
姉さんはズボンとパンツを脱ぎ捨て、股をボクに見せ付けた。
「見えるか? 和希これが『鍵穴』だよ」
目を凝らすとと姉さんの股に割れ目が見える。ボクが見たのを確認すると姉さんは
その割れ目を両手で左右に開いた。そのおかげて中がよく見える。確かに鍵穴みたいに
なっているけれど、ボクの想像とは大分違っている、なんてゆうか、その……
「姉さん、そこに鍵を差し込むの? だったらボク嫌だよ。なんだかグロテスクだし、
 透明な液もたくさんででるし、ボク怖いよ。」
思いきって言ってみる。
「そうだよ。怖いのか? 和希? グロテスクなのは目を閉じて我慢しなさい。この液は
 『鍵穴』を錆びさせないため油だよ。だから心配ない。分かったか? どちらにせよ
 こんなとこで中止はなしだ。」
と言うと、姉さんはボクに跨ったまま問答無用でボクの鍵を姉さんの鍵穴にゆっくりと
差し込んだ。ボクのおちんちんがスッポリと鍵穴に収まる。
「ああ! 和希! 見ているか? 今、私とお前はひとつになっている! 素晴らしいよ!
 私の長年の夢が叶ったよ!」
興奮ぎみに姉さんは言った。それから姉さんは荒い息を吐きながら荒々しい獣のように
激しく腰を振り出した。


185 天国へ扉 後編 sage 2008/07/05(土) 07:39:08 ID:6/rOwjCL
姉さんの鍵穴の中はとても熱い。火傷しそうなくらいだ。ボクのおちんちんは強く締め付け
られる。姉さんが腰を動かすたび、グチュグチュと音が鳴る。
ボクはいままで味わったことのない感覚の中にいた。なんだか意識が薄れてきた。
急にボクが溶けてなくなってしまう感じがし、それと共に無性にオシッコがしたくなった。
ボク怖くなってしまい、必死に姉さんに訴える。
「姉さん! ボク怖い! とても怖い! このままいったらボク無くなっちゃうよ!ボクが
 消えちゃう! それにボク、オシッコが出そうなんだ! だからもう止めてよ! 姉さん
 !」
ボクは懸命におちんちんを引き抜こうとする。しかし、両手が縛られてるせいで、どうにも
できなかった。
「姉さん! 姉さん! この紐を解いて早く! じゃないとボクもう我慢できないよ!」
ボクは分けが分からなくなって泣きながら叫んだ。
「和希、それでいいんだ! 私の中にオシッコを出すんだ! 天国は、ニルヴァーナは
 その先にあるんだ! 共にいこう! か…ず……」
姉さんの声が聞こえなくなってきた。ボクはオシッコを姉さんの中に出した。意識が飛んで
いくのがわかる。その瞬間、ほんの刹那、ボクはすべての存在と一体となった気がした。
……ああー、姉さん、天国だ、ほんとに天国がみえるよ……
こうしてボクは意識を失った。




隣で和希が安らかな寝息をたてている。頬には涙の痕がみえる。
少し無理をさせすぎただろうか。悪いことをしたかな。起きたら謝ろう。
和希の頭をなでる。
「愛ししてるよ。私の可愛い和希。」
そういって私は和希の唇にキスをした。

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最終更新:2008年07月06日 18:26
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