漫画版

アニメに先駆け、2011年2月号(2010年12月発売)よりVジャンプで連載されているアニメ遊戯王ZEXALの漫画版。

原作・監修:高橋和希
ストーリー:吉田 伸
漫画:三好直人

主な登場人物や基本的な設定は、アニメと概ね同様。9話まではアニメに準拠したストーリーだったが、10話以降はオリジナル展開となり、アニメには登場しないキャラクターや未登場のナンバーズも登場している。
三好の作画は和希も「ネームはしっかり描かれており想いが伝わる。画力があり感心する」との事。

アニメと比較して
  • キャラクター描写の丁寧さ…アニメでは完全に応援団以下の存在に成り果てているナンバーズクラブが、
 敵組織のデュエリストと対戦・ナンバーズクラブの本部を設置・お揃いの服を作り結束力を高める…etc.等「クラブ」としてキチンと機能している。
 カイトやシャークといった、アニメでは過去の描写が断片的or少なすぎるキャラクターの作りこみがちゃんと出来ている。
しかし8巻では吉田の口から「頑張って描いたからシャドウの出番を伸ばしてほしい」、「『八雲描き飽きた』と言われたので当初のストーリーを変更してe・ラーを登場させた」などのもう少しオブラートに言えよ案件のコメントが寄せられている。

  • デュエル内容…遊馬が回収したナンバーズを効果を駆使しながら頻繁に使っている。
 「カードの位置に関する効果」等アニメでは見られない特異な戦術を敵が使用する。
 一方、スラッシャークラッシャー銀河眼などのテンプレ構成は相変わらずである上、
 「No.13ケインズ・デビル」などのまるで初代遊戯王のような効果が分かりにくく説明不足なモンスターも存在している。*1
 話が進むにつれ雲行きが怪しくなり、遊馬vsシャドウからホープゲーが加速。遊馬vsカイト(2戦目)では「ホープ」指定のカードが次々と登場し、No.39 希望皇ホープ、SNo.39 希望皇ホープONE、SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング以外のNo.は突如として登場しなくなってしまう。
 八雲興司vsMr.ハートランドで突然八雲がRUMを使用し始め、後を追うように遊馬もRUMを頻繁に使用し始める。
 ついに最新話でシャイニングドローに手を出してしまい、本編と何ら変わらないデュエル内容となってしまった。
そして……

  • キャラクターの設定・目的…それぞれのキャラクターの目的・信条がアニメと違って明確でしっかりと描写されているため、
 キャラクターが唐突にブレたりする事が無い。
 その反面、一部のキャラクターは何の目的・設定も無く唐突に登場し、負けたら使い捨てという何の為に出てきたかよくわから無いキャラも存在している…まあそれに関しては他シリーズも同じであるが。

  • アニメ以上に吹っ飛んだカード名が多い。
 No.63おしゃもじソルジャー等と言ったよくわからないカード名が叩かれる事も多いが、
 画力の高さから評価が高く、アンチスレの住民からも一時期は好意的な意見が聞かれたほどである。

 一方でNo.は全部で100枚であると言う設定はアニメと変わらないため、ただでさえアニメではオーバーハンドレットナンバーズを出して迷走した結果、
 30枚近くの未判明No.を残したまま勝手にコンプリート扱いで話を進めて完結、この状況で月一度の連載で出し切る事はできるのか?
 などと言う疑問点も少なくはない。*2
 しかし、48話で八雲(No.28は八雲に操られていたハルト)が白紙からカードにしたNo.28 タイタニック・モス、No.70 デッドリー・シン、No.77 ザ・セブン・シンズを再び白紙に戻し、シャークとカイトがNo.37とNo.38を創造。更に遊馬はSNo.0になり、未来永劫No.が揃わない状況を作り出してしまう。*3
一応、OCGで全て揃ったのでまあ、どうでもいいや。

三好氏の活躍が少し評価されたのか、次作の遊戯王ARC-Vではキャラクターデザインを担当した。

オリジナルの登場人物
  • キャプテン・コーン
  • サンダー・スパーク
  • プリンセス・コロンちゃん
  • 瑠那
  • イビルーダー
  • 飛車角
  • シャドウ
  • 八雲興司
  • e・ラー


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最終更新:2022年01月03日 11:11
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*1 遊戯王カードwikiにはこのカードの原作効果に関する記述が長々と書かれている

*2 一応OCGオリジナルのNo.も増えて来ているのでそちらと合わせれば補完しきれないわけでもない

*3 もともと本編でも数が合っていないが、これで完全に死に設定と化した