広告批評の特集。 グルビはもう長いこと「チャッピー」をプロデュースしているけど、あまり詳しいことは知らない。そんな自分にむかって発売されたような特集なので読んでおく。
メンバーの個人名を全く知らなかった。伊藤弘という名前はとりあえず頭にはいったが、なによりインパクトが大きかったのはミルクマン斉藤だ。唯一グルビでデザインをせず、いまも関西にいるという。どういう立場なのか。しかも映画に詳しく、どちらかといえば批評で生活しているとか。そういえば聞いたことあるような。
とにかくこの方、なにか面白そうな雰囲気ありありだ。もともとピチカート・ファイブのVJとして伊藤弘と二人で活動していたのが始まりだそう。これは有名なんだろうけど。
ところで伊藤氏は建築家のようでもある。コンテンツ自体よりフレームの作り方が明確なものが、僕たちの中でも好まれる傾向はあります。とか、個人的にはマシンや工場に対する憧れもあります。など。もちろんかつての建築家ではなく、若手にみられる傾向と重なる。モノづくりの流れというか、創作への姿勢とか、何か時代的にそれはさけて通れない部分だろう。
最終的にシャレになっていないと面白くないし。建築も膨大な予算と労力をかけたシャレみたいな見方も出来る。どこかずれていくこと。中心的イデオロギーに対して、みんなノれないというか、どれもウソくさいしだれも責を負いきれない。いやーでも言い方は違うけど美意識の流れには共通の感覚は当然あるから。2004-05-15/k.m