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この減少率の平均を基準として、今後、処分の減少率は頭打ちになると見て、10%、8%、6%というように、年2%の割合で減少率が下がっていくと仮定し、最終処分量を推定した数値が、平成22年には、18,467,180トン=およそ1850万トンになる。
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なぜ平成22年かというと、IWDの処分場が仮に平成20年のはじめに着工した場合、準備書で工事期間を3年としているので、平成22年末に完成し、23年から廃棄物の搬入を始めることから、平成22年のゴミの量を目安とするものだ。
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さて、水俣・芦北地域は手元に平成12年のデータしかないが、全国と同じ割合で減少したと仮定する。平成12年のデータは以下の通りだ。
①平成12年の最終処分量
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内訳
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事業者(自社処理)
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15,237トン
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※排出事業者が自分の処分場で処理する量
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自治体
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228トン
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※自治体が自分の処分場で処理する量
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処理業者への委託
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18,121トン
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※民間産廃業者が請け負う部分
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②平成22年の最終処分量
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全体の最終処分量 16690トン
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内訳
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事業者(自社処理)
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6253トン
|
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自治体
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94トン
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になると推計できる。
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この数値は水俣市と葦北郡の合計だから、水俣市単独ではどうなるのか。単独のデータはないので、仮に人口の比率(H18)を責任割合としてみる。
③人口比率
水俣市
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28,666人(53%)
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葦北郡
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25,873人(47%)
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合計
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54,539人(100%)
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④水俣市平成22年の産廃最終処分量
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全体の最終処分量 8846トン
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内訳
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事業者(自社処理)
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3314トン
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自治体
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50トン
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処理業者への委託
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3472トン★
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★印が、IWD東亜熊本が請け負うと想定される部分であり、量は3,472トンある。本当はそのうち安定型と管理型に分けて入れるのだが、今は面倒なので、全量を安定型ではなく管理型に入れると仮定する。
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203万立米の処分場の容量をトンに換算するのは、入れるものによって比重が変わるので簡単ではないが、IWDの準備書では1.0で計算しているので、単純に203万トン廃棄物を入れるということにしておく
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2,030,000 ÷ 3,472 = 585 年
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すなわち「IWDの203万立米の処分場で、水俣の産廃の585 年分の産廃処分場ができる」という推定ができる。
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仮に最終処分量が平成12年のままで減っていないとしたら、100余年分となる。
水俣にどれくらいの処分場が必要か考えた場合、仮に入れるものが水俣の産廃だけなら、安定型と管理型併せて5万立米の処分場で15年持つ計算である。
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(表)
※全国の平成18年以下は推定値
※水俣・芦北の平成13年以下は全国のデータと同じ割合で減少した場合の推定値
全国
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水俣・芦北
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水俣分(人口割)
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①最終処分量(トン)
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②前年から減った量(トン)
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③総排出量に占める割合
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④減量化率(②÷前年①×100)
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最終処分量
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|
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最終処分量
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|
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合計
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事業者
|
自治体
|
処理業者
|
合計
|
事業者
|
自治体
|
処理業者
|
67,000,000
|
--
|
14%
|
|
--
|
--
|
--
|
--
|
|
|
|
|
58,000,000
|
9,000,000
|
12%
|
13%
|
--
|
--
|
--
|
--
|
|
|
|
|
50,000,000
|
8,000,000
|
16%
|
14%
|
--
|
--
|
--
|
--
|
|
|
|
|
45,000,000
|
5,000,000
|
11%
|
10%
|
33,586
|
15,237
|
228
|
18,121
|
17,801
|
8,076
|
121
|
9,604
|
42,000,000
|
3,000,000
|
10%
|
7%
|
30,093
|
14,221
|
213
|
16,913
|
15,949
|
7,537
|
113
|
8,964
|
40,000,000
|
2,000,000
|
10%
|
5%
|
27,054
|
13,544
|
203
|
16,108
|
14,338
|
7,178
|
107
|
8,537
|
30,000,000
|
10,000,000
|
7%
|
25%
|
25,052
|
10,158
|
152
|
12,081
|
13,277
|
5,384
|
81
|
6,403
|
26,000,000
|
4,000,000
|
6%
|
13%
|
23,498
|
8,804
|
132
|
10,470
|
12,454
|
4,666
|
70
|
5,549
|
23,400,000
|
2,600,000
|
--
|
10%
|
21,149
|
7,923
|
119
|
9,423
|
11,209
|
4,199
|
63
|
4,994
|
21,528,000
|
1,872,000
|
--
|
8%
|
19,457
|
7,289
|
109
|
8,575
|
10,312
|
3,863
|
58
|
4,545
|
20,236,320
|
1,291,680
|
--
|
6%
|
18,289
|
6,852
|
103
|
7,889
|
9,693
|
3,632
|
54
|
4,181
|
19,426,867
|
809,453
|
--
|
4%
|
17,558
|
6,578
|
98
|
7,337
|
9,306
|
3,486
|
52
|
3,888
|
18,844,061
|
582,806
|
--
|
3%
|
17,031
|
6,381
|
95
|
6,896
|
9,026
|
3,382
|
51
|
3,655
|
18,467,180
|
376,881
|
--
|
2%
|
16,690
|
6,253
|
94
|
6,552
|
8,846
|
3,314
|
50
|
3,472
|
参考:http://www.env.go.jp/recycle/waste/sangyo.html(環境省)
http://mpi.ojaru.jp/minamata_ashikita_haikibutu.pdf
最終更新:2007年05月06日 10:41