平成20年3月19日

知事意見書受領に際して

株式会社IWD東亜熊本
代表取締役社長 小林景子

IWD東亜熊本 最終処分場事業環境影響評価準備書に対する知事意見書を
受領いたしました。 内容を拝見した上で評価書に反映できますように致しま
す。 今日までいろいろとご指導賜りましたアセス審査会の皆様はじめ県関係
者の皆様には厚く御礼申し上げます。
弊社の事業活動にご理解賜りたく改めてこの事業に対する弊社の見解を述べ
させていただきます。
経緯を整理いたしますと
① 昨年、5月13日の第二回住民説明会以降、地域市民の皆様との継続した交
流を推進して参りましたが、水俣市役所の反対活動により行政サービスが受
けられず、対話継続が困難な状況が生まれましたため公式な発言を控えて参
りました。
② 弊社の活動は、県条例はじめ公正な法令順守に基づき対応して参りました。
③ その後アセス審査会委員の皆様や、県関係者の現地視察やアセス審査委員会
を経て市長意見提出がなされ、このたびの知事意見書を本日受領いたしまし
た。
弊社の最終処分場事業は資源循環型社会構築には必須の社会基盤と考えていま
す。
経済と環境の両立した資源循環型社会の構築には、リデュース(発生抑制)、
リユース(再使用)、リサイクル(再生利用)が推進され、更に熱回収を行い、
どうしても循環できない物を適正な管理の下に安定化する(適正処分)必要があ
ります。 経済活動を通じ、排出される企業の廃棄物は適正に処理されなけれ
ばなりません。 信頼される処分場の存在が企業誘致を高め、雇用促進に繋が
り、地域社会に貢献できると信じています。 又災害時の防災保全にも役立ち
協力できます。
環境事業、特に最終処分場事業は高いモラルと強い責任感を持たなければな
らない事業であると認識し、順法精神と信念を持って取り組んでいきます。
管理型最終処分場の機能について
① これらの3Rの努力をした上で、どうしても循環できない物を安定するまで
安全に管理し、地域社会に安心を提供できる事業を通じて社会貢献を果たし
て参ります。
② 最先端の遮水構造、浸出水処理施設、環境モニタリングで地域環境の保全を
図ります。地域の活性化を念頭にいれ、温泉センター内に住民対話の場を常設
できるようにします。
跡地利用計画について
③ 地域の皆様と共に跡地利用については計画して参ります。
④ 弊社グループで、現在エコプレミアムヴィレッジ構想が進行中です。
CSR・社会的責任推進活動について
⑤ 弊社グループは、静脈産業の総合環境技術企業としてのリーディングカンパ
ニーを目指し、建物の解体工事から収集・中間処理・廃棄物の再利用・最終
処分まで自社グループで一括処理するという業界初のトータルマネージメ
ントシステムを確立し、天然資源の消費を抑制し、地球温暖化防止に向けて
研究開発されたコンクリート、木材、ガラスなどの環境配慮型技術をリサイ
クルに活用しています。
「きれいな空気、水と土に還す」資源循環を信条とし、地域の皆様の安心安全
を第一義に、順法精神と卓越した技術、ノウハウで環境配慮型事業を推進し
て参ります。
弊社グループは、資源循環型リサイクル社会構築に向けた産官学との政策・
環境技術に係る研究開発に積極的に参加しています。
代表的な活動として、既に四回に及ぶ国連大学にて毎年開催される国連大学安
井至副学長 (エコプレミアムクラブ会長)主催のエコプレミアムシンポジウムが
あり、また同大学開催「サマースクール」環境講座、慶應大学グローバルセキ
ュリティー研究所「循環型社会におけるリスクとプレミアム」寄付セミナー、経
済産業省・明治大学知的資産センターとの「EDS環境配慮解体システム共同
研究開発」などの活動を行っています。
詳細はhttp://www.iwd.co.jp/kumamoto/kuma-csr.html をご覧下さい。

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最終更新:2008年06月10日 14:30