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*リーズのアトリエ ~オルドールの錬金術士~
【りーずのあとりえ おるどーるのれんきんじゅつし】
|ジャンル|新感覚RPG|&amazon(B000LR1G8M)|
|対応機種|ニンテンドーDS|~|
|発売元|ガスト|~|
|開発元|ハイド|~|
|発売日|2007年4月19日|~|
|価格|5,040円|~|
|分類|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|
|ポイント|&color(blue){''2007年クソゲーオブザイヤー携帯機部門次点''}&br()デバッグを放棄したんじゃないかと思うほどバグだらけ&br()(1年後にやっと交換、現在は交換を打ち切っている)&br()それ以外もクソ要素多し|~|
|>|>|CENTER:''[[クソゲーオブザイヤー関連作品一覧>KOTYゲーム一覧]]''|
|>|>|CENTER:''[[アトリエシリーズリンク >http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/729.html]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
ガストを代表するRPG『アトリエシリーズ』の一作。~
シリーズのニンテンドーDS参入作で、移植や外伝ではない完全な新規シリーズ作品としては携帯機初であった。~
それまでのシリーズ作品と違って冒険的な要素が強い『イリスシリーズ』(『イリスのアトリエ』シリーズ)が続いていたところに対し、~
今作では初代『[[マリーのアトリエ>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/415.html]]』などのような錬金術中心のシミュレーションに回帰した。
開発は株式会社HYDEへの下請けを行っている。~
公式HPには「開発補佐」と表記されているが、実質的には外注作品に近いものだった可能性も高いだろう。
**問題点
''フリーズ問題''
-確定状況でのフリーズの他、いきなりフリーズする事もあり、「&color(blue){''フリーズのアトリエ''}」と揶揄された。以下、フリーズ状況。
--採取先でイベント発生後に「リターンゲート」(日数をかけずに町へ戻るアイテム)を使用すると確定でフリーズする。
---その為、原因に気づかないと、日数や時間をかけて採取に行く度にフリーズに遭遇することになる。
---逆に、コレが一番のフリーズ原因である為、「リターンゲート」を使用しなければそこまでフリーズが頻発する事は無い。あくまで「頻発しない」だけなので、こまめなセーブは必須だが。
--戦闘終了時にタイミングよくBボタンを押す(連打でも可)と高確率でフリーズする。
---下記記載通り、戦闘自体が不便なため、ようやく終わったと苛立って連打をすると発生する。その為、火に油を注ぐ事に。
--これら以外でも主に戦闘中にフリーズが発生しやすい。
--こまめにセーブする事で回避したい所だが、''工房(最初の町)でしかセーブ出来ない''。
''インターフェースが不便''
-ボタンでの操作方法が独特な上に説明書にも詳しく載っていないため、下手をすると買い物方法に戸惑う。
--後日公式サイトのFAQに操作方法が掲載される事に。
---修正版で遊びづらいなりに改善されたが、説明書は改善されなかったので、旧操作方法を知っていた人たちは再度混乱。こちらの操作方法は公式サイトにも載らなかった。
''採取問題''
-入手アイテムが増えてくる後半になると、基本アイテムほど採取率が低くなる。
--その為、序盤から終盤まで大量に必須な「湖の水」等の基本アイテムが全然採取できない。
---その結果、「初級アイテムが作れない」→「初級アイテムを使う上級アイテムが作れない」という最悪のパターンに。
--精神衛生的にも、今までのシリーズ以上に妖精さんにはこれらのアイテムの採取をお願いする事になる。
--ちなみに採取はマップ上で採取ポイントをクリックする事で行うのだが、そのマップには綺麗な湖が広がっており、「いいから目の前の水を汲め」と数多くのプレイヤーを悩ませた。
''戦闘面''
-仲間キャラの性能に差がありすぎる。
--パッケージにメインで描かれた3人(主人公含む)は強さ控えめで、以下のキャラを雇うのがド安定。
---金はかかるが最初から高レベルのマリウスが、金額以上に働いてくれる。
---後半の魔法攻撃に耐性のある敵を除けば、ほぼ一人で片付けてくれるヒルダ。ただし、強力な敵が出ると勝手に逃げる事がある。
---必ず逃げられる「とんずら」を使えるエイリー。戦闘なしで遠征や採取する時には非常に助かる。
-コマンド入力をキャンセルできない。
--ドラクエのようなターン制なのだが、コマンドを入力するとパーティ全員の入力がまだでもキャンセルできない。
-敵ルーチンの異様な頭の悪さ。
--どんな状況でも主人公の前に整列。
-敵のターンがものすごくもっさりとしていて、やたら時間が掛かる上、スキップ等の高速化も出来ない。
''ED及び引継ぎの問題''
-マルチエンディングを採用しているにも関わらず、クリアと同時に強制セーブが行われる。
--エンド条件を満たしていないと気づいても最初からやり直し。
--セーブは3つ用意されているが、セーブデータは独立していてコピーできないためエンディングセーブは回避できない。
-真エンディングが普通にやるとほぼ無理な上、上手く引き継いでも最低3周は必要。
--ED条件に「8億」が必要で、最終目標アイテムを売ると2億になるが作成と同時に持っていかれてしまう。
---ゲーム期限ギリギリに完成させる事でコレを回避出来る他、錬金時にたまに発生するミニゲームを成功させれば2つ作成できる。
---この二つの方法を合わせる事で4億を引き継げるので、コレを2回行う事で最速で8億が達成可能。
--ちなみに8億溜めて真EDを見ると、''所持金が引き継がれない''上、やはり''勝手にセーブされる''為、EDの途中で電源を切らない限り、このEDをもう一度見るにはまた最低3周が必要。
---修正版では強制初期化は無くなっている。
--しかも、このEDでようやく借金を返済したはずなのに、何故か他のEDと共通で「''結局、目標は達成できなかった''」と言い出す。お前は何を言っているんだ。
---ちなみにコレは''公式で仕様と宣言された''。
''ゲーム自体が起動できなくなるバグの存在''
-アトリエシリーズ恒例でこのゲームもプレイ期限が存在するが、超長期の調合を行って最終年の翌年以降に調合が終了するようにすると''終了判定が行われない''。
--4月末~12月末までの長い期間に判定が存在する為、通常プレイではまず発生しないが、狙って行う事はたやすい。
--このままプレイをし続けるとフリーズする上、この状態でセーブを行うとゲーム自体が起動しなくなり、タイトル画面からゲームを始めると同時にタイトル画面へ戻されてしまう。
---はじめからだろうとつづきからだろうとプレイ不可能。
''その他''
-年をまたぐ際に依頼が強制的に期限切れとなる。
-HP増加アイテム使用後には最高で999にしかならない。
--何が問題かというと、1000を超えたHPのキャラに対して使用するとHPが減少する。
-基本アイテムである「中和剤1」と「中和剤2」を2週目に作成できない。
--自動で入手する「錬金術こうざ1」をわざわざ売りに出し、即キャンセルして再入手する事で一応回避は可能。
-本作は発売が数ヶ月延期され、実際に発売されると、事前に情報誌で宣伝されていた要素が多数削られ別物になっていた。
--例えば、画面中をタッチしてアイテムを集めることが出来る仕様だったものが、ただ画面を十字キー左右で移動するだけで自動でアイテムを入手できるよう変更されている。
--他にも変更点は多いが、雑誌などで前情報を見ていると完全に別物と言っても過言ではない。
**その後の対応
''ゲームが完全に起動できなくなるバグ''については、わざと発生させない限り滅多に起きないとはいえ、レアケースと言い切り多数のバグが存在しながらもしばらく放置された状態が続いた。~
発売から1年後にやっと無償での交換が行われたが、今でもバグ版が出回っているにもかかわらず、2011年2月末日に交換受付は終了した。~
しかも中古市場では修正前が大量に流れてしまったままである。~
ただし、新品での購入に関しては修正版で販売されており、中古でもパッケージで確認できる(赤い背景が白くなっている)為、修正版が手に入らないといった事態にはなっていない。
**余談
次回作の『アニーのアトリエ』はさすがに下請けを変更した(株式会社アメージング)のでリーズのような問題は発生していない。~
ちなみにリーズも成長した姿で特別出演をしており、戦闘メンバーにも参加可能など、エリーのアトリエでのマリーのような扱いとなっている。~
ちなみにイラストはリーズのアトリエ、アニーのアトリエ、リーナのアトリエ共に同じ人が描いている。
''Wiki統合に伴い、[[ページ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/2859.html]]がカタログに移転しました。''