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*燃える!お兄さん
【もえる おにいさん】
|ジャンル|横スクロールアクション|&image(579466_20593_front.jpg,http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003O1VF9C/ksgmatome-22/ref=nosim,width=160)|&image(20101012_705840.jpg,http://www23.atwiki.jp/ksgmatome?cmd=upload&act=open&pageid=1252&file=20101012_705840.jpg,width=160,title=ふざけんな…)|
|対応機種|ファミリーコンピュータ|~|~|
|発売元|東宝|~|~|
|開発元|アドバンスコミュニケーション|~|~|
|発売日|1989年8月8日|~|~|
|分類|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|~|
|ポイント|原作ファンにとってはバカゲーかも|~|~|
|>|>|>|CENTER:''[[少年ジャンプシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1963.html]]''|
**概要
当時『週刊少年ジャンプ』で連載されていたギャグ漫画『燃える! お兄さん』をゲーム化したもの。主人公・ケンイチの妹である雪絵を誘拐し、''「ロリコニア」''なるエネルギーを手に入れ、世界征服を企む悪の親玉「ドラ・ゴン」を倒すのが目的。~
ドラ・ゴンの配下である「ホラフクジン」が持つ「リュウのンタマ」を5つ揃えてドラ・ゴンに挑むという流れである。全6面+ラスボス。
十字キー+2ボタン(攻撃、ジャンプ)で操作。
ステージ中に出現する敵を倒すと回復アイテム、または「吹き出し」が出現する。~
「吹き出し」を取ることによって、「吹き出し攻撃」が出来るようになる。セレクトボタンを押すと現在ストックしている吹き出しの種類が切り替わり、''攻撃ボタンを押すと吹き出しが発射される。''飛び道具である「あうっ」、地を這う飛び道具「ギュー!」、足場になる「ダン」、画面上の敵を全滅させる「ドン!」、プレイヤーの周辺を回転する「マモレ!」の全5種類がある。
**問題点
-オープニングでは「ケンイチの父の憲吉が、借金のカタに雪絵をバクチの景品にしてしまったがために、ドラ・ゴンとの丁半博打をする羽目になる」という場面から始まる。
--負ければ雪絵がさらわれてゲーム本編に入れるのだが、''勝ってしまうとゲームが続かない、という事で何とゲームオーバーになってしまう''。~
博打なので''運が悪いといつまで経ってもゲーム本編をプレイ出来ない。''
---しかもその際「''もちろん勝ったのはゲーマーのキミが悪いのであって東宝は悪くないのだ''」と腹の立つナレーションが入る始末。
---原作からしてこのノリではあるのだが、一度ならともかく、不運にも(幸運にも?)勝ち続けた場合のイライラ感は酷い。
-ゲームバランスも極めて劣悪である。敵は画面左右から無限に出現する。配置などは一切考えられておらず、「垂れ流し」に近い。
-ステージ途中にはミニゲームとしてインベーダーゲーム、横スクロールレースゲーム、腕立て伏せ、的当てがある面もある。
--ミスしてもペナルティは無いが、やった所で得られるものは得点のみ。このゲームはいくら得点を稼いでもメリットは無い。~
普通なら体力回復、体力上限アップなどのメリットがあっても良さそうなものだが…
-ベタ塗りの背景が多く、当時を考えてもグラフィックはかなり稚拙。
--登場する敵も、''灰色のゴミ袋のようなものに目と口が付いた1面ボス「ホッテケ・チャン」''、''『ファンタジーゾーン』の自機「オパオパ」を茶色にしたようなもの''、地面の穴から出てきてこっちに突っ込んでくる背の低い白い恐竜のようなものなど、原作とは関係が無い上に意味不明なものばかりである。
-1面スタート時には「''わからないのだ''」、5面スタート時には「''ふざけんじゃねー!''」というメッセージが画面上部に出るが、これらのメッセージは上記の問題点を味わったプレイヤーの心境を端的に表現していると言える。
-ドラ・ゴンとの決戦の前には、特訓と称したミニゲームが火堂、ロッキー、不知火に課される。''ドラ・ゴンとの戦いはRPG方式で、何故か『[[ドラクエIII>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/84.html]]』風の戦闘画面になる。''~
#region(ドラ・ゴンとの戦いは…(ネタバレ注意))
-ドラ・ゴンには普通に攻撃しても1ケタのダメージしか与えられない。~
ではどうするのかというと、ケンイチが今まで手に入れた「リュウのンタマ」を使うと、風呂敷、腹巻きといったものが出てくる。~
5つ全て使うと、ケンイチが「''おにーさんマン''」に変身。4ケタのダメージを与えられるようになり、~
3回攻撃するとドラ・ゴンを倒せる。すなわち''ケンイチ以外の3人は役立たずである。''~
決戦前のミニゲームで勝っているとHPが上がるのだが、結局はケンイチしか役に立たないので意味が無い。~
ちなみにドラ・ゴンの正体は、1面の道中で次々と湧いて出てくる''野良アヒル''のダック・ニコルソン。
#endregion
~
**評価点
-原作キャラの顔グラフィックはまずまずの出来。
-3面、5面、6面ではケンイチに代わり、それぞれロッキー、火堂、不知火を操作可能。
--時代が時代なので、吹き出しの「あうっ」が「ジャナイ」「ダー!」「フッ」に変わるのみだが、原作の主要キャラが操作できるのは評価点。
--また、ロッキーを操作する3面で流れるBGMは良曲。
**総評
一応漫画内の主要キャラは出ているが、個性的な彼らの特徴を生かしているとは言い難い。原作のファンであったとしても楽しめるかどうかはかなり疑問である。
**余談
-海外版はグラフィックやストーリー等が大幅に差し替えられ『Circus Caper』という名で発売されている。
-本作発売1年後に、原作で一部では有名な「用務員差別発言」問題を起こしている。詳しくはゲームとは関係ないので省略するが、雑誌の回収騒ぎまで起こした程。気になる人は検索してみよう。
--ちなみに用務員問題の回が掲載されたジャンプを送るとボールペンが貰えたそうである。
//用務員問題はゲームの評価に関係ないので、詳細は削除しました。
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