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*CITY ADVENTURE タッチ MYSTERY OF TRIANGLE 【してぃー あどべんちゃー たっち みすてりー おぶ とらいあんぐる】 |ジャンル|アクション|&amazon(B000068HU4)|&image(Touchimg.jpg,width=160,http://www23.atwiki.jp/ksgmatome?cmd=upload&act=open&pageid=21&file=Touchimg.jpg)| |対応機種|ファミリーコンピュータ|~|~| |発売元|東宝|~|~| |開発元|コンパイル|~|~| |発売日|1987年3月14日|~|~| |分類|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|~| |ポイント|擁護不可能なSHITTY ADVENTURE&br悪い意味で後世への影響絶大&br原作と関係がなさすぎるゲーム内容&br原作者を怒らせた曰くつき&br''H3''|~|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -あだち充による大人気''青春野球ラブコメ''漫画『タッチ』を…原作とした…ゲーム、のはず。多分(後述)。 -『タッチ』のゲームは1987年1月にパソコンPC-8801シリーズ向けに発売されたアドベンチャーゲームの『タッチ』が最初であり、本作は『タッチ』のゲーム作品としては2作目である。 -そして、最後の作品になってしまった。同時に最低の作品でもある。理由は下記を見れば火を見るより明らかであろう。 **問題点(というかこのゲームには問題点しかない) -「異次元空間に落ちた飼い犬パンチの子どもを救うために達也、和也、南の3人が''不思議なパラレルワールドを冒険する''」という~ ''野球もラブコメも投げ捨てたストーリーと設定''。 --原田・松平・新田・西村・上杉家の両親・マスター・柏葉監督などの原作キャラは一切登場しない。主役3人とパンチ・仔犬のみである。 -野球のボールを投げて(もしくは素手で)敵を倒して情報を入手し、謎を解いて10匹の子犬を救出していくという''『タッチ』に全くタッチできていないゲーム内容''。まさかのアクションゲームである。 --幾ら猫も杓子も赤も緑も左から右に走る時代とは言え、『タッチ』なら野球ゲー、あるいは恋愛ADV等にすべきなのは誰でも気付くはず。また、アクションにするなら他にもっと良い題材があったはず。どうしてこうなった。 --ちなみに飼い犬パンチの子どもは原作では''2匹''である。''あとの8匹はどこから湧いて出たのか''。 --もっと言うならパンチに子どもができる頃には、''和也はもう鬼籍に入っている''。 -ゲームの出来自体もひどい。 --マップはどこも似たような景色であり、しかも広大なので迷うこと必至。無論、プレイヤーの助けになる全体マップ、オートマッピングなどは存在しない。 --何の説明も無く、ゲーム開始と同時にマップに投げ出される。ほぼノーヒントなのでしばらくプレイしても何をすればいいのか分からず、似たようなマップをうろつくハメに。 --ザコ敵が多い上に強すぎる。しかも、戦車、ピエロ、風船、地中から出るドリルなど、原作とは一切関係のないものばかりである。 ---ボスに至ってはボスを倒すためのアイテムがないと倒せない。しかもその肝心のアイテムの入手方法はほぼノーヒント。 --南は2人のあとをついてくるだけ。敵にぶつかると座り込んで泣き出す。テンポを阻害するだけの存在で、はっきりいって邪魔。 ---[[某キテレツゲー>キテレツ大百科]]のコロ助やミヨちゃんのように当たっても操作キャラのダメージにならず、完全無敵なのが救いと言えば救い。''ついてくる意味がないとも言う''。 --パスワードで何も入れずにスタートしてゲームオーバーになった後にコンティニューすると敵が無敵になる。 -パスワードを入力するとクリア同然の状態から始められる裏技があるが、そのパスワードがどうしようもない。 #region(「H3」18歳未満とタッチ世代の方の閲覧はご遠慮ください) --たつや:みなみに''H''してしまいました --かずや:みなみに''H''してしまいました --みなみ:TATUYAと''H''してしまいました ---…という''性春真っ盛りな代物。''原作に対する愛や敬意が微塵も感じられない。それどころか、原作側に訴えられても不思議ではないレベル。せめてキスやデートにしておけば…。 ---実際のところ、この裏技は意図的に仕込んだものではなく偶然の産物である。 //しかし、偶然にしては酷く(非道く)出来過ぎていて、仕込みを完全否定できないレベルである。 //↑元コンパイルスタッフが「あれは偶然」と以前イベントか何かで配布されたコンパイルクラブ地下版で語っていたようです。なのでドラゴンクエストのパスワードのようにユーザーがパス生成アルゴリズムを利用して作った技だと思われます。 #endregion **評価点 -''無い''。 --原作無視どころか完全に馬鹿にしている様な内容、理不尽な上に作業とすら呼べない単調で面白くないゲーム性。どこを評価しろというのか? --この手のクソゲーで唯一褒められる要素になりがちな音楽も特に褒める部分は無い。 ---有名な『タッチ(アニメop曲)』を改変した曲などが使われているが、アレンジが過ぎて原形を留めていない部分が多かったりループの繋ぎが不自然だったりする。好評が寄せられることはほとんどない。 **総評 -わざわざ『タッチ』のゲームとして作る必要があったのか?、そもそもマトモなゲームを作る気があったのか?、製作スタッフの性欲は満たされたのだろうか?。3つの謎が織りなすどうでもいい三角関係だけがタイトル通りなクソゲーである。~ いくら「キャラゲーに名作無し」の時代に作られたとはいえ、その中でも''最悪レベルの代物''といえる。 --3つの謎の答えはいまだ定かではないが、ファミコンブーム時代には''既成のゲームからキャラだけを挿げ替えて''((所謂「皮(ガワ)替え」という手法である。システム開発費などの製作コストが安く上がるため、業界ではFC時代以後も使われ続けたテクニックでもある。有名な『高橋名人の冒険島』もこの手法で作られていたりする。))世に送り出されたキャラゲーが多かった。原作を蔑ろにした営利目的丸出しの版権ゲームは、決して少なくなかったのである。 --本作も、開発中だったオリジナルゲームのキャラだけを、何らかの理由で『タッチ』に挿げ替えたのではないかといわれている。 -とりあえず、原作が好きでこれを買ってしまった人は鉄橋の下で泣いていい。 **後世への影響 -この特大の馬糞改悪作品に''原作者のあだち充氏が激怒して、自分の漫画作品のゲーム化を一切許さなくなった''という風聞が存在する。真偽の程は不明だが、事実として、「原作:あだち充」の版権ゲームは大元の数と知名度に比べると極めて少ない。 --特に、家庭用ゲーム普及後の時代に氏が発表し、アニメ化もされたヒット作「H2」がゲーム化されていない点が挙げられる。同時期にサンデーの看板漫画だった「らんま1/2」がRPG・アクション・格ゲーと多岐に渡ってゲーム化されたことを考えると、噂になるのも無理からぬことかもしれない。 --実際にはこのゲーム発売後の1987年12月に「陽あたり良好!」がPC-88で発売されているので、激怒したというのはともかく自分の漫画作品のゲーム化を一切許さなくなったわけではない。また、2009年2月に発売された「サンデー×マガジン 熱闘!ドリームナイン」に「タッチ」のキャラクターや「クロスゲーム」、「H2」のキャラクターも出演((ただし、これは週刊少年サンデー×週刊少年マガジン創刊50周年記念のお祭りゲームという特殊事情を考慮するべきだろう。))している。 --今の技術ならば高性能な野球ゲームや恋愛ADVゲームが作れるので、噂が真実ならば非常に残念な話ではある。ただし、サンデー×野球×ゲームの三角関係は後に[[ダ>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/407.html]][[メ>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/410.html]][[ジャー>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/213.html]]という悲惨な結末を迎えているので、あだち氏に先見の明があったともいえる。 --同じく原作者を怒らせた(とされている)ゲームに『[[おそ松くん はちゃめちゃ劇場>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/97.html]]』があるが、赤塚氏作品のゲームは他にも出ているぶん、こちらに比べれば可愛いものである。 ----
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