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*グランディアIII 【ぐらんでぃあすりー】 |ジャンル|RPG|&amazon(B0009MZ1VW)| |対応機種|プレイステーション2|~| |発売元|スクウェア・エニックス|~| |開発元|ゲームアーツ|~| |発売日|2005年8月4日|~| |価格|7,980円|~| |分類|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |ポイント|&color(blue){''2005年クソゲーオブザイヤー次点''}&br()キャラクターのほとんどが棒読みで演技力を欠く&br()電波なシナリオ、キャラクターも電波ばかり&br()戦闘はDISC2でバランス崩壊&br()自画自賛だらけで、ファンの神経を逆撫でするインタビュー&br()トップ全員が腐ってた&br()人呼んで「(笑)ゲー」&br()ノベライズ版は好評|~| |備考|[[公式サイト>http://www.square-enix.co.jp/grandia3/]]|~| |>|>|CENTER:''[[クソゲーオブザイヤー関連作品一覧>KOTYゲーム一覧]]''| |>|>|CENTER:''[[グランディアシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/539.html]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 「歴史に残る映画があるように、歴史に残るRPGがある」というキャッチコピーを引っさげ、その完成度の高さから多くのファンを獲得した『[[グランディア>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/71.html]]』。~ 本作品は2002年の『[[グランディア エクストリーム>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/538.html]]』で一度途絶えていたシリーズの続編にあたり、グランディアの名を冠す作品としては実に3年ぶり、ナンバリングタイトルとしては5年ぶりの新作に当たる。 2005年、突然再始動したあの名作の続編という肩書きを背負ったこの作品はファン待望の新作……''に、なるはずだった''。 ---- **問題点 ***シナリオ -''&color(orange){電波}''の一言。 --各所で説明が不足しており、キャラクター・世界観・シナリオ・表現・描写全てが''総監督である[[高橋秀信>用語集/人名3.5#id_a308f9a6]]氏の脳内でのみ自己完結している''。 --ゲーム中に現れるキャラがどういう思考で動くのか、どういう流れでストーリーを動かしているのか、プレイ中はほとんど描写されない。 -味方キャラクターも敵キャラクターもサブキャラクターもさっぱり行動理念が分からない。 -泣かせようとしていると思しきシーンも、熱くさせようとしているのであろうシーンも、悉く''&color(orange){何らかの電波}を受信しているようにしか見えない''。 --「あのシーンはどういうシーンだったんだ…?」「あのキャラどうなったの? 何だったの?」といった疑問が後々攻略本の監督インタビューで判明する。''ゲーム中に言え''。 ---ちなみにインタビュー中に設定について監督自身が都合のいいように脳内解釈しているひどい矛盾があったりする。 --と言うか後述もするが、下調べ、検証、考察など何もしてないんじゃないかとしか思えない要素もいくつかある。 ***キャラクター -登場キャラクターも電波色が濃い。 -トンでる主人公・ユウキ。 --本作は「飛行機に憧れる主人公」ユウキの冒険物語であったはずだが、最後までプレイしても結局冒険のぼの字も出てこない。 --その飛行機についても基本的に他力本願。~ 例:初めて出会った赤の他人に飛行機がほしいと頼む→当然断られる→しつこく頼んだ末に作ってもらう→''即墜落''→終いには飛行機が作れる状況ではない時にせがむ→当然殴られる→恩人に「見損なったよ!」&「腰抜け」と吐き捨てて去る。 ---自力で作れないのは当たり前にしてもあまりにも行動が電波。ついでにシナリオ通して見てもあまり努力している節が見られず、空気も読めてない。でも存在は空気。 --また、全く根拠の無い自信や意味不明で突飛な行動も多い。下記の「飛ぼう!」はその一例である。 --ただし、その他の場面では基本的に空気。基本的にシナリオの舵は下記ヒロインが音頭を取っており、敵キャラクターにも相手にされない。文字通り空気の如く会話すら無い。もちろん大冒険の気配は一切無い。 -電波真っ盛りのヒロイン・アルフィナ。 --寂しげな少女と出会う→唐突に「あの子、''&color(blue){手が冷たかった!}'' 連れて帰れば良かった! あの子の手を温めてあげたい! どうすれば良いの!?」などと泣き出す。手が冷たいと何だと言うのか。&br()しかもこの後、主人公の「''飛ぼう…。飛べばきっと答えが見つかる!''」という電波を電波で返す台詞が飛び出す。飛んでるのはあなた方の脳のネジです。 --下記DQNに大切なブローチが盗まれた上に勝手な理由でギャンブルに賭けられるという、不信や怒りを抱いて当然の状況の真っ最中、唐突に「私(彼を)信じます!」と言い出す。 --「真実が聞きたいんです」→いざ語ってもらうと「''やめて! もう聞きたくない!''」→と思いきや仲間に頬を平手打ちされ「失われた世界の真実を受け入れます!」 たった数分の1シーンでこのブレっぷり。プレイヤーの脳が追いつかない。 --シナリオ終盤に兄に誘拐されてパーティを離脱するのだが、その際に主人公をあっさり捨てるようなセリフ「もう私は兄さんから離れない!」。 ---結果として世界滅亡に加担(兄と共にラスボスとなる聖獣を蘇らせる)したにも拘らず、その後ぬけぬけとパーティに復帰する。 --ケーキを見たとたん「''ニャン☆!''」という迷台詞を発する。意図は不明だがファンサービス(笑)という解釈が一般的。 --ちなみに主人公が上記の有様&実兄が敵組織のボスであるため必然的に彼女がシナリオの主軸となるのだが、その要がこの様であるためシナリオもお察しである。 --電波抜きで見ても細かい突っ込み所が集中している。 ---兎にチョコレートを与えているシーンがあるが、''多くの動物にとってチョコレートは毒なので&color(red){絶対に}真似してはいけない。''((チョコレートにはテオブロミンというカフェインに似た成分が多量に含まれており、多くの動物はこれを摂取した場合、嘔吐や不整脈、痙攣、死に至る昏睡等の症状が出る。))~ というかそもそも、兎に限らず動物にとって「人間用に調理・加工された食べ物」が大抵毒であることは、少なくともペットを飼っている方なら誰でもご存じだろう。 ---結構なスピードで移動する飛行機(古いタイプの飛行機でも時速50km程度は出る)の上で手を広げて直立したりと、他にも突っ込み所のある危険なシーンがいくつかある。 ---大筋さえ良ければ細かい検証や設定の粗など忘れられるゲームは多いが、残念ながらこのゲームにそんな麻酔は無い。と言うか逆に監督自身が中途半端にリアリティを持たせようとしているため普通に目に付く。 -超級DQN・アロンソ --登場して早々''さっき出会ったばかりの他人の物を盗んで勝手にギャンブルに賭けしかも負ける''という離れ業を披露。 --しかもこのDQN男、のちに主人公に対して''「人の気持ちを考えなかったのか!?」と説教を垂れる''。''えっ?'' ---ちなみに上記の騒動についての反省は一切していない上でのこの説教である。ついでにこの後も最後まで反省ナシ。 --仲間になる期間は僅かながらも、始終こんなんなので電波と超展開に関してはトップクラス。そもそも何故こんな男が仲間になるのか良く分からない。何か意気投合したらしいが描写が少ないわ展開が突飛過ぎるわでやっぱり良く分からない。 --ストーリーと直接関係はないが、戦闘終了時のセリフが神経を逆なでするセリフばかりなのも特徴。「参ったな、また俺様のファンが増えちまう」 -母親失格・ミランダ --主人公の母親なのだが、良く分からないうちに上記のDQNに惚れ、''息子を捨てて2人でどこか旅に出る。''結局この後二人との再会イベントすら存在せず、スタッフロールの一枚絵まで登場しない。 --「母は自分を捨てて男と出て行ったんだ」という背景を持つキャラならよく見かけるが、ゲーム中で実際にそれをやってみせた例は珍しい。というか、''やってはいけないので誰もやらなかった''のだろうが。 --初代の主人公の母親であるリリィの場合、息子のやる事を見通していた上で旅に送り出していた。ミランダの場合、自分の意思で息子の旅に同行してきている。かといってそれが生かされているかと思えばこの行動なわけで…リリィとは比するべくもない。もはや別の生き物。 --そもそも「広い世界に憧れる少年の冒険譚」だったはずなのにいきなり母親同伴で話が始まるため興が削がれる。 --また、何か複雑な家庭事情があるらしいが、例によって全く描写が無いため、理解できたプレイヤーは皆無。にも関わらずそれをネタにして泣かせようとしている(らしき)シーンもあるため何が何やらさっぱり分からない。 --それでもまだ他の登場キャラクターより多少はマシと言われることが多い。というか他のキャラクターが悪い意味で濃すぎる。 -微妙な半獣人・ウル --何故か分からないけど最後まで付いてくるが見せ場も何もない。 --立ち位置から技構成に至るまで『1』の人気キャラ・ラップとかなり被っており、「二番煎じを狙ったのではないか?」と言われているが、大した出番も無いわノリも寒くてプレイヤーが付いていけないわ棒読みだわで完全に滑っている。 ---こいつに限らず『1』を髣髴とさせる要素はいくつもあるのだが、どれもこれもオマージュと言うよりはただ単に持ってきてツギハギでくっ付けただけのようなものが多く、新作としてもファンサービスとしても中途半端で、やっぱり全部滑っている。 -愛に生き過ぎる族長・ダーナ --砂漠の里の族長。初対面で「あなたたちには協力できません」「愛は悲しみしか生みません。帰って!」と言ったその日のうちに元恋人と再会し、抱かれただけで即心変わり。次の瞬間には「愛を信じましょう」という発言が飛び出すなど言動が支離滅裂。 ---ついでに次の日、何故か大切な里を放っといて主人公たちに付いて来る。 --その他にも何かと電波シーンでの登場が多く、(悪い意味で)目立つ。ついでに棒読みっぷりもトップクラスなので余計気になる。 -特にツッコまれないのは、あまり出番の多くなかった異世界の幼女ヘクトぐらいである。もし出番が多かったら彼女も何か電波っぷりを披露していたかも知れない。 --まあそもそも電波云々の前に棒読みではあるが。しかし、この作品でツッコみどころが棒読みの一点のみというのは奇跡に近い。 ---ちなみにヘクトが棒読みなのはそういう設定で、作中でも察することのできる展開がある。が、中の人は素で棒読みなので、演技の質としてはやっぱり低レベル。 -敵キャラクターも敵キャラクターで、謎の理由で世界を滅ぼそうとして終盤唐突に改心するヒロインの実兄を筆頭として、似たような電波のみ。 --コミカルなキャラで序盤からかなり目立っていた敵組織の1人は何の描写も無くいつの間にか一切登場しなくなる。その後は何の説明も出番も無い。''マジで無い。'' -もちろんサブキャラクターも、何故かいきなり泣き出すオッサンや、重要キャラの筈なのに特に何をする事もなく死んだイケメン等、そんなんばかりである。 -ストーリーは最初から最後まで彼らの電波を垂れ流されるだけで終わる。 --''「良く分からない」だらけだが本当に良く分からない。'' -説明書に「ムービーをスキップすると話の内容が分からなくなる」という旨の注意書きがあるが、正直全部スキップしても大して問題は無い。 ***寄り道・サブイベント一切皆無の完全一本道 -ダンジョンに潜るなどの少々大掛かりなサブイベントなどはもちろん無く、普通のRPGによくあるちょっとしたおつかいイベントすらたったの1個のみ。 --もちろん寄り道できるサブダンジョンも無し。 --隠しダンジョン、隠しボスその他諸々も全く無く、プレイヤーはただ糞と電波の匂いしかしないメインシナリオを進めるしかない。 ---過去のシリーズも割と1本道ではあったが、それが許されたのは世界観やストーリーが魅力的であったからであり、さらにサブイベントや寄り道ダンジョンもいくつか用意されているなど、ある程度の自由度は存在していたからである。 ***崩壊する戦闘バランス -序盤こそ普通だが、DISC2から敵の体力と素早さがインフレし始める。プレイヤー側はレベルが上がっても素早さが上がらないため、こちらの取れる行動の選択肢も限られ、中盤からはほぼ最強魔法を連発するゲームとなる。 --相手を妨害しようが異常な素早さですぐに復帰され、ダメージも雀の涙程度…といった具合に物理技はほとんど役立たずであり、魔法の威力が低い男キャラはアイテム使いにするしかない。 --RPG系クソゲーにありがちな「''敵、あるいは味方の強さのインフレ化''」に見事に当てはまってしまっている。 --前作に当たる『エクストリーム』は「RPGの中でも最も面白い戦闘」とファンからはかなり高い評価を受けていた。 ---しかし、本作では魔法合成がだいぶ簡略化されていたり、合体技が削除されていたりと、前作の戦闘を盛り上げるのに大いに貢献した要素が色々と削られている。 ---新要素「空中コンボ」以外は完全に前作のほうが優れており、システム自体も正直なところ前作のほうが楽しい。 -そもそも中盤に差し掛かろうかという辺りでいきなり超簡単に最強魔法を合成できるようになってしまうのも問題である。まあできなかったらできなかったで雑魚戦がもっと苦痛だっただろうが…。 -開発陣「我々バトル開発陣の完成形です(笑)」 ***滑舌が悪い&棒読みだらけの声優陣 -監督の意向により本職の声優はほとんどおらず、始終棒読みボイスを聞かされる羽目になる。起用者にアイドルが多く宣伝のつもりだったらしい。 --おおかたの声優陣の演技力がそんな様で、しかも滑舌も悪いため大事なシーンでも何を言っているのか聞き取れない。 --なのに、これまた監督の意向のため、''何を言っているのか分からないのにムービーシーンに字幕が無い''。  ---監督「ぜひ音量大きめで聞いて欲しいですね(笑)」 --本職の声優は主人公とどうでもいい脇役のみ。主人公のほうはまだ安心して聞けるからいいものの、脇役のほうは一言「グエッ」と呻くのみで何故わざわざ大御所声優を持ってきたのか全く不明。 --上手い俳優も居るには居るが出番の少ないキャラばかり(おそらく指導役)である。 ---比較的まともに聞ける仲間(上記のDQN男と母親)も居るが、主人公以外は全員序盤で抜けるため、そのうち棒読みパーティに。 --戦闘中など効果音やBGMの存在もあってますます聞き取れない。しかし棒読みなのは分かるのでテンション駄々下がり。 //-KOTYに演技部門があったら大賞間違いなしだった。 ***BGM詐欺 -PV中に使われていたファンに人気の曲「グランディアのテーマ」がゲームには一切出てこない。 --ゲームの出来を考えると使われなくて良かったのかも知れないが、どっちにしろPV詐欺である。 -また、DISC1の終盤に流れる町のBGMは「チャルメラ」などと馬鹿にされている。 ***小さすぎる世界 -グランディアといえば常々壮大な世界を冒険するイメージがついて回ったが、飛行機を手に入れてもいける場所は立ち寄った場所だけ。つまりちょっと手間が増えただけのルーラ。 --しかも全部で10箇所もない。''冒険(笑)'' --先ほど記述したDQNが「七つの海」というキーワードを出すのだが、こんな小さな世界で七つの海って…? ***酷い製作者の自画自賛発言 -ファンからしてみれば褒められる点など一切無いのだが、インタビュー記事などで口を開けばとにかく''自画自賛・作品の自慢''だらけで、自己満足の押し付けにまみれている。 --文章の最後に(笑)をよく使用する文章がさらに神経を逆撫でする。 --どうやら高橋はこのクソゲーを''「初代」なみの世紀の傑作''と考えているようだ。ファンはそう考えていないが。 -その上、上述したように総監督高橋(笑)へのインタビューでやっと判明するストーリー(の筋立て)も存在する。''それは作品内でやることで、インタビューで自慢げに語ることじゃない''。 --発言が多すぎるためここに書き連ねると長くなる。((かつてはまとめwiki(http://www10.atwiki.jp/grandia3nyan/)も存在していたが、商業書籍のインタビュー内容がほぼ正確に載っていたためか凍結中。攻略本等の関連書籍を買えば読むことが出来るが、攻略本が必要なほど中身のあるゲームではないのであまりオススメはしない。)) --ちなみに「初代」の監督は気を遣いながらも「ストーリーに対する俺の個人的な採点は0点ですゴメン高橋さん。」と呟いていた。 **評価点 -背景等のグラフィック自体はPS2でも綺麗な部類に入ると思われ、エフェクトなども出来は良い。 --造形に賛否あるものの『ヴァルキリープロファイル』の吉成曜が担当したキャラクターデザインの出来自体は普通に良い。 -ロード時間はそこそこ短め。 -各地の村にいる村人の会話内容はなかなか個性的で、会話はつまらなくない。 -上記のような点もあるが、岩垂徳行の手掛ける音楽は決して悪くなく、評価できるものもある。 --グランディアIIIのメインテーマはなかなか好評ではある。 --主題歌についても好評。ただし「この曲を聴くとグランディアIIIの悪夢がよみがえってくる」と拒絶反応を起こす人もいる。曲自体は非常に良い曲なのだが…。 -序盤なら戦闘のバランスはそこそこ安定しており、爽快感や緊張感が楽しめる。 --新要素「空中コンボ」も結構爽快で、このシステム自体は好評。まあ中盤以降ほぼ使う機会が無いが。 //-このウィキで取り上げ、読み手を笑わせる面白い記事を作る材料を提供したこと。 **その後 -『I』や『II』のようなシナリオを期待していたファンからは当然の事ながら総スカンを食らい、RPG好きから最高の戦闘システムと謳われた『エクストリーム』のシステムもほとんど面影が無く、&br()かと言って旧作と比べなくともどこを切ってもだいたい糞という糞の塊であったため、旧作に全く思い入れの無い新規ユーザーからも満場一致で糞扱い。&br()新規ファンの取り込みの失敗どころの話ではなく、むしろ「グランディアシリーズはIIIやったからいいや…^^;」というユーザーを増やしてしまうという最悪の結果に。 -あまりの糞さから、発売日前は賑わっていた2chのスレッドが、ものの数日で葬式状態に。「高橋○ね((原文を一部伏字に改変している。以下も同様。))」がスレの流行語となる。 --最初の数日はなんとか楽しみ方を模索しようと試みていたスレ住人たちもそのうち諦め、「高橋○ね」と口にするようになる。 --''本スレとは別個に''「グランディア3を楽しめた人のためのスレ」が立てられて健気に粛々と進行していたという当時の状況からもその惨状が窺えるだろう。 -そして掲載された、プレイヤーたちの神経を逆なでする香ばしすぎる製作者インタビューに「高橋○ね」の罵倒はさらに加速するハメに。高橋は新作にただならぬ期待を寄せていたファンの憎悪や罵倒を一身に受ける形となった。''本人が気にかけているかは疑問だが…。'' //あまりに直接的な表現の一部を伏字にしておいた。 -そして、インタビュー中のあまりの「(笑)」の多さから、「グランディア3はクソゲーじゃないよ! (笑)ゲーだよ!(笑)」とネタにされ始める。 --このゲームがあの『グランディア』だとは信じたくない一部のファンが「グランディア3のリメイクを希望する会」を発足するが、このインタビューでやる気が削がれてしまったのか自然消滅する。 -海外ではシナリオをあまり見ない傾向があるため、そこそこ点数は高い。 --ただし前作『エクストリーム』が人気であったため、上述の戦闘バランス崩壊などについては海外でも批判が見られる。 --また、いくらシナリオ重視ではないとは言え、あまりにも突っ込み所が多いため、批判が無いわけではない。 -[[FFXII>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/300.html]]の延期の穴埋めとして発売するため、開発期間が短くされた…という話もある。 --ただ、それが本当だとしても擁護できるのはバランスの悪さ・ボリュームの無さぐらいで、他は「だから何?」で済まされてしまうレベルの粗が多い((開発初期で固めておくはずのシナリオの大筋が曖昧すぎ、システムがそもそも『X』と比べて劣化している、削るにしても力の入れ所がおかしい等々))ため、全くと言っていいほど話題にはなっていない。 --また「インタビューでようやく発覚するストーリーの要点」については『X』の時点で既にやらかしているため、開発期間の都合ではなく(もちろん推測に過ぎないが)元々こんなもんなんじゃないのかと言われている。 -2012年初旬、ONEや東方シリーズの二次同人イラストレーターで有名な「やむっ」氏が実はゲームアーツの社員(グランディアシリーズでII・X・IIIの戦闘システムを担当)であり退職していたことを明らかにし、生放送で当時のゲームアーツがどういう様子だったかを詳しく述べることがあった。 --納期が迫る中の開発中は「とにかくムービーの出来重視と高橋から言われたり」「高橋が自身のシナリオに満足していた」という状況の中本作が出来上がったが、やむっ氏は出来上がったモノを見て「本当にこれで良いと思ってんの?」とリテイクした方が良いと進言、しかし高橋が''ムービーの出来に感動してリテイクを許さなかったようである''、結果はご覧の通り・・・ ---一方で氏は''「3の出来の戦犯は高橋」というのは違う''とも語っている。実際は高橋のみならず、''開発陣のトップにあたる人物、全員が全員同じような状態だった''とのこと。 ---完成前の段階ですら3の出来を賛美しており(特に前述したムービーは実は高橋だけではなく上の人間も絶賛していたとのこと)、氏をはじめとするプログラマー陣はそれを見て呆れてしまったという。やはりというかなんというか…。 --声優が俳優ばかりな点について、「上の狙いは俳優を起用することによって、本来のターゲットである子供達以外の、御姉様やおばさま方といった面々からも注目を集めたかったから」という理由だった((余談だがやむっ氏は「2」のミレーニアの声優を柳原みわ(現・星河舞)氏にすることを強く熱望し実現したとのこと。だが「3」では氏をはじめとする下の者からの意見はほとんど通らなかったらしい))。 ---また「3」の要素の多くは、スクエニ側からの注文もかなりあったそうである。 --後に本作の戦闘システムに関してもコメントしており、その内容は「本来は空中コンボは浮かし技等で発動させるという構想だったが、高橋ら上の人間から「自動で発動するようにしろ、あと戦闘システムはもっとヌルくしろ」と言われ、仕方なく前作EXのプログラムを流用・ヌルくなるよう改変したものを提出、それで上は満足した」というもの。 ---バランスが悪いことに関しては「バランス担当との連絡等がうまく取れなかった結果で、実はとあるスキルがほぼ必須になっていて、それとガードシステムを使うこと前提で設定してしまった」とか。 --ちなみにやむっ氏はグランディアシリーズの製作の中では『グランディアII』の製作が一番大変だったがやり甲斐があったと語っていた。 ---本人のHPにも一部当時のこぼれ話は載っているので興味がある人は(ただし一部18禁コンテンツがあるので注意) -なお、ゲームアーツは後に宮本茂の紹介で[[大乱闘スマッシュブラザーズX>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/382.html]]を開発した。 **真の「III」? -その後、[[小説版グランディアIII>http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757515456/ksgmatome-22/ref=nosim]]が発売。ファンは「どうせノベライズ(笑)だろ」と当初軽視していたが、高橋(笑)の脳内で展開されていた設定を普通に組み込み、歪んだシナリオを筋が通るように修正したその内容から、一転高い評価を得ることになった。 --細江ひろみ氏が苦心し、豪快に調理した事により(笑)成分がゲーム版の1/10以下にまで減った。普通に読めるどころか、なかなか面白いノベライズに仕上がっている。 --電波濃度も極端に減り、各キャラクターのシーンごとの心の動きが普通に理解できるようになっている。これは大きな改善である。 ---え? それでも微妙? …''元の素材が悪いんだから細江女史のせいではない。''
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