なおとのかげ  
CV:朴 璐美

公式

稲羽市連続殺人事件の真相を追うべく、自ら囮となってテレビの世界に引き込まれた白鐘直斗が生み出した
秘密結社改造ラボのボス。

「探偵」として協力を求められながらも、「子供」という事実一つがあるだけで掌を返され子供扱いされてしまう「社会に対する無力感」を払拭するために「一刻も早く大人になりたい」という「成長願望」と、「女の子だけど、かっこ良い大人の男になりたい」と願う直斗の心の奥に秘められた「変身願望」という、二重の葛藤が顕在化したもの。

袖がだぼだぼの科学者風白衣に身を包んだ姿で登場し、泣き出したかと思えば急に冷静な口調で核心を突いた意見を口にしたりと、「子供扱いして欲しくない」と願う直斗の願望を嘲笑うかのような両極端な行動を取る。

曰く、「粗暴で情に流されるタイプが一番嫌い」らしい。

直斗に完全に否定されたことで暴走した影は、直斗の姿を模したロボットの姿を取る。

アニメ版においては、「老化」というゲーム上でのバッドステータスを視覚的に表現した場合のインパクトの大きさからか、専用スキル「ガルガリンアイズ」が特に恐ろしい攻撃として描写されている。具体的には、左目から放つリップルレーザーで鳴上悠花村陽介を老化させ、クマを古びた着ぐるみに変貌させた。
その他、ペルソナ攻撃をまるで寄せ付けない超スピードで自称特別捜査隊を翻弄していたが、最後はキントキドウジのエナジーシャワーで老化状態から復帰して「みなぎってきた!」状態の悠が召喚したベルゼブブの放ったメギドラオンによって、ダンジョンの秘密結社改造ラボごと爆破されている。

非公式

自己欺瞞のテクニックに「我慢できなくもない批判内容は積極的に認める」手法がある。
「自分は自己批判精神の旺盛な人間である」と周囲や自分にアピールすることで「そんな自分が目を逸らしている影など無い」と思い込むのだ。
そして「相手側の問題を重大視することで、自分側の問題を矮小化する」認知バイアス拡大の手法もある。
いずれの場合も、挙げる「自分の側の問題点」は自分ではどうしようもない事であるほど望ましい。それは、「自分の責任ではない事」と言い換えられるからだ。
この2つの自己欺瞞こそが、頭脳明晰な直斗の影の本質である。
彼女が本当に目を逸らしたい己の問題点とは「他人の気持ちを慮る力に欠けた正論マシーン」、端的に言えば「無神経な頭でっかち」な事である。
「それは社会人として如何なものか」という八十稲羽署の皆さん相手に苦闘する彼女に対して、いささか厳し過ぎる評価ではあるが、彼女自身の問題点に絞って言えば、コミュニケーション能力にかなりの難があるのは否定できない。
そんな「自分への非難」を全て不当なものとして「正しい自分」を守るため、納得できない扱われ方の全責任を短絡的に押し付けられた「自分ではどうしようもない」"子ども"と"女"の部分が「直斗の影」である。
否、影の言葉からしてとっくに気づいてはいるのだろう。「"子ども"だからでもなく"女"だからでもない、それもひっくるめた"白鐘直斗"の至らないところ」を認められずにいるからこそ自分は幼稚なのだ、と。
ずっと被害者意識に浸り続けているには、彼女は聡明さと向上心を備え過ぎていた。

影を受け入れることで「自分の中の"女"と"子ども"」を認めた彼女は、特捜隊に加入して、年頃の"女の子"として仲間と触れ合うことで、人間関係に必要な思いやりについても学び始める。
他のメンバーが年相応のやや無神経な振る舞いをする場面でも他者を思いやる地に足の着いた行動が取れるのは、「自分の無神経さ」を自覚している故だろう。
カッコ悪い自分と向き合った彼女が、意固地な逃避としての理想像ではない、本当に「カッコいい探偵」になるのも遠い日でないはずだ。

戦闘スペック

物理・魔法ともに強力なスキルを数多く擁するが、中でもHPとSPに同時にダメージを与え、「魔封」の状態異常を付加する「魔封光線」が凶悪。
だが、魔法に分類されるためマジックミラーで反射可能。
また、HPが減ってくると「エレメンツ・ゼロ」でこちらの魔法に対する耐性を相殺してくる。
メカメカした姿に相応しいというべきか、一定の思考ルーチンに沿って行動する傾向がある。
※具体的に言えば「プレイヤー側に弱点を持ったキャラがいる場合は優先して弱点を突き、1moreのターンでヒートライザを使い自身を強化。それが適用されている場合はランダマイザでこちらを弱体化」といった感じ。
流れの掴みやすい思考ルーチンを逆手に取った戦い方を展開すると、比較的戦いやすい。 

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最終更新:2023年02月26日 00:17