せめんと

公式

完二が数回使う言葉。
普通はコンクリート系の物を想像してしまうのではないだろうか?

ここで使われるセメントとは、プロレス発祥の業界用語。

今日における多くのプロレスの試合は、「まず、観客ありき」で成り立っている。

「技を逃げず受けきり、相手を立て、その力を引き出した上で勝つ」といった心理的駆け引き、
「生かして殺し・殺さずに生かす」―曰く、活人剣的な試合を展開出来るだけの高度な技量と体力、
「リングを注視する観客の反応」を即座に読み取る洞察力―それらが同時に、かつ瞬間的に求められるエンターテイメントとして、現況のプロレスはある。

ただ、ごく稀にプロレスの試合の中では「観客の存在」を一切無視した「観客に見せるに値しない、単なる潰しあい」の如き試合が発生することがある。

「セメント」とは、こういった「潰しあいの如き試合」を指す隠語であり、一般的に「潰しあい」の例えとして用いても十分に通じる。

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最終更新:2009年11月20日 20:59