くすみのおおかみ
CV:花澤香菜

公式

「ペルソナ4」のアッパーバージョンとして2012年6月に発売されたPlayStation Vita専用ソフト「ペルソナ4 ザ・ゴールデン(以下、P4G)」において、新たに登場したキャラクター「マリー」の正体。

イザナミに従属するアメノサギリクニノサギリと同じ「向こう側の存在」。イザナミの被造物である2つのサギリとは違い、クスミノオオカミはイザナミの半身といえる存在である。クスミノオオカミとイザナミが1つに還り、本来の姿を取り戻した時に「マリー」は「イザナミノミコト」に変化した。

クスミノオオカミが担う役割は、大きく分けて2つある。
  • 人世(現実世界)に溶け込み、人々の望みが何であるかを知り、「霧に包まれた世界の到来を人間が真に望んでいるか否か」をアメノサギリとクニノサギリに伝令する。ただ、クスミノオオカミはほとんどを「記憶喪失のマリー」として過ごしており、意思と無関係に伝令を行っていた。

  • もしも「霧は不要である」という結論が出た場合に霧を「晴らす」。具体的にはアメノサギリとクニノサギリが生み出した霧をその身に取り込み、穢れを一身に引き受けて自身もろとも消え去る。

自称特別捜査隊が2つのサギリを倒し、霧に包まれた世界を否定したことで、現実世界を覆っていた霧が彼女の中へと流れ込み死が決まってしまう。主人公と絆を築いていたことが自殺を選択させる要因となる。
主人公の前から姿を消し、テレビの世界の辺境に「虚ろの森」を創り出し、そこを自らの死地と定めて最奥に引籠もる。
その事実を知った主人公らは救出に向かうが、再会した彼女は「クスミノオオカミとしての記憶」と「マリーとして主人公らと積み重ねた新しい記憶」から、「もっと一緒にいたいが、ここで死ななければ彼らを滅ぼしてしまう」と苦悩し、主人公らの世界を守る為に救いの手を拒んで対決を選ぶ。

マリーとしての意識が健在である第1形態、自ら意識を眠らせ本来の神性のみを発現させた第2形態と戦う事になる。

第2形態は「全ての属性攻撃を反射させる」という防御特性を有しており、ガードキル系のスキルかそれに類する効果を持ったアイテムによるサポートが必須となる。虚ろの森に出てくるシャドウはガードキル系のアイテムを頻繁に落とすので、スキルを取得していなくてもどうにかなる。

神話

久須美大神。
正しくは、熊野久須美大神。または熊野夫須美大神。
和歌山県熊野地方にて信仰されている熊野三神の一柱で、「熊野三山」と呼ばれる三社のうち、熊野那智大社にて主祭神として祀られている神。

スサノオが根の国に至る間際、アマテラスと誓約を交わした際に産まれた神といわれる。
火の神であり、神仏習合においては千手観音と同一視される。

また、「日本書紀」の記述おいてはイザナミの弔われた地名が「熊野」であることから彼女との結びつきが深く、特に熊野三山において久須美大神はイザナミと同一の存在としても解釈されている。

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最終更新:2018年01月07日 21:54