京太郎「すいません、今すぐ閉めますから!」
揺杏「部屋の内側から戸を閉めてどうするのさ!」
京太郎「ホントだ! どうしましょう!?」
揺杏「こっちが聞きたいくらいだよ!」
京太郎「あわわ、あわあわわ」
揺杏「とにかくこっち見ないで! スカート、まだ穿けてないから」
京太郎「き、気をつけます! 黒ストがエロくてすごくいいお尻でした!」
揺杏「手遅れじゃん! えっち、すけべ!」
京太郎「ありがとうございます!」
-----
京太郎「本当にごめんなさい、さっきは少し気が動転してて」
揺杏「もういいよ。女子校気分のまま部室でメイドコスに着替えてた私も悪いし」
京太郎「でも」
揺杏「だったら責任取ってくれるの? 見たんでしょ、私のパンツ」
京太郎「それはもちろんバッチリ見ましたけど、責任って」
揺杏「初めてだったもん、男の子にあんなところ見られたの。須賀くんのばか」
京太郎「…………」
揺杏「…………」
京太郎「分かりました」
揺杏「え?」
京太郎「取りますから、責任。具体的にはどうすればいいですか」
揺杏「それは、その」
京太郎「先に言っておきますけど、あまりお金の掛かることは」
揺杏「そ、そんな要求しないよ! 私はただ」
京太郎「ただ?」
揺杏「須賀くんと仲良くなりたいというか、なんというか」
京太郎「仲良くありませんか? 俺と岩館先輩」
揺杏「そうじゃなくて! 今よりもっと、その」
京太郎「えっと、それって。もしかして」
揺杏「…………」
京太郎「先輩」
揺杏「こ」
京太郎「こ?」
揺杏「これでも着てなよ! 私のお手製メイド服だぞ!」
京太郎「唐突すぎませんか!?」
揺杏「恥ずかしすぎて普通にお喋りなんかできないもん! 察してよ!」
京太郎「か、かわいい」
揺杏「ううううう、うるさい! 後輩くんのくせに生意気だぞ!」
京太郎「というかそれ、今着てるコスを自分から脱いでますよね! 結局」
揺杏「え」
京太郎「正直、目のやり場に困ります」
揺杏「…………」
京太郎「…………」
揺杏「脱いで」
京太郎「へ?」
揺杏「須賀くんも制服脱いでって言ってるの!」
京太郎「なんで!?」
揺杏「私だけ色々見られちゃって不公平だもん! 須賀くんも見せるべきだよ!」
京太郎「あなた、自分が何を言ってるのか分かってますか!?」
揺杏「うるさいうるさい! そうこうしてる間にベルトも外しちゃったもんね!」
京太郎「ちょっと、それ下ろしたらマジで洒落になりませんからね!」
揺杏「いいからとっとと脱いでよ!」
爽「…………」
揺杏「ん?」
爽「…………」
揺杏「」
爽「ごめん、ホントにごめん。罪滅ぼしに人払いはしておくから」
揺杏「違う」
爽「ひ、避妊はちゃんとしろよ? ははは、はは」
揺杏「違うの!」