京太郎「インターハイ、行きたかったなー……」
真佑子「だねー……」
京太郎「……」
真佑子「……」
京太郎「え?誰?」キョトン
真佑子「なんで!?」ガーン
京太郎「いやいや誰ですか!まゆこ……?」
真佑子「私だよ!多治比真佑子!」
京太郎「多治比真佑子……あの白糸台の大星淡と地区大会決勝で戦ったあの!?」
真佑子「うあっ!?そ、その名前は言わないでぇ!」ビクビク
京太郎「ただでさえ白糸台にボロボロにやられたあげく、あの顔芸を披露したあの!?」
真佑子「そこそこ善戦したよ!顔の事は……もう言わないでよ!///」カァァッ
京太郎「松庵女学院2年生、個人戦の成績が割とスゴイらしいあの!?」
真佑子「そ、そうそう……って京太郎くん後輩だよね!?知ってるよね!?」
京太郎「いやぁ多治比先輩は存在がマイナーですし」ズバァッ
真佑子「ぅぐ……こ、個人戦で出るかもしれないでしょ!」
京太郎「さっきインターハイ行きたかったとか言ってたのに」
真佑子「団体戦が!ね?……い、今はいつなんだろう……?」
京太郎「そんなことより多治比先輩、今日もツインテールが似合ってますねぇ」
真佑子「え、そ……そう?ぇへ……///」カァッ
京太郎「誕生日は12月26日ですよね?」
真佑子「私の情報を小出しにしてるね……覚えてくれてたの?誕生日」
京太郎「そりゃあ……俺は多治比先輩が好きですからね」キリッ
真佑子「ちょっ!?///」ボフンッ
京太郎「おもちが無いのが残念ですけど~」
真佑子「……幻滅」ジトー
京太郎「地味可愛い多治比先輩ステキ!」
真佑子「ほ、褒めてるぅそれ……?地味ってねぇ、雑誌にも出てるからね私!」ドヤッ
京太郎「そんなオカルト……ってマジだった!」ペラッペラッ
真佑子(都合よく持ってるのね)
京太郎「荒川憩にちゃちゃのん、レベル高ぇ……お?この子は特に可愛いな!」
真佑子「むっ……だ、誰?」ズイッ
京太郎「大星淡」
真佑子「うぎゃあっ!?2ページ特集攻撃!?」ビクゥッ
京太郎「白糸台強かったですよねー……お、宮永照」ペラッ
真佑子「この人にも結構削られたよねぇ……なんかもう強そうなオーラが出てるもん」
京太郎「ははぁ、例えるなら熱湯みたいなものですね!」キリッ
真佑子「………………へ?どういう意味?」ポカーン
京太郎「ほら、水って見た目じゃ温度が分からないでしょ?」
真佑子「は、はぁ」
京太郎「でも沸騰してるお湯は見た目で熱いってのが分かりますよね」
真佑子(……分かりにくぅ)
京太郎「大多数の人は、多少の差はあれどただの水って事ッスよ」
真佑子「つまり京太郎くんはその大多数のぬるま湯打法ってこと?」ズバァッ
京太郎「辛辣!お、俺は逆に氷点下ですから!氷のK(京太郎)と呼んでください!」
真佑子「パクリじゃん!京太郎くん、個人戦ボロッカスだったよね!」ズババァッ
京太郎「ふぐっ!オ、オーラの話ですから…………」グスッ
真佑子「あぁゴメンゴメン!……じ、じゃあ私は何度ぐらいかな~?」
京太郎「多治比先輩は影薄いんで蒸発した気体ですね」サラッ
真佑子「ヒドっ!?」ガーン
京太郎「まぁ特徴が無いのも特徴ですから、頑張れば卓上から消えたり出来るかも?」
真佑子「そんなオカr……って私は影薄くないったらぁ!」プンスコ
京太郎「ある意味で、ね?」
真佑子「むぅぅ……実はアニメ、レギュラー出演!」
京太郎「たまたまでしょ~?」ニヤニヤ
真佑子「……ホントに私の事好きなの?なんかさっきからディスってない?」ショボーン
京太郎「いやいやその絶望顔!ベリグーですよ」グッ
真佑子「えぇぇ……落ち込むぅ……」ズーン
京太郎「まぁ、それも含めて大好きですよ?多治比先輩のこと」
真佑子「………………そういう事はさらっと言うよねー……///」カァァッ
京太郎(悪口も結構さらっと言ってるけどね)
真佑子「えー、ちょっ……そっ、すす好きってさー、冗談?……冗談!?///」ズイッ
京太郎「急に大声に……えーと、じゃあ冗談ッス」
真佑子「え゙ぇー!!?」ガガーン
京太郎「その顔いただき!嘘ですって、本当に好きですから」キリッ
真佑子「あ、あぅう無限ループじゃん!?くそぅ、私も自然に顔が熱くなっちゃうしぃ……!///」プシュー
カンッ
最終更新:2015年02月15日 17:07