久「久しぶりの部室一番乗り~」
京太郎「~~♪」
久「と思ったら須賀君が……須賀君?」
京太郎「~風を斬れ 声を枯らして
オカルト(けもの)が嗤う この長野(まち)で
喰うか喰われるかの運命 oh Yeah♪」
久「……歌詞に微妙な違いを感じるのは気のせいかしら?」
京太郎「ん? ……ぅおわっ!?ぶ、部長! 何時からそこに!」
久「いつからって、少し前よ。 須賀君ったらノリノリで掃除してて気付かないんですもの。」
京太郎「あぁすみません、ついつい熱中しちゃってまして……すぐ卓の用意しますんで!」
久「気にしなくて良いわよ、まだ集まるまでかかるでしょうし……ところで須賀君?」
京太郎「はい、何っすか部長?」
久「生きる為に何を喰らうのかしら?」
京太郎「何で先の歌詞知ってんっすか……? 優希じゃないんっすから、特別生きる為にって喰うものなんて……」
久「あ、言い方が悪かったわね……誰を食べたい?」
京太郎「また何を言い出すかと思えば、この部長は……」
久「候補もいないの? 和は無理でしょうけど、咲や優希なら須賀君次第でいくらでも……」
京太郎「何中年のセクハラオヤジみたいな事いってんすか!? ……ほら、シーツ変えますからどいて下さいよ。」
久「何なら……」
京太郎「はい?」
久「私を食べてみないかしら……?」
京太郎「ちょっ、ちょちょちょっ! 部長!?」
咲「こんにちわー……えっ?」
優希「今日もあっついじぇ!京太郎、今日は冷タコス……ん?」
和「すみません、遅れました。部長と須賀君……は……?」
久「……チッ」
京太郎「あ、お、おう皆……!」
咲「」ゴゴゴゴゴ……
優希「」フシュゥゥゥゥ……
和「」ザワ……ザワ……
京太郎「なんか怖ぇぇぇっ!?」
この後、染谷まこが到着する迄の十数分間、京太郎は四方を捕食者に囲まれて身動きが出来なかったという……
カンッ
最終更新:2018年04月29日 21:43