アレク「上の意向、機密の都合?
んー、どれにしても説得力に欠けるか」
京太郎「なーに唸ってるんです? コーヒー置きますよ」
アレク「ああ、アリガト。何、インハイで目立った各校に
取材したいって申し入れが来てね。
どうやって断るか考え中なんだ」
京太郎「へえ、断るんですか?」
アレク「受ける代価に他校の情報取るのも考えたんだけどね。
次に向けて他所向きの顔作ってる暇がない、ってのが本音かな」
京太郎「インハイ4位のウチが立て直しに必死だから、
なら名目立つ気はするんですが?」
アレク「その中身を聞かせろ、が向こうさんの要望なの」
ネリー「情報料寄越せ!って言えば? あ、ボルジョミ貰うね」
京太郎「ホレ、振るなよ。ハオはほうじ茶で良かったのか?」
ハオ「はい、ありがとうございます」
アレク「情報だけじゃなくて代価も取るか。いいわね、それ」
ハオ「幾ら払うか、の駆け引きで時間稼ぎにもなりそうですし」
京太郎「なし崩しで向こうが諦めるのを待つ、か。
まあ臨海以外に集客できる学校、今回は多いしなあ」
ネリー「勝ったんだからそれぐらいやればいいんだよ。
ネリー達それどころじゃないんだから」
京太郎「そういうセリフは俺の膝から下りて喋れ」
ネリー「気にしない、気にしない」
アレク「(男子に骨抜きにされたってバレるわけにはいかないし)」
最終更新:2018年05月02日 20:55