京太郎「あ~疲れたー...」ガチャ

俺の名は須賀京太郎高校三年生
女性の大きなおもちが好きな
どこにでもいるふつうの男だ
なぜこんな漫画のようなことを思ってるのか
それは...

竜華「おかえりー京太郎さん♪」

この娘がいるからであろう
俺のことをエプロン姿で迎えてくれた
この娘は清水谷竜華ちゃん小学六年生
小学生とは思えないおもちを持つ美少女だ
流石におもちがあるとはいえ
小学生に劣情を抱くことはないが

竜華「今日はウチ特性のカレーやで!なかなかうまくできたと思うわ!」

京太郎「ああ、ありがとう竜華ちゃん」

なぜ小学生と同居のようなことをしてるのか
そもそもこの娘は隣の部屋に住んでいる娘だ
二年くらい前の台風で強い雨が降っていた日
扉の前でずぶ濡れになって座っていた
ちなみにその時は家の鍵を学校に忘れて
家に入れなかったらしい
随分寒そうにしてたから風邪をひいたら
大変だと思い部屋にあげて
風呂に入れて着替えを貸した
今更だが女子小学生を部屋にあげる
男子高校生とかかなり危険だと思う
だがその日は竜華ちゃんの親も帰って来ず
外も雨が強くてとても出歩けないから
仕方なく俺の部屋に泊まってもらった
後日竜華ちゃんから着替えを返してもらう時

竜華「あの日のお礼に毎日お料理作ってあげる!お兄さんいつもコンビニ弁当ばっかりみたいやし!」と言ってきた
流石に断ろうとしたが竜華ちゃんの作ってきたカレーがあまりにも美味くて屈したのだ

以来合鍵も渡してこうやって毎日俺の帰りを待っていてくれている様子は
妹ができたみたいで少し嬉しい

竜華「今日も怜が膝枕ー!って言って抱きついてきてなー困った子やわー」

京太郎「ははは...」

こうやって食事中に竜華ちゃんの一日の話を聞いていると本当に妹ができたみたいだ

京太郎「ごちそうさま。おいしかったよ。
洗い物は俺がやるから竜華ちゃんはテレビでも見てて。」

竜華「ホンマ?ありがと京太郎さん」

そう言ってリビングに行く竜華ちゃん
俺に懐いてくれていてとてもほほえましい
しかしだからこそあの話をするのが少し辛い
どこであの話を切り出そうか...

俺が洗い物をしてリビングに向かうと
竜華ちゃんが俺のかばんの前で...って!

京太郎「竜華ちゃん!それは...」

竜華「京太郎さん...これなんや..?」

竜華ちゃんの手に握られているのは
東京の大学のパンフレットである

竜華「京太郎さん東京行ってまうん...?」

京太郎「...ああ」

ハンドボールで全国に名を轟かせた俺は
東京のハンドの名門校から推薦が来ていた
ハンドが好きで東京にも興味のある俺は
推薦を受けてそこに行こうと考えてたのだ

京太郎「竜華ちゃんには早めに言おうと思ってたんだけどなかなか言えなくてね。
竜華ちゃんとお別れなのは寂しいけど...」

竜華「....そっか...」

竜華ちゃんが寂しそうに見える
少し心苦しい気もするが...決めたことだ

竜華「ウチ今日はもう帰るわ...」

そう言って部屋から出て行ってしまった

京太郎「あー...」

決意したとはいえなかなかきつい
あそこまで落ち込むとは
相当竜華ちゃんと仲良くなれていたんだろう
あれを見ると少し心揺らぐが...

京太郎「いや...」

俺も男だ一度決めたことを曲げるのはナシだ
それに竜華ちゃんも中学生になる
仲のいい友達もいるみたいだし
俺がいなくなっても大丈夫だろう

京太郎「明日きちんと話をしなきゃな」

そう言って俺は寝床についたのだった

次の日

俺が学校から帰ってくると部屋に竜華ちゃんがいた。よかった元気そうだ

京太郎「竜華ちゃん...」

竜華「京太郎さん♪もうご飯できてるで♪」

京太郎「あ、ああ...」

少し元気すぎる気がしなくもない
昨日の今日で受け入れたのだろうか
少し複雑な気もするがよかった

竜華「お味はどうや?京太郎さん♪」

京太郎「ああ、美味しいよ。竜華ちゃんはいい嫁さんになるよ」

竜華「ホンマに?それなら安心やわ♪」

京太郎「?それはどういう...」

意味だい?と言おうとしたところで俺の意識は途絶えた



竜華「ウチの大切な人はいつも遠くへ行ってまう」

竜華「京太郎さんもウチから離れていくんか」

竜華「イヤや!そんなの絶対嫌!」

竜華「せやけど...京太郎さんが持ってたこの本の既成事実とやらを作れば...」

竜華「ふふっ♪一生一緒やで京太郎さん♪」

カンッ!

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最終更新:2019年03月11日 01:15