京太郎「なぁ、和」
和「どうしました?」
京太郎「例えばさ、俺が和を好きだって告白したらどうする?」
和「…………」
京太郎「ま、馬鹿な事とは思うけどさ」
和「そうですね。まず進路や将来のこと、子供は何人欲しいか、そこからですね」
京太郎「なら無理だなー、そんなの考えられるほど立派な頭でもないしさ」
和「そうですか。なら告白、なんてもう言いませんね」
京太郎「おう、そうするよ」
────数ヶ月後
和「須賀君」
京太郎「お?」
和「もし私が、須賀君を好きだと告白したらどうしますか?」
京太郎「うーん、しばらく前に恋人出来てさ。嬉しいけど、受けられないな」
和「そうですよね、子供や進路なんて───恋人が出来た、ですか?」
京太郎「おうさ。少し年上の相手なんだけど、可愛い人でな。お世話のし甲斐もあるし、ハギヨシさんに教わるのも俄然楽しくなって来たところだよ」
和「相手が何方か、聞いても?」
京太郎「あー、良いのかなぁ…?ちょっと確かめて見るな」
京太郎「了解でたから教えられるぜ。俺の恋人は瑞原はやり、牌のお姉さんだ」
和「……ふ、ふふ、そんなあからさまな嘘に引っ掛かる私とでも?」
京太郎「ほら、二人で撮った写メ。はやりさんのブログとかにも書いてるから見てみろよ」
和「何故…私から、牌のお姉さんに?」
京太郎「いやー、偶然会って、気に入られて、連絡とかしてるうちに少しな」
和「……別れて、私と付き合うべきです」
最終更新:2019年10月09日 10:16