京太郎「…」コソコソ
京太郎「ちょっとぐらいなら、バレないだろ…」イソイソ
和「ナニをしているんですか?」
京太郎「うわぁあ!?出たー!!」
和「そんな人をお化けのように扱わないでください!」
和「第一、私は京太郎君の彼女なのですから、出たも何も…」
京太郎「ここをどこだと思ってるんだよ!俺んちの物置部屋だぞ!?」
和「?、それがどうかしましたか?」
京太郎「どうしたもこうしたも…いくら彼氏の家と言っても、突然出没するのは心臓に悪いからさァ」
和「何を言ってるのですか、もう夫婦みたいなものですし、家に居るのは当たり前です。」
京太郎「だ・か・ら!鍵のしまった家にどうやって侵入しているんだ和ァ!」
和「愛ゆえになせる業です!」フンス!
京太郎「そんなオカルトありえねぇよ!」
和「ところで京太郎君、こんなところでナニをしてるんですか?」
京太郎「え”!いや、その…」
京太郎「そ、そうそう!久々に物置の掃除でもって思って…」
和「そうなんですね」
和「では、この本は処分しても良いですよね?」
京太郎「」
和「まったく…私というものが居るのに、何故こんなものを」
京太郎「いや、そのですね…」
和「それよりも京太郎君、また『嘘』をつきましたね」
京太郎「…ま、まって」
和「まだ私に嘘をつけるんですね、やはり京太郎君は信用なりません。一生、私には嘘をつけないようにしませんと」
和「そうですよ、こんな本を使っているんですから…将来的に浮気とかもする可能性があります」
和「今のうちにその可能性は潰しておくに越したことはありませんね?」
和「都合のいいことにここは物置ですし、『道具』は沢山あります」
京太郎「た、たすけ…」
和「ああ、逃げちゃダメですよ京太郎君」ガシ!
京太郎「わ、分かった分かった!もう噓はつかないから!だから今日はやめ…」
和「へぇ、ここはこんなになってますよ?また嘘をつくんですか?正直になっていいですよ?」ギュ!
京太郎「う、うぅ…」
和「京太郎君、覚悟してくださいね♪」ボソッ
カン
最終更新:2019年10月09日 10:37