咲「ねえ京ちゃん、京ちゃんは何で麻雀部に入ったの?弱いのに」
京太郎「最後のは余計だろ、咲のくせに、咲のくせに」
咲「もー、頬が伸びちゃったらどうするの。京ちゃんのことだから和ちゃん目当てでしょ」
和「いえ、私が入った時にはもういましたよ須賀くんは」
咲「えー、本当?」
優希「そういえば京太郎は麻雀ルールも知らなかったんだしなんでだ?」
和「咲さんの理論で行くと部長――いえないですね、すみません須賀くん」
まこ「お前さん、ときどき辛辣じゃな」
久(離さない方がいいのかしら? 「会わせてやりたい奴らがいるんです」って真剣な顔で言ってきたこと)
久「はいはい、インターハイが終わったからって気を抜かない。これからは須賀くんも上達させなきゃなんだから」
咲「あ、だめだよそこでポンしないと。2巡後にカン材が――もう、だから言ったのに」
京太郎「俺はお前と違って透視能力なんてないんだから人間の言葉で教えてくれ」
咲「もう、京ちゃんは本当だめだなぁ」
久「ま、楽しそうだからいいのかもね」
小さく呟いた言葉は誰の耳にも届かず宙に消えた。
カン
最終更新:2020年04月06日 23:01