京太郎「むむむ……」
優希「考えたって無駄だじぇー。分からんならとっとと捨てれー」
京太郎「このやろ……ええい! これだ!」
和「ロン。8000です」
京太郎「お前のせいだぞタコスーーー!」
優希「なにをーーー!!」
まこ「喧嘩すんな。まったく……京太郎も、もう初心者気分は抜けぇや。三ヶ月も打っとりゃ十分じゃろ」
京太郎「俺だって色々試してみてますよ! でも行かないと和了れないじゃないですか!」
まこ「なっさけないこと言うな。このままじゃあ来年、後輩にナメられるぞ?」
京太郎「うぐ……」
咲「ダメですよ先輩。京ちゃんは前に「麻雀は運ゲー」とか言ってましたし」
まこ「京太郎……お前……」
京太郎「うぐぐぐ……」
和「良いんじゃないですか? 万年初心者でも」
京太郎「止めろ! 俺は……俺はこんなところで終わる男じゃねー!! うわあああ!!」ダダダッ
パタン
咲「……和ちゃん、今のは言い過ぎじゃない? 京ちゃんだってちょっとずつ頑張ってるのに」
和「ふふ。そうですね。私が教えればもう少し早く上達しますので、今夜にでも教えに行きますよ」
優希「無駄無駄無駄だじぇ。教えて分かるような奴じゃないじょ。行くだけ無駄だからやめた方がいいぞのどちゃん」
和「…………」
まこ「仕方ない、わしが後で徹底的に指導しとくわ」
咲「いや、私が教えますよ。家も隣ですし」
和「この中で一番理論的に教えられるのは私だと思いますけど」
まこ「…………」
優希「だーかーら! 理論的に教えても無駄」
バンっ!
京太郎「待たせたな! 今度の俺は一味違うぜ! へへ、べんきょーしてきたからな!」スマホ片手に
四人「(かわいい)」
まこ「よーし分かった、わしがぶちのめしたるけぇ席座れ」
咲「調子に乗った京ちゃんは叩くに限るよね」
和「はぁ……そんなもので強くなった気になるなんて……」
優希「とりあえず東場でぶっ飛ばすじょ」
京太郎「な、なんでそんなに皆やる気なんだよ! そんなに俺が嫌いかーーー!」
最終更新:2020年04月06日 23:06