~欲界の天魔~(C)
基本情報
名前 欲界の天魔(よくかいのてんま)
真名 マーラ
種族 降魔
ジョブ マジシャン
初期カルマ 5
カルマ取得速度 MELT
<タイプ> <艶妖>
タイプ ディーヴァ
HP 700
ATK 210
DEF 190
ハイアーツ
CV ???

カルマアビリティ
カルマ1個 天魔波旬
魔神化の時間が延びる。さらに、自身が戦場に出ている間、自ユニットの攻撃力と防御力を上げる。ただし、自身は効果を受けない。
カルマ3個 ユニットサポートW
自身が戦場に出ている間、自ユニットの攻撃力と防御力を上げる。ただし、自身は効果を受けない。
カルマ5個 フュージョンアップW
魔神化したとき、攻撃力と防御力が一定時間上がる。この効果は、施設へ帰還すると消える。
ハイアーツ 波旬蓮華
一定時間、範囲内にいるターゲット中の敵ユニット1体と、その周囲の敵ユニット全ての攻撃力を下げ、攻撃間隔を長くする。
効果時間 ??秒
効果量 ATK-??

ステータス
  • 魔神状態中
カルマ所持数 融合体数 HP ATK/DEF
カルマ5個 0体 700 ???/???
7体 1000 ???/???
  • 魔神状態解除後
カルマ所持数 HP ATK/DEF
カルマ5個 700 ???/???
カルマ3個 700 ???/???
カルマ1個 700 210/190


DATA・イラスト・フレーバーテキスト
+ Ver3.5 DS
Ver3.5 DS
身長 優越欲求のままに
体重 承認欲求のままに
最高速度 逃避欲求のままに
戦闘力 支配欲求のままに
知識 求知欲求のままに
真名 マーラ
イラストレーター lack
フレーバーテキスト
淫らな笑みを浮かべた天魔は、優雅にしなを作りながら、全身の花弁を震わせてホホホと笑った。

「“天魔”――それは即ち“欲望”」

遺跡の奥、目の前に現れた天魔は、片方の瞳に朱を宿した若者に語り始めた。

「“天魔”とは、初めから“天魔”として存在するわけではないの。憤怒、悔恨、悲哀――強い想いが強い欲望となって、生命を天へと導き魔へと昇華させる――そうして生まれた天魔はその欲望の成就のため、次元の果てから果てへと彷徨い歩くわ。その欲望の捌け口を探してね」

無蒙な若者に超常の知識を授けるという状況に、なんらかの快感を覚えているのか、淫花を浮かべた天魔はしっとりと濡れた唇の花弁に、熱を帯びた声を乗せて語った。

欲望――その言葉を受けた青年は、自身を顧みる。その思考を見越したように、一斉に開いた天魔の無数の花弁から声が響く。

――復讐を遂げんと欲するが欲望なれば、赦罪を求るもまた欲望なり。

――罰を与えんとするが欲望なれば、罪もまた欲望から来たれり。

――業に因むは欲あらばこそ、業で縛るもまた欲なればこそ。

――王の道を歩まんとするは欲望なり、覇の道を歩まんとするもまた然り。

――己が欲望を果たすを宿命と呼び、他が欲望を叶えるを使命と呼ぶ。

――不撓の心で欲望を果たさんとすれば、堅忍に耐えうる先もまた欲望なり。

――欲望ありて友を愛せば、欲望の先に愛は狂わん。

――欲望あらばこそ渇望し、虚無なるがゆえに欲望を欲す。

八方から一斉に発せられたその声々が重なり、遺跡の大気を震わせる。

「あなたたちは、十分にわたくしの淫欲たる興味を引き付ける欲望を持っているわ。その魂の根底に楔のように縫い付けられたそれらこそ“種”。わたくしたち“天魔”と繋がり、依代たりえる絆…」

言って何かに高まったのか、ふわりと花の香りを漂わせ、天魔は桃色の息を吐いた。

若者は問うた――天魔は強い欲望を持つというのならば、お前の欲望とはなにか、と。すると天魔は、淫靡に微笑みながら答えた。

「わたくしはあらゆる天魔の祖、“欲界の天魔”――全ての欲望の化身。欲望を煽り、欲望を観察し、欲望を成就させ“天魔”を作り上げていく――それこそが、わたくしの存在意義であり、わたくしの欲望そのものよ」

故に、あなたの欲望に“降魔”を授けましょう――淫らに、そう笑う。

「そもそも、“降魔”とは如何なるものか――あなたの“欲望”とわたくしたち天魔の“欲望”――その双方の強き願いが互いに手折られず重なりあうとき、“天魔”は世界へと降り“降魔”として顕現するのです――」

天魔の言葉と共に、突然若者の体に流れる紅き脈動が、激しい熱を帯び全身を駆け巡る。痛みとも快感ともつかない強く淫痛な刺激が全身を貫く。

「――っぅ!」

思わず、若者の口から吐息がもれた。

「おめでとう。その“欲望”はあなたの栄光――あなたの破滅――しかし、それもまた欲望の結果――さぁ、あなたの欲望の果てを魅せて頂戴」

この世に一柱だけの純粋なる天魔は、心底愉快げに笑った。

考察
ver3.5で追加された、カルマがメルトの降魔の一角。魔神転醒した直後にカルマを5つ取得し、時間経過でカルマを失っていく。

他にはない特徴的な降魔で、自身の魔神化の時間を伸ばし(通常30カウント⇒50カウント)、魔神化してから一定時間ステータスが上昇するアビリティを持つ。上昇量は30/30で、主人公だけで魔神化すると240/220。この効果は帰還・駐留で消えてしまうので、アビリティを最大限活かすには魔神状態で積極的に戦闘をすることが求められる。

欲界の天魔自身がマジシャンであることを考えると、アタッカーとディフェンダー主体のデッキに組込んで終盤の戦闘の際に主力ユニット以外を全部喰わせて魔神化し、転醒力さえあればいつでも出せる局地戦闘の切り札として用いる運用が合っているか。

仮に全ユニットをを召喚し、主力ユニットを3体残して他の使い魔を全て融合させた場合、アビリティと融合による上昇量を合わせるとステータスは圧巻のHP1000、A/D=280/260。無警戒に近づいてきた敵軍団の前で突然魔神化してやれば、余程アタッカー寄りな敵集団ではない限りゴリ押して突破できる。

また降魔である自身を強化する一方で、カルマ1とカルマ3のアビリティには、自身以外の自ユニットのA/Dを補強する効果を持っている。上昇量はカルマ1で10/10、カルマ3で15/15。合わせて25/25の底上げが可能で、魔神化直後は欲界の天魔自身が極大マジシャンになるだけでなく、他のユニットもパワ―ライズLv1を常時受けているような状態になる。

相手としては目の前の軍団が突然2周り程強力になった挙句に超火力のマジシャンの奇襲を受けるようなものなので相当な圧力である。

しかし、欲界の天魔自身は魔神化が溶けるとお世辞にも強いとは言えないスペックなので、躱されないように魔神化するタイミングは絞って行きたいところ。ただ、魔神化が解けた後もカルマ3までのアビリティは結構長い間持続するので、軍団の強化効果は得られる。もう一度戦闘をこなす時はこの補強強化と、相手の攻撃性能を奪うハイアーツで援護に回り、戦闘を有利に運びたい。


キャラクター説明
過去作より復活



※カルマ1・2・3アビリティの上昇量が不明です。情報をお待ちしております。

コメント *編集が苦手な方はこちらへ情報提供お願いします
  • カルマ1天魔波旬
    魔人化の時間が延びる。さらに、自身が戦場に出ている間、自ユニットの攻撃力と防御力を上げる。ただし、自身は効果を受けない。 -- (名無しさん) 2016-06-28 23:57:21
  • 魔神の時間は通常30カウント→50カウントのようです -- (名無しさん) 2016-06-29 10:54:11
  • カルマ1:攻防10上昇
    カルマ3:攻防15上昇
    カルマ5:魔神の攻防30上昇、効果時間40カウント -- (名無しさん) 2016-07-01 00:40:29
  • カルマ5のスペはHP:830 270/270です -- (名無しさん) 2016-07-01 21:43:36
  • ↑融合数は3です -- (名無しさん) 2016-07-01 21:44:12
  • フレーバー。

    淫らな笑みを浮かべた天魔は、優雅にしなを作りながら、全身の花弁を震わせてホホホと笑った。

    「“天魔”――それは即ち“欲望”」

    遺跡の奥、目の前に現れた天魔は、片方の瞳に朱を宿した若者に語り始めた。

    「“天魔”とは、初めから“天魔”として存在するわけではないの。憤怒、悔恨、悲哀――強い想いが強い欲望となって、生命を天へと導き魔へと昇華させる――そうして生まれた天魔はその欲望の成就のため、次元の果てから果てへと彷徨い歩くわ。その欲望の捌け口を探してね」

    無蒙な若者に超常の知識を授けるという状況に、なんらかの快感を覚えているのか、淫花を浮かべた天魔はしっとりと濡れた唇の花弁に、熱を帯びた声を乗せて語った。

    欲望――その言葉を受けた青年は、自身を顧みる。その思考を見越したように、一斉に開いた天魔の無数の花弁から声が響く。

    ――復讐を遂げんと欲するが欲望なれば、赦罪を求るもまた欲望なり。
    ――罰を与えんとするが欲望なれば、罪もまた欲望から来たれり。
    ――業に因むは欲あらばこそ、業で縛るもまた欲なればこそ。
    ――王の道を歩まんとするは欲望なり、覇の道を歩まんとするもまた然り。
    ――己が欲望を果たすを宿命と呼び、他が欲望を叶えるを使命と呼ぶ。
    ――不撓の心で欲望を果たさんとすれば、堅忍に耐えうる先もまた欲望なり。
    ――欲望ありて友を愛せば、欲望の先に愛は狂わん。
    ――欲望あらばこそ渇望し、虚無なるがゆえに欲望を欲す。

    八方から一斉に発せられたその声々が重なり、遺跡の大気を震わせる。

    「あなたたちは、十分にわたくしの淫欲たる興味を引き付ける欲望を持っているわ。その魂の根底に楔のように縫い付けられたそれらこそ“種”。わたくしたち“天魔”と繋がり、依代たりえる絆…」

    言って何かに高まったのか、ふわりと花の香りを漂わせ、天魔は桃色の息を吐いた。

    若者は問うた――天魔は強い欲望を持つというのならば、お前の欲望とはなにか、と。すると天魔は、淫靡に微笑みながら答えた。

    「わたくしはあらゆる天魔の祖、“欲界の天魔”――全ての欲望の化身。欲望を煽り、欲望を観察し、欲望を成就させ“天魔”を作り上げていく――それこそが、わたくしの存在意義であり、わたくしの欲望そのものよ」

    故に、あなたの欲望に“降魔”を授けましょう――淫らに、そう笑う。

    「そもそも、“降魔”とは如何なるものか――あなたの“欲望”とわたくしたち天魔の“欲望”――その双方の強き願いが互いに手折られず重なりあうとき、“天魔”は世界へと降り“降魔”として顕現するのです――」

    天魔の言葉と共に、突然若者の体に流れる紅き脈動が、激しい熱を帯び全身を駆け巡る。痛みとも快感ともつかない強く淫痛な刺激が全身を貫く。

    「――っぅ!」

    思わず、若者口から吐息がもれた。

    「おめでとう。その“欲望”はあなたの栄光――あなたの破滅――しかし、それもまた欲望の結果――さぁ、あなたの欲望の果てを魅せて頂戴」
    &b
  • (続き)
    (~「おめでとう。その“欲望”はあなたの栄光――あなたの破滅――しかし、それもまた欲望の結果――さぁ、あなたの欲望の果てを魅せて頂戴」 )

    この世に一柱だけの純粋なる天魔は、心底愉快げに笑った。
    身長
    優越欲求のままに
    体重
    承認欲求のままに
    最高速度
    逃避欲求のままに
    戦闘力
    支配欲求のままに
    知識
    求知欲求のままに
    真名
    マーラ
    lack -- (名無しさん) 2016-07-04 01:11:22
名前:
コメント:

すべてのコメントを見る

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2016年08月14日 22:44