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「入れ替わり3」(2006/09/16 (土) 11:36:14) の最新版変更点
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*入れ替わり not ラブラブ編 by 243さん
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「…これが女の体…」
なんだかもやもやする。
この感覚は、イってしまえば終わるというわけじゃないようだ。
続きを…したいかもしれない。
さっきの自分の心と反している気持ち。
罪悪感でいっぱいになる。
「…とりあえず、山田を起こして…
いや、まずこの処理を何とかしないとな」
起き上がって、奈緒子の体を起こそうと試みる。
…重い。動かない。
「ふぬぅぅ…ベストを尽くせぇー!!」
何とかひっくり返し、仰向けにさせた。
そっとズボンに手をかけ、脱がしにかかる。
下着と一緒に引き摺り下ろすと、
白濁の液体が大量にとろりと体を伝った。
「…。最近してなかったからな…。
とりあえず洗って干して…」
無性に恥ずかしくなり、
汚れた下着とズボンを抱えてシンクに走った。
軽く洗った後、もう一度奈緒子に駆け寄る。
タオルを探し、下腹部を拭っていった
----
山田奈緒子の視点から見る、上田次郎の体。
身長もペニスも、なんだかやたら大きく見える。
「あと少し…起きるなよー…」
「うーん…?」
あっさり起きるか!!!!!
冷静に、冷静に…
「あれ…?あ、上田さん…」
こういう時、どんな顔をするべきなのか分からない。
不自然な笑顔のまま、タオルをそばに置いた。
奈緒子はタオルに視線を向け、下半身の異変に気付き慌てて飛び起きた。
「…!!えぇ、えっと…ごめんなさいっ!」
目をつむって両手を合わせる奈緒子が、少し可愛く見える。
何だかまたムラムラしてきた。
思い切って、続きがしたいと言ってみようか。
いや、さっきあんなに拒否したのに誘うなんて事は…
「…おーい。怒ってるんですか?」
上田の顔の前で手をひらひらさせ、奈緒子は寂しげに呟いた。
「!い、いや違う!
…その、今後のことを考えていたんだ。
このままもとに戻れなかったら…」
----
適当な言い訳のつもりだった一言だが、重要な問題だ。
大学の教授と自称天才奇術師では、立場が違いすぎる。
奈緒子はしばらく考えた後、頷きながら言った。
「…結婚するしかないですね」
…結婚?まさか山田の口からそんな言葉が出るとは…。
奈緒子は唖然としている上田を真剣な面持ちで見つめた。
「私、一生上田次郎として生きるんですよ。
でも本を書いたり講演なんて無理だし…
結婚すれば、一緒にいても怪しまれないでしょ」
話が飛びすぎじゃないか!?
だいたいそんな愛のない結婚なんて!
上田はあくまで冷静を装い、大人の落ち着きで奈緒子を諭すことにした。
「…そんなに簡単に決めていいことじゃないだろう?
落ち着きなさい。
今までだって、何だかんだで一緒にいたじゃないか」
恋人ではなくても一緒にいる。
罵りあったりするけれど、誰よりも相手を理解している。
上田は奈緒子に思いを寄せてはいたが、
そんな微妙な関係でいることがとても心地よかった。
そして、きっと奈緒子も同じ気持ちだろうと思っていた。
だからこそ素直に言い出せず、ここまで来てしまったのだ。
----
「…上田さん」
「ん?」
「上田さん、私のことどう思ってるんですか?」
これは…そういう意味なのだろうか?
素直に好きだというべきなのか?
「どうって…それは…」
奈緒子はうつむき、ゆっくりと息を吸って顔をあげた。
「…あの時の…黒門島の、『なぜベストを尽くさないのか』。
意味わかってました?」
そういえば、あの時奈緒子にもらった紙にはそう書いてあった。
上田は自分のプロポーズのことでいっぱいいっぱいだったが…。
「…どんな意味だ?」
----
奈緒子は悔しそうに唇を噛み、上田を見つめて言い放った。
「~あれは…私のこと好きだって、はっきり言えってことだ!」
「…え!?」
「…っ…う…」
奈緒子の瞳に涙が浮かんでいる。
自分からこんなことを言いたくなかったのだろう。
…素直に告白しておくべきだったのか。
上田は少し後悔し、おろおろと奈緒子を見ているばかりだった。
奈緒子の目尻から涙が零れ落ちる。
「…それは…いや、手紙を交換した時にプロポーズしただろ、あの紙に書いて…」
「あっ…あんな中途半端なことに返事できるわけないだろ!
また勘違いかなって思ったから…言えなくて…!」
上田から顔を背け、奈緒子は頬を伝う涙を拭う。
奈緒子の言う「勘違い」は糸節村での暗号のことなのだが、
上田は心当たりがなく首を傾げて唸るばかりだった。
どうしたらいいかわからず奈緒子の頭を撫でていると、
不意に優しく抱き締められる。
「…好きです…上田さんが好き…!」
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*入れ替わり not ラブラブ編 by 243さん
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「…これが女の体…」
なんだかもやもやする。
この感覚は、イってしまえば終わるというわけじゃないようだ。
続きを…したいかもしれない。
さっきの自分の心と反している気持ち。
罪悪感でいっぱいになる。
「…とりあえず、山田を起こして…
いや、まずこの処理を何とかしないとな」
起き上がって、奈緒子の体を起こそうと試みる。
…重い。動かない。
「ふぬぅぅ…ベストを尽くせぇー!!」
何とかひっくり返し、仰向けにさせた。
そっとズボンに手をかけ、脱がしにかかる。
下着と一緒に引き摺り下ろすと、
白濁の液体が大量にとろりと体を伝った。
「…。最近してなかったからな…。
とりあえず洗って干して…」
無性に恥ずかしくなり、
汚れた下着とズボンを抱えてシンクに走った。
軽く洗った後、もう一度奈緒子に駆け寄る。
タオルを探し、下腹部を拭っていった
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山田奈緒子の視点から見る、上田次郎の体。
身長もペニスも、なんだかやたら大きく見える。
「あと少し…起きるなよー…」
「うーん…?」
あっさり起きるか!!!!!
冷静に、冷静に…
「あれ…?あ、上田さん…」
こういう時、どんな顔をするべきなのか分からない。
不自然な笑顔のまま、タオルをそばに置いた。
奈緒子はタオルに視線を向け、下半身の異変に気付き慌てて飛び起きた。
「…!!えぇ、えっと…ごめんなさいっ!」
目をつむって両手を合わせる奈緒子が、少し可愛く見える。
何だかまたムラムラしてきた。
思い切って、続きがしたいと言ってみようか。
いや、さっきあんなに拒否したのに誘うなんて事は…
「…おーい。怒ってるんですか?」
上田の顔の前で手をひらひらさせ、奈緒子は寂しげに呟いた。
「!い、いや違う!
…その、今後のことを考えていたんだ。
このままもとに戻れなかったら…」
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適当な言い訳のつもりだった一言だが、重要な問題だ。
大学の教授と自称天才奇術師では、立場が違いすぎる。
奈緒子はしばらく考えた後、頷きながら言った。
「…結婚するしかないですね」
…結婚?まさか山田の口からそんな言葉が出るとは…。
奈緒子は唖然としている上田を真剣な面持ちで見つめた。
「私、一生上田次郎として生きるんですよ。
でも本を書いたり講演なんて無理だし…
結婚すれば、一緒にいても怪しまれないでしょ」
話が飛びすぎじゃないか!?
だいたいそんな愛のない結婚なんて!
上田はあくまで冷静を装い、大人の落ち着きで奈緒子を諭すことにした。
「…そんなに簡単に決めていいことじゃないだろう?
落ち着きなさい。
今までだって、何だかんだで一緒にいたじゃないか」
恋人ではなくても一緒にいる。
罵りあったりするけれど、誰よりも相手を理解している。
上田は奈緒子に思いを寄せてはいたが、
そんな微妙な関係でいることがとても心地よかった。
そして、きっと奈緒子も同じ気持ちだろうと思っていた。
だからこそ素直に言い出せず、ここまで来てしまったのだ。
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「…上田さん」
「ん?」
「上田さん、私のことどう思ってるんですか?」
これは…そういう意味なのだろうか?
素直に好きだというべきなのか?
「どうって…それは…」
奈緒子はうつむき、ゆっくりと息を吸って顔をあげた。
「…あの時の…黒門島の、『なぜベストを尽くさないのか』。
意味わかってました?」
そういえば、あの時奈緒子にもらった紙にはそう書いてあった。
上田は自分のプロポーズのことでいっぱいいっぱいだったが…。
「…どんな意味だ?」
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奈緒子は悔しそうに唇を噛み、上田を見つめて言い放った。
「~あれは…私のこと好きだって、はっきり言えってことだ!」
「…え!?」
「…っ…う…」
奈緒子の瞳に涙が浮かんでいる。
自分からこんなことを言いたくなかったのだろう。
…素直に告白しておくべきだったのか。
上田は少し後悔し、おろおろと奈緒子を見ているばかりだった。
奈緒子の目尻から涙が零れ落ちる。
「…それは…いや、手紙を交換した時にプロポーズしただろ、あの紙に書いて…」
「あっ…あんな中途半端なことに返事できるわけないだろ!
また勘違いかなって思ったから…言えなくて…!」
上田から顔を背け、奈緒子は頬を伝う涙を拭う。
奈緒子の言う「勘違い」は糸節村での暗号のことなのだが、
上田は心当たりがなく首を傾げて唸るばかりだった。
どうしたらいいかわからず奈緒子の頭を撫でていると、
不意に優しく抱き締められる。
「…好きです…上田さんが好き…!」
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