ムスタシム王国

※この元ネタはただ今考察中です。

考察①ムフタシブ【muḥtasib】 [アラビア語]
市場監督官を意味することば。
アッバース朝時代には,カリフやワジール(宰相)によって任命された。本来の職務はイスラム法の諸規定が守られているかどうかを広く監督することであった。ラマダーン月の断食が守られているかどうか,飲酒の禁が犯されていないかどうか,離婚した女性が法律の決める待婚期間(イッダ)を守っているかどうかなど,社会倫理にかかわるあらゆる事がらに監督権をもっていた。都市の行政・警察権に関係することもあった。

考察②ムスタンスィリーヤ学院
場所:バクダード(イラク)
建設時期:1232年(13世紀)
アッバース朝第36代のカリフ、ムスタンシル(al-Mustansir)(在位1226-1242)が建てたマドラサ。1232年創立。ティグリス川東岸、2階建て方形。
現在のバグダードに遺存している数少ないアッバース朝時代の遺構の一つ。

※ マドラサ(正則アラビア語:مدرسة‎, madrasa) (wikipedhia)
イスラーム世界における学院。元々は単純にアラビア語で「学ぶ場所、学校」を意味していた。
11世紀に制度的に確立し、イスラーム世界の高等教育機関として広く普及。モスクと併設される場合も多く、一般に寄進財産で運営される。近代の世俗教育の普及によって、宗教教育の専門機関となった。
最終更新:2013年03月13日 00:12