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戦いへの想い

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匿名ユーザー

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戦いへの想い ◆/1LLBq1Ub2



暗闇の中レッドは西へと進路を定めて進んでいった。
イエローによって助けられたこの命を無駄にしないために、生き残る。だけど人殺しはしたくない
だからこのゲームを終わらせるため、もしくは脱出するためには仲間をつくる必要があった。
そのためにはまず共に脱出を目指す人間を見つけ出す必要がある。
そこで考えた策としてまずは最も近い位置にある図書館を目指し
そこから街道沿いを進んでいくというものであった。

程なく図書館が見えてきたが、レッドの脳裏には小さな疑問があった。
(この会場に飛ばされてから、一度も野生のポケモンを見ていない?)
こんな夜中でもコラッタやナゾノクサくらいはそこらじゅうにいるはずなのに
もっとも、今の俺にはニョロやピカといった仲間もいないし捕獲用のモンスターボールだって持ってない以上は捕まえることは難しいけど、一体どうして
それにフッシー、一体どうして進化前に戻ったんだ?
などと考えているうちに図書館の目の前に到着していた


階段を上り扉をゆっくりと開け図書館へと入っていく
入口の前にバイクが置いてあった以上はここに誰かいるのは間違いない
中にいるのが危険な人物かもしれないがそういっててもキリが無いのでここは一か八か接触を試みることにした。

図書館は意外と広く相当な数の本が眠っている。吹き抜けになっている2階も含めると
どれだけの蔵書数になるのかは正直見当も付かない。
書籍検索用であろうパソコンも少し気になったが今はこの図書館の中にいる
相手との接触が先決である

レッドが進む先から足音が聞こえてくる。おそらく相手もこっちが近づいてきてることに気が付いているのだろう。そう考えてからもし相手が危険な相手ならどうするかと考えていた。
おそらく外に逃げてもバイクを持ってる以上は追いつかれるのが関の山だろう
それならこの広い図書館の中に隠れるほうが賢い選択ではないだろうか
そんなことを考えていると目の前にサングラスをかけた褐色の大男が現れた。
幾多の修羅場を潜り抜けてきたのであろうその男を目の前にレッドは

「俺はマサラタ…「余は征服王イスカンダル、貴様は何者だ」

今名乗ろうとしてたんだけど、と思いながらもレッドは目の前の大男イスカンダルを見る。
名乗った時に言った『征服王』の名前が妙に頭の隅に残りながらもイスカンダルの問いかけに
答える。

「俺はマサラタウンのレッド、殺し合いには乗っていない、ここから生きて帰るために
仲間を集めてるんだけど…。おじさんはどうなの?」

すると

「なるほど、仲間を集めているとな、余はこの戦で優勝を目指しておる」



その言葉を聞いてレッドは咄嗟に身構える。
いや、ひょっとしたらすぐに逃げ出すべきだったのかもしれないイエローに守られた命を無駄にしないためにも

「余はこの戦で勝利をを目指すために臣下となる強き者を求めておる」

なんだと?殺し合いに乗っているのなら部下を集めるなんて真似する必要も無いのに
一体何をしようとしてるんだ、それに殺し合いに乗っているのならさっきの奴みたいに問答無用で攻撃してくるはず、

「ちょっとまて、お前殺し合いに乗ってるんじゃないのか?」

「我が道の妨げに成る輩には容赦せぬ、しかし余の臣下となれば数多の財宝と名誉を約束しよう。」

「だから、それじゃあ一人しか生き残れないだろ!俺はそんな真似したくないんだ。」

どこか噛み合わない会話の中でライダーは質問に答える。

「そうか?、考えても見ろあのギラーミンという男、この殺し合いの優勝者と戦い勝利することを
目的としていたであろう。」

「そ、それがどうかしたのか」

「戦いとは、常に1対1とは限らん!、1対1に美学を持つ者もおるが、
本来の戦い、即ち戦とは優れた臣下と共に力を駆使し勝利を勝ち得る物だ
つまり余の軍がこの戦いに優勝し、ギラーミンの輩を制圧するまでの事よ。
目を見れば戦わずともわかる貴様も幾多の戦いを潜り抜けてきたのであろう」

たしかに俺もピカやニョロと一緒に戦ってきたし、仲間のポケモンの数は人それぞれ異なっている
ただ、この普段の状況と明らかに違う以上同じに考えていいのか?

「貴様とて仲間を探しているのだろう、決して悪い話ではない話だが」

ライダーの突然の勧誘に対し戸惑いを見せるレッドであったが警戒は解こうとしていない。
さらに王の威圧感をかけるためにサングラスを外し鋭い目でにらみ付けてもレッドは物怖じしない。

見れば分かるレッドが自分と同じく戦場での戦いを好むタイプの人間であることを。
そして余に比べれば劣るものの場数を多く踏み幾多の戦いを経験していることを。
この歳にしてそれだけの修羅場を潜り抜ける何かを持っているのは間違いない
それならば余の臣下とすればいずれ大きな力になるやもしれん
しかし、武芸に秀でている様子も無ければ魔術師にも見えん一体何があるというのだ。

「ごめん、悪いけどそれはできない、ギラーミンの奴は許せないけど
イエローの死を無駄にしたくないんだ、だから今はアイツを倒すことよりも
この首輪を外してここから脱出する方法を探したい」

「ふむ、本心では戦いたそうだがな」


その一言を聞いてドキリとした。
そう、レッド自身本音を言えばギラーミンと戦い倒したかったのだ。
こんな世界に飛ばされたからといって人を殺そうなどとは思わない。
しかしポケモントレーナーとしてのレッドは戦闘狂とまでは行かないまでも日々
修行やバトルに明け暮れていた。それ故仲間のポケモン達と共に戦い仲間達とこのゲームを破してしまいたかったのだ。

「ど、どうしてそれを……」

「フハハハハ、貴様、中々面白いではないか、気に入ったぞ
余もこの首輪を外したいのでな、どうだここは同盟を組まないか
もっともお主を余の臣下に加えることを諦めたわけでは無いがな
とりあえずはお主としのケガのことを教えてはくれないかのう」

本心では戦いたかったことを隠そうとせずにして尚且つこちらを警戒を見せないレッドに
ライダーは大きな関心を持っていた。
一方のレッドも自分のことを突然部下にしようとした等の一連の流れに戸惑いを見せながらもとりあえず襲われる様子は無く警戒こそ緩めないものの
相手は相当の実力者であることを
なにより仲間を求めていた二人ははとりあえずお互いの持つ情報を交換することにした。
簡単な自己紹介の他にお互いの知っている参加者のことの他に
レッドは殺し合いに乗っている無常や、その後出会ったフィーロ、そしてその彼女赤い髪のクレアがいるということなどを教えた。


 ☆     ☆    ☆


「ふー、これで一安心だ」

気絶したグラハムの体をタオルで丁寧に拭取り、押入れの中から見つけてきた毛布をかけて
今はぐっすり眠っている。
起きてからの後遺症や感染症といった危険は依然として残っているもののとりあえず一段落着いたといえるだろう。
医者として出来る事はやった、あとはこの気絶している男の回復力を信じる他ない

「チョッパー君、乾いた服はここに置いておくね、それとタンスの中に置いてあった
このかぁいい服もいっしょに」

「いや、それは……いいのか?」

そういってレナはドライヤーで乾かした青いつなぎと謎の服をグラハムの隣に置いた。
チョッパーとグラハムを置いて圭一達を探しにいこうとしていたレナだったが
日の出も近いのかある程度明るくなってきたとはいえ周囲がまだ暗く、入れ違いになる危険があることと、今いる屋敷の窓からタイヤの跡が残る街道の様子が簡単に街灯で分かることといった状況であったため
とりあえず何事も無ければもう少しここにいることにしたのだ。
理想を言えば未だ目の覚まさないグラハムが目覚めすぐにチョッパーと3人で
みんなを探しにいくというものだから、
ひょっとしたらそれはすぐにでもできることかもしれないのに、


大丈夫、きっとみんな大丈夫だから、むしろ私のことを探しているかもしれない
そう信じて、いや信じたいと思いながら……。


  ☆    ☆    ☆

「そうだおじさん、俺のディパックの中に変なものがあったんだけど…
なんだか判る?」

情報交換から話が進み、レッドは自分のディパックの中にある不思議なモノが
なにか知っているかと聞いてきた。
それは白い半円でもし両足の通す穴があればパンツでか片付くものであった。
―――四次元ポケット、本来は遥か未来22世紀に誕生する不思議なポケットで
あるのだが二人にはそんなこと知る由も無い。

「どれどれ、…」

そういってポケットの中に手を突っ込んでみる
するとどうだろう明らかにライダーの腕がポケットの容量より多くの入っているのに
ポケットは破けるどころかぎゅうぎゅうになっている様子すら見られない。

「ふむ、どうやら無限に物を入れることができるようだな」

「すげぇ、でもどうやって」

「そんなこと余は知らん、だが恐らくはこのディパックと同じ原理であろう
ここの入り口の前にバイクが止まっていたじゃろ
あれは余のディパックの中に入っておったわい、だからこれもほれ」

そういってポケットの中に何度も腕を突っ込む
ポケットに手を入れる瞬間こそボスッ!と空気抵抗の音がするものの
それ以外は何かにあたる音や感触は無かった

はずだった
「ん?」

「おじさんどうしたの?」

「ふむ、どうやらこのなかに何かが入っているようだ」

そういってライダーは様子を見るためにポケットの中に思いきり首を突っ込んだ。
するとライダーの首から上の部分はポケットの中に入り込んでしまった。


  ☆    ☆    ☆

「ここに連れて来られたチョッパー君の仲間ってどんな人たちかな、かな?」

窓から見える街道を眺めながらレナはチョッパーに尋ねた。
もし街道を通ったのがチョッパーの仲間であればすぐに知らせることができる、
そう考えた上での質問であった。

「ああ、ルフィ達のことか、それなら…」

レナの質問にチョッパーが答えようとしたそのとき

ボスッ!   ボスッ!

「何、今の音は!!」
二人は慌てて音のなるほうを向く

音は今も意識を取り戻さない男のディパックの中から聞こえてくる。
二人は恐る恐るディパックを空けてみる
謎の音そしてまるで中からパンチを受けているように動くディパックに怯えながら
ゆっくりとディパックを開きひっくり返して中に入っている物を出してみた。

ディパックの中には地図や食料、などの通常支給品が入っていた
もっともレナはディパックの中を確認していないためどれが通常支給品なのかはわかってはいないが
ディパックにあった通常支給品以外に見つけたものといえば壊れた磁石に大きな網とパンツから出た謎の腕が伸びており
腕は床に当たるとパンツの中に引っ込んでしまった。
チョッパーは恐る恐るパンツを拾い広げてみるが何がなんだかわからなかった。

が次の瞬間

「ぬんっ!!」

突然パンツの中からサングラスをかけて髭を生やした男の顔が現れた!!!。

「ふむ、ここはどこだ!」

一方突然のライダーの登場にレナとチョッパーは慌てふためいている。
特にチョッパーはレナの後ろに隠れている。
もっとも隠れている部分は顔の半分だけで残りはライダーに見えてしまっているが

「パッパッパンツからお、お、おっさんが出てきやがった」

警戒するレナと怯えるチョッパー、二人は突然現れたライダーに対してどのような
対応をとるのか、そして未だに意識を戻さないグラハムはいつ目覚めるのか、それはまだ誰にもわからない。


【B-4 市街地 民家内 1日目 早朝】
【竜宮レナ@ひぐらしのなく頃に】
[状態]:健康 
[装備]:小型レンチ
[道具]:支給品一式 未確認支給品1~3 ドライヤー
[思考・状況]
1:とりあえずはグラハム・チョッパーと行動する。
2:部活メンバーと合流したい(ただし、積極的に探すかは保留)
3:目の前に現れた大男にどう対応するか…
4:何とかして首輪を外したい

※グラハムの名前は知りません。
※チョッパーから軽く自己紹介を受けました。ルフィたちやクロコダイルの情報はまだ知りません。
※幻聴はとりあえず消えましたがまた出てくる可能性があります。
※屋敷から見える街道に誰かが通るかもしれないと意識をしています。
※濡れた服はドライヤーで乾かしました。
※屋敷の洋服ダンスのなかからグラハム用のかぁいい服を見つけてきました。

【トニートニー・チョッパー@ONE PIECE】
[状態]:健康 人型
[装備]:なし
[道具]:支給品一式 確認済支給品1~3、 タオル
[思考・状況]
1:パパパパンツからおっさんがでたーー
2:グラハムが目を覚ますまで様子を見る。
3:ルフィたちや巻き込まれた人たちと合流する。クロコダイルは倒す。
4:ギラーミンを倒し、脱出する。
※レナからはあまり情報を受けていません。圭一たちについての情報は知りません。
※参戦時期は不明。少なくともCP9編以降。
※グラハムの名前を知りません

【グラハム・スペクター@BACCANO!】
[状態]:気絶
[装備]:毛布、毛布の下は全裸
[道具]:支給品一式、(うち磁石は破損)、スペアポケット@ドラえもん
海楼石の網@ONEPIECE
[思考・状況]
1:気絶中
2:殺し合い自体壊す
3:ラッドの兄貴と合流、兄貴がギラーミンを決定的に壊す!
※後遺症等があるかどうかはわかりません。
※服は脱がされて、現在寝ている隣に、レナが見付けたかぁいい服といっしょに
おいてあります。


【D-4 図書館/一日目 早朝】

【ライダー(征服王イスカンダル)@Fate/Zero】
[状態]:健康 、首から上はB-4の屋敷の中
[装備]:張維新の衣装とサングラス@BLACK LAGOON
[道具]:基本支給品一式 きせかえカメラ@ドラえもん きせかえカメラ用服装イラスト集 ヤマハ・V-MAXセイバー仕様@Fate/Zero  四次元ポケット@ドラえもん
     イリアス英語版 各作品世界の地図
[思考・状況]  
 1:バトルロワイアルで優勝。聖杯で望みを叶えて受肉する。
 2:ここはどこじゃ?
 3:首輪を外すための手段を模索する。
 4:有望な強者がいたら部下に勧誘する。
 5:アーチャー(ギルガメッシュ)を警戒する。
【備考】
 ※ヤマハV-MAXは図書館入り口に停めてあります。
 ※原作ギルガメッシュ戦後よりの参戦です。
 ※臣下を引きつれ優勝しギラーミンと戦い勝利しようと考えています。
  本当にライダーと臣下達のみ残った場合ギラーミンがそれを認めるかは不明です。
※レッドの力を見極め改めて臣下にしようとしています。



【レッド@ポケットモンスターSPECIAL】
【装備】:なし
【所持品】:基本支給品一式、不明支給品0~2個(確認済み。モンスターボール・スコップなどの類はなし)
【状態】:疲労大 背中に擦り傷、左肩から出血
【思考・行動】
 1:殺し合いを止める。必ず生き残る。
 2:仲間を捜す。ただし慎重に。
 3:ある程度はライダーを信用していますが…。
 3:赤い髪の『クレア』に会ったら、フィーロの名前を出す。
 4:絶対に無常からフシギダネと取り戻す。
【備考】
※参戦時期はポケモンリーグ優勝後、シバの挑戦を受ける前です(原作三巻)
※野生のポケモンが出てこないことに疑問を持ってます。
※フシギダネが何故進化前か気になっています
※ライダーと情報交換を行いました。
※『クレア』をフィーロの彼女だと勘違いしています。
※後回しにしていますが図書館にあったパソコンに興味


※図書館内に書籍検索用と思われるパソコンが置いてあります。


※支給品解説

海楼石の網@ONE PIECE
ローグタウンで海軍がバギー一味に向かって投げた網
海と同じエネルギーを持つといわれている海楼石でできており
網に触れてる間は悪魔の実の能力が失われてしまう上に力が出なくなる。

四次元ポケット@ドラえもん
どんなものも入れることができるドラえもんがいつもお腹に付けているポケット
入る容量は無限大だがもともと入っていたはずの秘密道具は入っていません
またポケットの中は同様の機能を持つスペアポケットと繋がっています。
それと制限によりポケットの中に長時間入るとどちらかに吐き出されます
どのくらいの時間がかかるか、どちらに飛ばされるかは後続の方にお任せします。
またどちらかのポケットが禁止エリアに入ってしまった場合
ポケットの中も禁止エリアに入ります。


スペアポケット@ドラえもん

  パンツじゃないもん!!!!






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