アレクサンドル・スヴォーロフ

【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】アレクサンドル・スヴォーロフ
【性別】男性
【身長・体重】152cm・46kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力C+ 耐久C+ 敏捷B+ 魔力C 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
破天荒:A-
 良くも悪くも常道に囚われず、己の心の赴くままに動く。
 戦闘時は作戦行動を優先するためその自由奔放ぶりは比較的抑えられているが、
 非戦闘時には雄鶏の鳴き真似、宿屋の窓や扉を外す、医者を名乗り病院に殴り込み病人を追い出すなど枚挙に暇がない常軌を逸した奇態を晒す。
 その結果、敵味方を問わず権謀術数を凌駕する展開を導き出してしまう。
 このスキルを打ち破るには幸運、もしくは純粋な実力が必要となる。

鑑識眼:A-
 人間観察を更に狭くした技術。
 対象となる人間が将来的にどのような形で有用性を獲得するかの目利きに極めて優れている。
 クトゥーゾフ、バグラチオンといった次世代の英傑を見出した慧眼の持ち主だが、突如出題される奇問への返答が求められるなどその見極め方は非常に独特である。

戦略機動:B+
 機動戦のスペシャリストである証明。
 地形踏破・先制攻撃・奇襲に熟達し、常に先手を取り続けることで盤面のイニシアチブを掌握する。
 セイバーの基本戦略は少数部隊による速攻であり、当時の大部隊による長期的な戦術とは一線を画す機略で無敗を誇った。

軍神咆哮(偽):A+
 軍神マルスと習合した無敗の大元帥たるセイバーの大号令。
 従属する兵卒を過酷極まる強行軍に耐える精兵へと昇華する世界有数の将器の発露。
 …そして、セイバーの奇怪な絶叫により敵軍に混乱を齎す効果も含まれるようだ。

【宝具】
『零下にて君臨せり、赫鉄の将星(グラディウス・スヴォーロワ)』
ランク:B 種別:対軍(自陣)宝具 レンジ:0~50 最大捕捉:100人
 死後、比類なき武勲から軍神マルスに準えた彫像を鋳造されたことに由来する真紅の甲冑。
 三騎士の一角として干戈を交えるには心細いセイバーのステータスを向上させ、軍神マルスの権能を模した能力の行使を可能とする。
 権能からの大幅な劣化は避けられないが、例として兵士の召喚、行軍の迅速化、聖獣たる狼の使役といった軍団戦において強力無比な能力の数々が無敗の将帥たるセイバーの手の内にあるのである。

『銀嶺の星、軍神の剣(ナウカ・パビェジダーチ)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:800人
 常勝を齎した銃剣突撃による強襲戦法と軍神マルスの剣が融合し、宝具と化した銃剣。
 「銃弾以上の戦果を上げた銃剣突撃」により無敗を誇ったことから逆説的に装剣者へ銃撃に勝る迅速と精密性を与える。
 真名解放により軍神マルスの剣としての性質を励起させ、極光を放射する。
 が、『零下にて君臨せり、赫鉄の将星』のみを縁とした強引な宝具化であるため神秘・威力共に軍神マルス本体どころかフンの大王のそれにすら及ばない。
 しかし、この宝具の真骨頂は大量配備される銃剣という形態を取っているため麾下の兵の末端にまで量産・配備可能であること。
 セイバーの号令が下れば戦場には縦横無尽に極光が疾走し、殲滅という言葉すら生温い惨状が広がるだろう。

【解説】
 ロシア帝国歴代4人目にして最後の大元帥。軍事史上稀な不敗の指揮官としても知られる。

 彼の戦術、戦略の基本は機動、速攻、奇襲であり、しばしば少数精鋭の部隊による速攻を仕掛け、成功を収めてきた。
 敵に態勢を整える時間を与えないことの必要性を説く言葉として、
 「金銭は尊く、人命はより尊い。そしてそれよりも時間は尊い。」と著書の中で残している。
 同様に著書の中では「厳しき訓練が、戦いを容易にする」と述べ、機動を重視し、それを可能とするための猛訓練を奨励していた。

 「弾丸は嘘をつく。銃剣は正直だ」という言葉も残しており、強襲に際しては射撃よりも銃剣突撃を活用するように命じた。
 これについては当時銃の命中率が極めて低かったことが理由にあると思われる。

 力量を見抜き、引き立てるという点においても優れており、
 クトゥーゾフ、バグラチオンらは、スヴォーロフに引き立てられ、その彼の下で戦略、戦術を学んだ。
 彼らはナポレオン戦争でロシア軍を率いて活躍した。 

 一方で性格には極めて癖のある人物であり、誰であろうと容赦なく批判したため、左遷や解任の憂き目にあった。
 また、スヴォーロフはさまざまな奇行の持ち主としても知られている。
 1796年に解任されて田舎に引っ込んだ頃には、教会の聖歌隊に入り、一日中歌ってばかりいたという。

 その最後はパーヴェル1世により全ての地位と名誉を取り上げられ、
 いわれのない罪を着せられて軍から追放され、サンクトペテルブルクにて亡くなるという物だった。

 後にアレクサンドル1世により名誉は回復され、軍神マルスを模したスヴォーロフの彫像がサンクトペテルブルクのマルス広場に置かれた。
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最終更新:2023年11月02日 01:33