郭嘉

【元ネタ】史実、三国志演義
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】郭嘉
【性別】男性
【身長・体重】175cm・62kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力D 耐久E 敏捷B 魔力B 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:B
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 “工房”の形成が可能。

【固有スキル】
勝敗十因:A
 曹操と袁紹を比して曹操の十の勝因、袁紹の十の敗因を述べた逸話から。
 対象者の長所ないし短所を概念的に誇張し、一定の範囲内で改竄できる。
 ただし、このスキルは一人の対象につき十回までしか使用できない。

軍師の忠言:A+
 軍師系サーヴァントに与えられるスキル。
 状況を把握、分析することにより味方側に正しい助言を与えることができる。
 ランクが上がれば上がるほどその助言の正しい確率は向上し、A+ランクであればあらゆる不測の事態を含めても、100%的中する。
 これに対抗するには、あらゆる分析を打破するレベルの幸運、あるいはスキルを持つことが求められる。

軍師の捧命:A
 その慧眼により自身の死期を悟ってなお翳らぬ智謀。
 負傷・精神干渉への耐性に加え、自身が死に近付くほど軍師としてのインスピレーションが研ぎ澄まされる。
 消滅寸前にまで至ったキャスターの智略は神の領域にすら届き得るだろう。

【宝具】
『兵貴神速(へいはしんそくをたっとぶ)』
ランク:B 種別:対軍宝具(自軍) レンジ:1~60 最大捕捉:100人
 烏桓征伐においては兵貴神速を唱え、軽騎兵を用いて敵の不意を衝くべきだと献策し、曹操に勝利を齎したという逸話が宝具となったもの。
 自軍全体に対して効果を及ぼす神速、及び気配遮断。
 集団の動きを悟らせること無く、察知する間もなく接近する戦術理論。
 デメリットとして効果対象者には、霊基の軽量化に伴う防御力の低下が発生する。

【解説】
 姓名を郭嘉、字を奉孝。曹操に仕えた軍師の一人。
 最初は袁紹のもとに志願するが彼の人物に失望し去り、その後荀彧の推挙によって、腹心を失って間もなかった曹操に仕える。

 軍師としては物事に深く通じていて、先読みや洞察に長けていた。
 孫策が恨みを買っていながら警戒していないが故に簡単に暗殺されることを見抜いていた。
 また劉備の雄才、人心を得ていることを見抜き、早々に始末することを進言していたことでも知られる。
 曹操が郭嘉に対し、大勢力を有する袁紹への対応を相談した際には、
 郭嘉は「公には十の勝因があり、袁公には十の敗因があります。」と言い、袁紹の劣った所、曹操の優れた所を十ずつ挙げていった。

 烏丸討伐の際は「兵は神速を貴びます(兵貴神速)。いま千里先の敵を襲撃するゆえ輜重(前線に輸送、補給する兵糧、被服、武器などの軍需品)は多く、
 有利に彼地へたどり着くことは困難です。しかも奴らがそれを聞けば、必ずや備えを固めることでしょう。
 輜重を残し、軽騎兵を昼夜兼行させて突出し、彼らの不意を衝くべきです」と献策した。

 その才能から、曹操からは全幅の信頼を置かれていたが、模範的行動に欠くところがあり、陳羣はよく郭嘉を弾劾した。
 しかし郭嘉は全く意に介さず、曹操も郭嘉の才能を愛していたため、彼を重用し続けた。ただし曹操は公正な陳羣の才能も同じく愛した。

 烏丸征伐後に病を患い、若くして病没する。
 曹操はその死を大変に悲しみ、赤壁での敗北後は「奉孝さえいればこのような敗戦は喫しなかった」と嘆いた。
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最終更新:2023年11月01日 23:26