【元ネタ】史実、民間伝承
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】果心居士
【性別】男性
【身長・体重】159cm・53kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷B 魔力A 幸運A 宝具B+
【クラス別スキル】
陣地作成:B
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
"工房"を形成する事が可能。
キャスターの作成する工房には様々な絡繰仕掛けが施され、"忍者屋敷"の様相を呈する。
道具作成:B+
魔力を帯びた器具を作成できる。
キャスターの場合は絡繰に特化しており、それ以外は何も作ることができないが作る絡繰はどれも一級品である。
時間さえあればサーヴァント級の絡繰すら作成可能。
【固有スキル】
忍術:C+
忍者たちが使用する諜報技術、戦闘術、窃盗術、拷問術などの総称。
各流派によって系統が異なる。
初代・風魔小太郎に教えを受けているため、流派は風魔忍群のものとなる。
隠遁術や潜入術が得意であり、幻術との併用による高ランクの気配遮断スキルも含まれる。
千里眼(忍):B+
視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。また、透視を可能とする。
キャスターの場合は自身の未来や過去を見るのではなく、相手の記憶や心情を読み取る事に特化している。
相手の癖やトラウマを見極める事でキャスターは戦局を有利に進める事が出来る。
仕切り直し:A+
戦闘から離脱するスキル。
また、不利な戦況を初期化することが出来る。
絡繰幻法や忍術と組み合わせることで追撃不可能な場所に逃げたと思い込ませることも可能。
絡繰幻法:EX
絡繰を用いた、幻術を主体とする技術。
キャスターが特に得意とするものである。潜入、斥候、戦闘、等々多くの活動で応用が利く。
キャスターが生前作成した絡繰の中には自律思考機能と学習機能を備えた者もおり、
初代・風魔小太郎の協力の下で幾つもの務めを成し遂げた『彼女』はその機能を停止させた後、英霊の座へと至ったという。
【宝具】
『妖術外法・傀儡舞(ようじゅつげほう・くぐつのまい)』
ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:1人
大衆や数多の英雄でさえ時に喜ばし時に戦慄させたキャスターの幻術劇。催眠術の一種でもある。
自身の持つ千里眼によって知り得た情報を元に精神に干渉、感情を増幅させる。
喜怒哀楽が増幅され感情にのみこまれた者は、怒り狂い、悲しみに繰れ、喜び、楽しい夢につく。
恐怖を把握する事で真名解放により対象にとっての恐怖の存在を呼び出し精神的、肉体的に攻撃を仕掛ける。
あくまで幻術なのだが対象者にとっては全てが現実でしかない。
しかし幻は対象の精神、肉体双方を屈服する為にあらゆる手段を使って対象を追い詰めてゆく。
対象は追い詰められてゆく度に肉体、霊基が悲鳴を上げていき自壊に近い形でダメージを負う。
霊基の損壊速度は対サーヴァント戦闘においては緩慢と言えるものではあるが、キャスターは自作の絡繰人形や共闘者に幻を被せるといった手法で攻撃性能の低さを巧みに補うだろう。
本来簡単に人を破滅させる恐ろしい秘術だがキャスターは人が慌てふためく姿を楽しむために使用した。
『絡繰幻法・鳶加藤(からくりげんぽう・とびかとう)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
キャスターが作り上げた絡繰、最高傑作が一体。
初代・風魔棟梁の依頼により記憶や術の完全な継承の為に作り上げられた。
その為風魔に伝わる神秘や忍術を継承し、高い機能の拡張性と改造によりあらゆる任務を可能としている。
また機巧の追加装備として鳶を模した飛行パーツや自立鼠型魔術ユニット等々が存在している。
継承の為に自我を与えられたが、キャスターの知る彼女は機械人形と自己を定義している。
特にキャスターには逃走や幻術の為にこき使わ…もとい幻術の補助として使用された。
【解説】:
室町時代の幻術士。七宝行者とも呼ばれる。
筑紫(現在の福岡県)の生まれとされている。
大和(現在の奈良県)にある興福寺に僧籍をおいていたが、外法の幻術に手を染めたため破門された。
その後は織田信長の家臣になりたいという思惑から、信長の前で幻術を披露し賞賛されたが、士官はされなかった。
1612年の7月に徳川家康の前に現れたと言われる。
家康は既知の相手で「いくつになるのか」と聞いたところ、居士は88歳と答えた。(その場合居士は1524年生まれとなる)
伝えられてる逸話は次のようである。
- 猿沢池の水面に笹の葉を放り投げると、たちまち笹の葉が魚になって泳ぎ出した。
- 上記の術を信用しない男の歯を楊枝でひとなですると、歯が抜け落ちんばかりにぶら下がった。
- 伏見で能が行われていた時、大勢の人で見えなかったため居士は顎を捻るとみるみる大きくなり、2尺ほどの大きさになったという。
- 織田信長が居士の描いたという地獄絵図を気に入った。その地獄絵図は叫び声や絵が実際動いたと言う。しかし信長が手にとって絵図を見ると真っ白だった。
- 絵の中から船を呼び出し、船に乗り込むとそのまま絵の中に消えていったという。
- 特に親交がある松永久秀が「幾度も戦場の修羅場をくぐってきた自分に恐ろしい思いをさせることができるか」と挑んだところ、数年前に死んだ久秀の妻の幻影を出現させ、震え上がらせた。
- 豊臣秀吉に召されとき、居士は秀吉が誰にも言ったことのない過去の行いを暴いたために不興を買い、捕らえられて磔に処された。しかしこの時、果心居士は鼠に姿を変えて脱出し、それを鳶がくわえてどこかに飛び去ったと言われる。
この逸話は事実と考えられず、奇術の原理で説明できるもので、居士は幻術士ではなく奇術師ではないかと言われてる。
また果心居士自体も実在を疑問視されている。
最終更新:2023年11月03日 22:45