バアル

【元ネタ】ウガリット神話
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】バアル
【性別】男性
【身長・体重】182cm・75kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力A 耐久B+ 敏捷A+ 魔力A 幸運C 宝具EX
【クラス別スキル】
対魔力:A
 『無窮なる冥顕の輪廻』の効果により、A以下の魔術は全てキャンセル。
 事実上、現代の魔術師ではランサーに傷をつけられない。

【固有スキル】
竜殺し:A+++
 竜種を仕留めた者に備わる特殊スキルの一つ。
 竜種に対する攻撃力、防御力の大幅向上。
 これは天から授かった才能ではなく、竜を殺したという逸話そのものがスキル化したといえよう。
 水竜神ヤム・ナハルやキリスト教における邪竜リヴァイアサンの原型ともされる七頭の蛇ロタンを屠ったランサーは最上級のランクで本スキルを有する。

魔力放出(天):A
 武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。
 ランサーは太陽、嵐、豊穣を司る神であり、地水火風空の五大元素(アベレージ・ワン)を操る。

勝利の神王:A+
 カリスマの亜種スキル。
 軍団の指揮能力、ステータス、宝具の威力の向上を合わせ持つ軍神の力の一端。
 ランサーは味方に勝利を齎し、敵を殲滅するだろう。

天恵の神核:A-
 世界に豊穣を齎す神であることを現すスキル。神性を含む複合スキル。
 神々の王とまで讃えられたランサーは本来規格外の神核を保持するが、後のキリスト教で悪魔として貶められたことで零落している。
 海神ヤム、死と乾季の神モートとの戦いを制した逸話から象徴される治水を司る者としての神威を振るう。
 災いによって傷付いた土地や生命を慈雨によって癒す、害成す事象を利水の概念によって鎮めるなどの権能を行使可能。

【宝具】
『無窮なる冥顕の輪廻(ベール・ウガリット)』
ランク:EX 種別:対神宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
 愛する妻と友人が奔走しランサーを蘇生させた逸話が具現化した神器。
 神器はランサーの身を彩る装具であり、それぞれが友である太陽神シャパシュ、陪神にして愛する妻豊穣神アシュトレト、狩猟神アナトの神核として機能する。
 状況により彼女らは助言や援護を行い、またサーヴァントとしてのクラスを得て宝具を持ち仮想顕現する。
 サーヴァントとは言え神霊であるため、維持や戦闘に掛かる魔力はランサーが負担するため長期の顕現は現実的ではない。
 ランサーの死と共に彼女らの神核と共有する形で失われた霊核を補い憑依蘇生し、一部の力を彼女らから受け継ぐ。
 しかし、負担が大きく蘇生は神核一つにつき一回までになる。彼女らの神核は並の魔術師の一生分の魔力を注ぎ込むことにより回復させる事は可能。


『宵壌駆逐せし烈の飆風(アィヤムル)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:2~50 最大捕捉:100人
 工芸神コシャル・ハシスが作り上げた神造兵装の一つ。
 此方は槍であり、天候神でもあるランサーによって風を纏わせる事で真価を発揮する。
 相手を突き刺す度に穂先によって発生する風の刃を相手の体内から発生させ内側から切り裂く。
 真名解放する事で槍から竜巻を発生させ対象に向かって周囲の土地を裂きながら突き進むんでいく。
 竜巻を構成する風が全てが万物を切り裂く風の刃であり、飲み込まれたら最後、肉体はこの世から駆逐されていき跡形も残らないであろう。

『森羅放逐せし轟の雷靂(ヤグルシュ)』
ランク:A++ 種別:対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:500人
 工芸神コシャル・ハシスが作り上げた神造兵装の一つ。
 此方は棍棒であり、雷霆神でもあるランサーによって雷を帯びさせる事で真価を発揮する。
 振り上げる度に周囲へ雷が拡散し無尽蔵に生命を屠ってゆく。
 真名解放する事で大地を粉砕するほどの威力を秘めた神の雷が顕現。
 この全力の雷霆を帯電させた状態で投擲すれば別神話大系の雷霆神が持ちうる大雷霆に匹敵するほどの熱量を持つ一撃が地上へ落下。
 大地は見るも無残な姿となり敵諸共この世から追放する。

【Weapon】
『無銘・雲』
 「雲に乗る者」と言われたランサーが発生させた雲。
 乗る事が出来る不思議な雲で雨や雷などを降らす事が出来、媒介させる事で雷や暴風の範囲を広げ威力を上昇させる。

【解説】
 ウガリット神話に登場する天候神。「力強きバアル」、「雲に乗る者」とも言われている。
 バアルを信仰するシリア人がエジプトへ多く移住したことで、太陽神ラーの眷属としてエジプト神話にも存在し、同じく嵐を司るセトと同一視されることもあった。
 父は最高神イル、または豊穣の神ダゴンとされ、妻には妹である狩猟神アナトの他に複数の女神がいる。
 バアルの王宮は高い山の上にあり、雷雨や嵐を伴って雲に乗り天空を駆ける雨季の象徴とされ、英雄神として荒ぶる自然・旱魃などの混沌と戦う「王権」も表している。
 地上の支配権を巡り、海神ヤム・ナハルと戦いこれに勝利し、死神モートとの戦いでも肉体を引き裂かれ敗北を喫するも妻アナトによる活躍によってバアルは蘇る。
 モートとの戦いは植物の成長や乾季・雨季のサイクルを象徴を表すとされている。
 しかし、カナンの地に侵入したユダヤの民からは異教の神として敵視され、時代を下るに連れてバアルは『気高き主(バアル・ゼブル)』から『蝿の王(ベルゼブブ)』へと貶められてしまった。
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最終更新:2023年10月31日 21:33