エギル・スカラグリームスソン

【元ネタ】エギルのサガ
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】エギル・スカラグリームスソン
【性別】男性
【身長・体重】198cm・125kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷C 魔力A 幸運B 宝具B+
【クラス別スキル】
対魔力:B+
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
 ルーンを使用する事で一時的に対魔力のランクを引き上げる。

騎乗:C
 騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 野獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
ルーン呪術:B+
 ルーン魔術とセイズ魔術、呪術などが混合された魔術系統。
 北欧に於ける呪術は木にルーンを刻み、血を塗り、呪詩を唱えて行うものが基本である。
 セイバーは特に呪詩を媒介とした魔術に優れた才を持つ。
 また、間違った治癒のルーンにより苦しんでいた少女をエギルがルーンを彫り直すことによって救ったという逸話から治癒のルーンや、血で刻んだルーンによりグンヒルドが酒に持った毒を見破ったという逸話から毒探知のルーンも有する。
 また、セイバーでの現界の為に本来よりもランクが低下している。

混血:A-
 人間以外の血が混ざっている。
 トロールのハルビョルンを祖先に持ち、魔性の血を濃く受け継いでいる。
 ちなみにトロールは幅広い意味合いを持ち、古代北欧では邪悪な呪い師程度の意味とも、サガや民話によっては単に魔女や怪物への呼称としても使われるが、ここでは霊体への干渉や変身能力などの魔導に長けた、巨人とも幻想種ともつかぬ、人型の異種存在と定義する。

海賊の誉れ:A
 海賊の独自の価値観から生じる特殊スキル。
 低ランクの精神汚染、勇猛、戦闘続行などが複合されている。
 生粋のヴァイキングとしての価値観とセイバーの武勇が合わさり勇猛・戦闘続行は高ランクを誇る。

【宝具】
『喰裂く蒼蟒(ナズ)』
ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:10人
 "蝮"の銘を持つ青い宝剣。
 その銘が示す通り、セグメント化された刀身をワイヤーで連結させた所謂"蛇腹剣"。
 所有者の技巧により自在に形態変化を行うほか、連結部分から分泌される毒液により斬りつけた対象にスリップダメージを与える。
 生前はセイバーの剛力故に毒刃の活躍が描かれることは無かったが、極めて扱いが難しいこの一振りに慣れ親しんだ事が宝剣『龍咆の頌歌』を使い熟す下地となった。

『龍咆の頌歌(ドラグヴァンディル)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:2~30 最大捕捉:50人
 数々のヴァイキングが手にした名剣。
 柄の鞭、盾の火とサガでは歌われ、『喰裂く蒼蟒』と同じく幾つもの刃をワイヤー連結させた蛇腹剣。
 所有者の意思で連動しており、意のままに操る事で鞭の様に柔軟動かす事が可能であり、敵対象を刃で刺し貫き、身体を針で縫う様に拘束する事が可能であり、ワイヤーを連動させ自身の元を引き寄せたり、セイバーの剛腕で拘束された状態の敵対象をヌンチャクの様に軽々しく振り回し、最後には大地へと叩きつけたりなどと様々な用途で使用する事が出来る。
 しかし、この宝具の本質はアイスランド最大のスカルド詩人であるセイバーの歌を戦火によって彩る楽器である。
 セイバーの紡ぐ詩歌と刻印されるルーンに呼応して魔的な効力を飛躍的に増幅させ、剣戟による"演奏"を以て新たなサガを創造する、まさに英雄のみが振るうことを許される一種の選定の剣。
 刀身をルーンで刻み尽くし、全ての呪詩を歌い切った末に放たれる真名解放の一撃は、途絶えて久しい古き神々の物語を想起させる凄絶にして荘厳なもの。

【解説】
 『エギルのサガ』において主人公を務める中世アイスランドで名を馳せたヴァイキングの一人。
 美髪王ハーラルの宿敵スカラグリームの息子として生まれる。
 父祖より受け継がれたトロルの血ゆえか容貌は醜かったものの僅か三歳で詩作を行う、処刑される所を一晩で作り上げた詩で王を感嘆させ助命を勝ち取るなど優れたスカルド詩人でもあり、一流のルーン魔術師としても伝わる文武両道の傑物。
 しかし、それと同時に七歳で自分を騙した少年たちを報復のために殺したことを皮切りに、数々の流血沙汰を起こし時には王族さえ殺めるなどヴァイキングの中においてすら極めて苛烈で反骨心の強い人物でもあった。
 その凶暴性ゆえ、遂には血斧王エイリークが即位した際に追放刑をくらい、その報復に掛けた呪いに激怒したグンヒルドから放浪の呪いをかけられるが、まるで意に介さなかった。
 このように暴力的な振る舞いが目立つが、歓待の礼として誤ったルーンにより苦しむ農夫の娘を適切なルーンを刻み治療するなど英雄らしい義理堅さを見せる場面も存在する。
 父祖からの宿敵であるノルウェー王家を殊更に敵視し、アゼルスタン王の傭兵として、幾度も戦火を交えるも遂に滅ぼすことは叶わなかった。
 晩年は本拠地アイスランドの農場へ引退し、視力の喪失をはじめとする衰えを実感するものの、「集会で財産をばら撒き、集まった連中の間に諍いを起こさせる」と愉快そうに嘯く、死ぬ直前に財産を埋蔵した先で召使いを殺して立ち去るなどその太々しさ、残酷さは健在であった。
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最終更新:2023年10月31日 21:31