ミケランジェロ・ブオナローティ

【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】ミケランジェロ・ブオナローティ
【性別】男性
【身長・体重】171cm・62kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷C 魔力C 幸運B 宝具A
【クラス別スキル】
陣地作成:C+
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 キャスターは基本的に作品制作のための"アトリエ"以上の拠点を求めないが、
 卓抜した建築士としての能力から、形成速度に難はあるものの“工房”を上回る陣地を構築することも可能。

道具作成:-
 道具作成スキルは、宝具『白亜の海より、汝を解き放たん』によって失われている。

【固有スキル】
文化の開拓者:EX
 人類史において文化的なターニングポイントとなった人物に与えられるスキル。
 彫刻、絵画、建築、美術史に多大な影響を与え、当時のライバルのダ・ヴィンチと共に「万能の人」と謳われた事で当スキルを獲得した。

人体理解:B
 精密機械としての人体を正確に把握していることを示す。
 人体を正確に理解し、創作に活かす為にキャスターは解剖に勤しんだとされている。

芸術審美:A+
 芸術作品、美術品への深い造詣。
 芸能面における逸話を持つ宝具を目にした場合、高い確率で真名を看破することができる。
 彫刻や絵画などに関する宝具に対し、高い効果を発揮する。

【宝具】
『白亜の海より、汝を解き放たん(イル・ディヴィーノ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1人
 「大理石の中の天使を自由にする」とまで語った神の如き男の真骨頂。
 ダビデ、モーセ、ヘラクレスなど、数々の英雄の彫像を大理石から作成し、擬似的な生命を与える宝具。
 生前のキャスターは魔術師という訳ではないが、当時から"神に愛された男"とまで讃えられた芸術の才がサーヴァント化によって更に昇華され、一種のゴーレムを生み出す能力となった。
 一体ずつ非常に強い拘りを持って作られるため大量生産には不向きなものの、その戦闘能力は数打ちのゴーレムの比ではなくモデルとなった英雄に迫るほど。

『遍く眩む至聖の廟(バシリカ・ディ・サン・ピエトロ)』
ランク:A(A+) 種別:城塞宝具 レンジ:100 最大捕捉:1000人
 世界最大の教会建築であり、カトリック教会の総本山として知られる大聖堂。
 全方位に無数に存在する彫像や絵画は一つ一つが見る者を圧倒する威容を誇る超大作であり、
 味方であれば精神的支柱となり様々な恩恵を齎し、敵であれば忘我し行動不能となる、全ステータスを低下させる重圧などといったバッドステータスを受ける。
 本来であればそれだけに留まらず安置された聖遺物の加護、洗礼詠唱の大幅な強化、霊体を浄化する結界なども有する大宝具だが、
 キャスター自身は教皇ではなく大聖堂の基礎を作ったにすぎないため、この宝具の聖域としての真価を発揮し切れていない。
 ピエタや天使といった自作の彫像を『白亜の海より、汝を解き放たん』を応用しゴーレムとして動員するなどの限定的な権限を持つのみである。

【解説】
 ルネサンス期に活躍したレオナルド・ダヴィンチと肩を並べ、同じく「万能の人」と呼ばれた芸術家。
 古代ローマ期の作品を深く研究し、従来の絵画や彫刻、建築様式に伝統美を盛り込んだ革新的な技術を確立し、後世の美術史に多大な影響をもたらした事から「改革者」の名を持つ。
 幼少の頃から芸術に興味を示しており、13歳の時にフィレンツェに住む画家のドメニコの元に弟子入りを果たし、わずか14歳で師により一人前の画家として認められた。
 この事は当時としては異例であった。
 その翌年にはフィレンツェの権力者であったロレンツォ・デ・メディチの元に優れた弟子として彼の元へと送られる。
 これによって、パトロンとしての援助を受け、メディチ家の彫刻学校に通う一方、メディテ家に出入りする人文学者達に多大な影響を受け自身の芸術に関するインスピレーションの幅を広げていった。
 しかし、ロレンツォ公が没し、家督が長男であるピエロ・ディ・ロレンツォ・デ・メディチに移行するメディチ家の庇護から離れて父の元へ戻り、ここでも数々の作品を残している。
 メディチ家から仕事が舞い込むとミケランジェロはその仕事を承諾し、再びメディチ家に迎え入れられる事となった。
 しかし、同年にはフィレンツェに巻き起こった政変が起こり、ミケランジェロ自身も事の直前にはフィレンツェを去りボローニャへと移住している。
 その後は、様々なパトロンと巡り合うが長居する事はなく再びフィレンツェと戻ってきた。
 なお、この間にも後世に残る名作を数々と生み出していたり、パトロンと揉めては作品の購入を拒否されるなど様々なエピソードを残している。
 共和国となったフィレンツェからの依頼はかの有名なダビデ像の製作であり、苦難はあったがダビデ像を完成させた。
 さらに当時のローマ教皇ユリウス2世に多数の彫刻が彩られた豪奢な墓標を制作するという勅命が下り、ローマへと赴いた。
 だが、墓標が完成する前に教皇は死去してしまい事態は二転三転とし、フランスへと逃亡するが新たなローマ教皇クレメンス7世の手によってローマへと戻り、彼から依頼された仕事の制作に取り掛かるが、ある出来事から作業は停滞し、依頼者のクレメンス7世が死去するとパウルス3世の催促を受けて最後の審判を作り上げる。
 また、建設途中のサン・ピエトロ大聖堂の建築主任となり、工事を進めていったが道半ばにこの世を去ってしまった。
 波乱万丈な人生を歩んできたミケランジェロだが、良くも悪くも周囲に頓着しない性格からか、スポンサーや他の芸術家と軋轢を生じさせるなど気難しい人物であったことも確かであるようだ。
+ タグ編集
  • タグ:
  • 実験産
  • キャスター
  • 芸術家
  • 史実
  • イタリア
  • ルネサンス

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年10月31日 21:35