【元ネタ】史実、「今昔物語集」、「保元物語」、「吾妻鏡」、「鞍馬蓋寺縁起」、御伽草子など
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】藤原利仁
【性別】男性
【身長・体重】184cm・74kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運C 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:A
幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。
【固有スキル】
天部の加護:A-
毘沙門天より齎された加護。
幸運のステータスを上げ、バッドステータスを無効にする。
しかし、毘沙門天が加護を不要と判断した場合、全ての加護が失われる。
神秘殺し:B
数々の魔性の類を討った者が持つスキル。
対神秘への特攻効果を得る。
大蛇の祝福:C+
「この子は日本の主にはならないが、天下の大将軍になる」
そう母たる益田ヶ池の大蛇に告げられたセイバーの身に宿る加護。
この加護が発動している間セイバーは同ランクのカリスマを取得し、筋力のランクをワンランク上昇させる。
このカリスマが発揮される対象は人間だけではなく、蛇、狐等の動物にも効力を発揮する。
【宝具】
『三毒焼破・倶利伽羅剣(さんどくしょうは・くりからけん)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~3 最大捕捉:1人
仏教において信仰される不動明王の剣。
魔を退ける力を持ち、真名解放をせずとも強力な魔性特効の斬撃を放つ事が出来る。
そして真名解放を行う事により、竜王の炎が剣に巻き付き超高熱の込められた斬撃が可能となる。
しかしセイバーは本来の持ち主ではない為、この炎はセイバー自身すら焼き焦がしていく。
扱いの難しい宝具ではあるがこの剣の本来の持ち主たる不動明王はセイバーの行動を見守っており、
不動明王が是とすれば炎がセイバーの身に与えるダメージは軽減される。
…逆に非としたならば炎がセイバーを焼く勢いは増し、自滅を迎える事になるだろう。
『北方神宝・多聞剣(ほっぽうしんぽう・たもんけん)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
仏教において信仰される毘沙門天の剣。
鬼種、悪属性に対して特効能力を持つ。
そして真名解放を行う事により、数多の剣戟を敵陣に向けて解き放つ。
この剣戟に触れた者は、単純なダメージとは別に運命力を削り取られる。
ここで言われる運命力とは生存のために使われている、当然のような幸運の事であり、
これを削り取られた者達は不運に見舞われ、死に近づきやすくなる。
強力な宝具ではあるものの、セイバーが毘沙門天の加護を失った場合それに伴いこの宝具も失われる。
【解説】
平安時代前期の貴族・武将、ふじわらのとしひと。藤原北家魚名流、民部卿・藤原時長の子。
中世文学のなかで坂上田村麻呂・藤原保昌・源頼光とともに中世の伝説的な武人4人組の1人と紹介される。
また彼にまつわる数々の伝説から伝説上の人物「藤原俊仁」が誕生したとされる。
「今昔物語集」における利仁による新羅征討の説話は御伽草子での俊仁将軍による唐土征討の物語の骨格となり、
「保元物語」においては田村麻呂と利仁の伝説が結合して鬼神退治の英雄として記され、
「吾妻鏡」では田村麻呂と利仁が悪路王を討伐したと記されている。
そして「鞍馬蓋寺縁起」においては鎮守府将軍・藤原利仁が時の天皇の宣旨により、
下野国の蔵宗・蔵安を頭目とする群盗討伐に出陣する時、鞍馬山に参籠し、立願祈誓すると示現が現れ、盗賊退治に成功した。
そこで鞍馬山に毘沙門天像を造顕して開眼供養し、剣を納めたとある。
この説話から藤原俊仁による家宝の角突弓に神通の鏑矢での大蛇の倉光・ 喰介退治、
そして妻を拐われた俊仁が鞍馬山の毘沙門天から給った剣で悪路王を討つ物語が生まれたという。
英雄的武人として描写される利仁、そして俊仁ではあるが、
「今昔物語集」における新羅征討の説話においては、利仁は唐に留学中だった僧による調伏で頓死し、
御伽草子における唐土征討の物語においては、俊仁は不動明王の降魔の利剣によって首を落とされる最後を迎える。
そして武勇の目立つ説話の他にも、役人の五位の者に芋粥を食べさせようと京都から敦賀の舘へ連れ帰った話もまた有名である。
この時途中で出会った狐を服従させる程の豪気の人だと描写がされている。
最終更新:2023年10月31日 21:17