王女スクルド

【元ネタ】『フロールヴ・クラキのサガ』
【CLASS】アヴェンジャー
【マスター】
【真名】王女スクルド
【性別】女性
【身長・体重】167cm・51kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷C 魔力A+ 幸運D 宝具A+
【クラス別スキル】
復讐者:A+
 復讐者として、人の恨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。
 周囲からの敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情はただちにアヴェンジャーの力へと変わる。
 妖精眼の影響からかアヴェンジャーの中で負の感情はより増幅された物へとなっていく。

忘却補正:B
 人は多くを忘れる生き物だが、復讐者は決して忘れない。
 忘却の彼方より襲い来るアヴェンジャーの攻撃はクリティカル効果を強化させる。

自己回復(魔力):A
 復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。
 微量ながらも魔力が毎ターン回復する。

【固有スキル】
神妖の落とし子:B
 神と妖魔、二つの種族の血を受け継いだ事を現すスキル。
 アヴェンジャーはオーディンを祖に持つヘルギ王と北欧の妖精種エルフである母の特性を受け継いでおり魔術の効率が大幅に上がっている。

ルーン呪術:A++
 ルーン魔術とセイズ魔術、呪術などが混合された魔術系統。
 北欧に於ける呪術は木にルーンを刻み、血を塗り、呪詩を唱えて行うものが基本である。
 エルフを母に持つ混血の魔女たるアヴェンジャーは幾多の魔術に長けており、死霊魔術も得意分野に入っている。
 また大神オーディンによって見出された原初のルーンすらアヴェンジャーは行使する。

高速詠唱:A
 魔術の詠唱を高速化させる能力。
 大魔術の詠唱を一工程で成し遂げる。

妖精眼:-
 ヒトが持つ魔眼ではなく、妖精が生まれつき持つ『世界を切り替える』視界。
 あらゆる嘘を見抜き、真実を映すこの眼は、アヴェンジャーに知性体が持つ悪意・短所・性質を明確に見せつけている。

【宝具】
『黄昏の冬と嵐の夜(ヘルブリンディ・ユールレイエン)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:100人
 冬至(ユール)の夜に現れるとされる死霊、悪魔、魔女の軍勢「ワイルドハント/ユールレイエン」。
 その首領、大神オーディンの血脈を励起させることで発動する英雄の王フロールヴ・クラキとその戦士団の落日となった冬至祭の再演。
 死せる戦士、罪人、エルフ、魔女、魔物といった生前に軍勢へと引き入れた人界から排斥される者らをワイルドハントの概念を被せ、召喚する軍勢宝具。
 加えて、条件が整えばアヴェンジャーの魔術的技量によって異界との接続を果たし、そこに住う幻想種を軍勢へ組み込むことも可能。
 英雄の集団すら葬り得るポテンシャルを持つ極めて強力な宝具だが、アヴェンジャーには軍略といった戦術の素養が備わっておらず、進軍に一定の指向性を持たせることが精々という弱点を抱える。

『晦冥へ泥め、黄金の刻(スパーコナ・ドラウガドロッティン)』
ランク:B++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
 祖たる大神オーディンが統括する不死の英雄兵団エインヘリヤル。
 それを死霊魔術、セイズの呪的医療、原初のルーンといったアヴェンジャーが持ち得る魔術技能を複合し、擬似的に再現した宝具。
 しかし、完全な蘇生魔術とは行かず魔術を掛けた時点での状態を一時的に記録し、肉体が破損次第、記録された肉体を再構成するという物。
 故に肉体が塵となろうとも魔術が発動している限りは魔術が掛けられた状態に戻るが莫大な魔力消費が強いられる事となる。
 生前のアヴェンジャーは不死を施した軍勢の編制に三年の月日を費やしており、生前と同様の軍勢を再現するというのであれば聖杯級の魔力リソースは必須である。

【Weapon】
『巨大魔猪』
 宝具『黄昏の冬と嵐の夜』で召喚される魔物のうちの1体。
 体毛から矢を放ち、鋭い牙は剣の如き、ルーンを食む獰猛な魔獣。
 猪突する死の獣は並の戦士はおろか、時として猛る狂戦士ですら不覚をとる。

【解説】
 ヘルギ王に凌辱されたエルフを母に持つ混血の魔女にして、スコーネの王女。
 そしてデンマークの伝説的な王、十二人のベルセルクを配下に持つフロールヴ・クラキの異母兄妹でもある。
 魔術に長けており、兵士が倒れても、彼等を立ち上がらせ、戦い続けさせることができた。

 スコーネ王ヒョルバルズルと結婚した彼女は夫を、フロールヴ・クラキを倒しデンマークの玉座に就くよう唆した。
 そうして武器と兵員を集めさせ、租税を納めるという口実の下、船団を率いて王宮を臨む港に到着した。
 フロールヴ・クラキは盛大な祝宴を準備しており、スクルドとヒョルバルズルはそれに参加するも、
 早々に引き上げ、夜襲の準備を進めた。この時魔術を使って軍勢を隠していたともいう。

 そうして夜襲を成功させ、フロールヴ・クラキと配下のベルセルク十一人を殺害。
 夫も生き残ったベルセルクの一人に殺され、スクルドがデンマーク女王となった。

 しかしその統治は長く続かず、フロールヴ・クラキの配下のベルセルクたるボズヴァル・ビャルキの兄たちが軍勢を率い、スクルドを奇襲する。
 スクルドは魔術を使わせる間もなく捕らえられ、そして拷問の後死亡したという。
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最終更新:2023年10月31日 21:05