スカンデルベク

【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】スカンデルベク
【性別】男性
【身長・体重】189cm・87kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B 魔力D 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
護国の鬼将:EX
 あらかじめ地脈を確保しておくことにより、特定の範囲を"自らの領土"とする。
 この領土内の戦闘において、王であるセイバーはAランク相当の『狂化』に匹敵するほどの高い戦闘力ボーナスを獲得できる。

道具作成(立会):B
 魔力を帯びた器具を作成するスキル…ではなく道具作成の場に立ち会う事で作成される道具をセイバー専用に調整するスキル。
 調整された道具はセイバー以外が使用しようとすると十分に扱う事はできないが、セイバーが使用すると本来の性能を超える働きを見せる。

双鷲のカリスマ:C+
 『叛逆の双翼』によって保持していたカリスマスキルが変異したもの。
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる他、
 自身の領土を蹂躙せんとする侵略者と対峙した時に通常以上の効果が発揮される。

解放の将:B
 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
 自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
 また敵陣営が自陣営よりも強大であればあるほど、自陣営の能力を向上させる事が可能となるが、
 セイバーの魔力消費量はその分増大していく。

【宝具】
『覇灼く至聖の剣(スケンデルベウ・フィアーク・シパート)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:20~40 最大捕捉:300人
 セイバーが自身に相性の良い剣を作る為、製造の全工程に立ち会い製造されたという剣。
 それにセイバーがかつて自軍を鼓舞する為に語った「夢の中で聖ゲオルギウスより授かった炎の剣」の逸話が合わさり宝具となった物。
 セイバーの剣は鋼鉄を切り裂くとも言われ、真名解放をせずとも高い攻撃力を持つ。
 そして真名解放を行う事でこの剣は灼熱を纏い、対軍規模の炎熱による攻撃を可能とする。
 また真名解放後は一定時間の間セイバーの持つカリスマのランクがワンランク向上する。

『叛逆の双翼(スキーポヤディクレネ)』
ランク:B 種別:対人(自身)宝具 レンジ:- 最大補足:1人
 セイバーの紋章である双頭の鷲が後世の民族運動によって宝具として昇華したもの。
 真名解放する事で帝国からの独立の象徴となる二枚の大翼が背に出現。
 天を駆ける翼を手にした事で長時間の空中戦闘が可能となり、その様相はまさに異教を征す天使そのもの。
 また帝国からの独立、セイバーの存命中にアルバニアの独立を維持し続けたという逸話を取り込んだ事で呪縛、束縛などの効果を無効とする。

【解説】
 15世紀のアルバニアの君主。
 本名はジェルジ・カストリオティであり、「スカンデルベク」はオスマン帝国に贈られた征服王イスカンダルの名に由来する敬称である。
 同時代のフニャディ・ヤーノシュ、ヴラド三世と並び、オスマン帝国のヨーロッパへの拡大を遅らせた英雄と見なされる。
 現代のアルバニアでは民族的英雄としてされており、アルバニアの国旗の赤地に黒の双頭の鷲を中央に描いたデザインはスカンデルベクの紋章に由来する。

 1405年にアルバニア中部の小領主、ジョン・カストリオティの子として生を受ける。
 カストリオティ家はオスマン帝国に従属を余儀なくされ、イスラム教へと改宗させられた。
 少年ジェルジはオスマン帝国の人質となったが、成長するとオスマン帝国の将として東ローマ帝国やセルビア、ハンガリーとの戦いに従軍し、
 その勇敢さから「スカンデルベク」の名を贈られたのもこの時期だった。
 やがて父の領土を与えられてアルバニアに帰国。オスマン帝国の支配下でアルバニアの軍司令官となった。

 しかし突如オスマン軍から独断で離脱し、領地に戻ると独立を宣言、カトリックに再び宗旨変えし、オスマン帝国へ反旗を翻した。
 オスマン帝国から幾度となく討伐に大軍を差し向けられるも、それらを全て撃退し、1468年に病死するまでの間アルバニアを守り抜いた。
 スカンデルベクの死を知った当時のオスマン帝国スルタンのメフメト2世は歓喜したという。

 オスマン帝国とは幾度となく戦ったが、その内の一つの第一次クルヤ包囲にはあるエピソードがある。
 オスマン帝国に必死の抵抗を行ってきたアルバニアであったが、重要拠点をオスマン軍に奪われ、本拠地クルヤ城が窮地に陥ってしまう。
 オスマン帝国スルタンのムラト2世は10万~16万の軍を率い、自ら出馬して親征を開始する。
 この状況にアルバニア軍の士気はひどく低下するも、ある時天使を見たとの証言が現れる。
 スカンデルベクも「夢の中で聖ゲオルギウスから炎の剣を渡された」と演説し味方を鼓舞。
 6ヶ月の攻防の末に勝利をつかんだという。
 また剣の逸話は他にもあり、スカンデルベクは自分の剣を作らせる際に自分に相性の良い剣を作るため、材料集めから完成までの全工程に立ち会ったという。
 依頼主が剣の製造行程に全てに立ち会うと、その剣は依頼主にとって最強の武器となるジンクスがあるといい、それを実践したと伝えられている。
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最終更新:2023年09月18日 17:37