アンティノウス

【元ネタ】史実、エジプト神話、ギリシャ神話
【CLASS】アルターエゴ
【マスター】
【真名】アンティノウス
【性別】男性
【身長・体重】168cm・56kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷B 魔力A 幸運A+ 宝具A
【クラス別スキル】
神性:B
 神霊適性を持つかどうか。
 アルターエゴはその死後、神格化されており多くの芸術作品となって信仰された。
 また、自身と習合、混同されたオシリス、ヘルメス、ガニュメデスをその身に取り込んでいる。

ハイ・サーヴァント:B
 英霊複合体であることを示すスキル。
 サーヴァントとして現界するにあたり、自身に縁ある三体の神霊及び英霊をその身に取り込んで強化を図った。
 一体目はエジプト神話の冥界神オシリス、二体目はギリシャ神話の伝令神ヘルメス、三体目は同じくギリシャ神話の元々は慈雨を齎す神ともされる英霊ガニュメデス。
 ただし、あくまで力の一部を取り込むだけに留めており、どちらかと言うと力を借り受けた、という表現が適切である。
 従って神核は有していない。

気配遮断:B
 盗賊の神でもあるヘルメスに由来するスキル。
 サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
 完全に気配を断てば、発見は極めて困難。
 ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。

道具作成:B
 錬金術の始祖ともされるヘルメスに由来するスキル。
 力を借り受けているにすぎないアルターエゴでは賢者の石の精製は不可能だが、高度な判断力と複数体での同期思考能力を有するホムンクルスの作成などが可能。

対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
 魔術と縁深いヘルメスと習合しているが、同時に冥界の陰気が染み付いたオシリスとも習合しているためこのランクに留まる。

【固有スキル】
神々の給仕:A
 英霊ガニュメデスに由来するスキル。
 不死の酒ネクタルを味方に給仕し、一時的な不死性を付与する。
 余談だが、本スキルを獲得するに至ったアルターエゴは此度の特異点に於いて、ハドリアヌス帝に仕える少年執事長として自身を再定義したようだ。

寵愛特権:C
 ハドリアヌス帝から加護として分与された皇帝特権の亜種スキル。
 本来持ち得ないスキルも、本人が主張する事で短期間だけ獲得出来る。
 該当するスキルは射撃、芸術、美食家、功徳のご奉仕、等。
 自身を再定義したアルターエゴは戦闘よりも敬愛するハドリアヌス帝との蜜月の日々を過ごす事に権限の大半を行使している。

黄金律(体):A
 生まれながらに天使の如き完璧な肉体を有する。
 どれだけカロリーを摂取しても体型が変わらない。
 アルターエゴは元は奴隷だったとされるがその美貌からハドリアヌス帝の目に留まり寵愛を受けた。
 宝具『闇夜輝く雷霆の鷲(アルタイル・ケラウノス)』の翼も相まってその容姿はローマ神話の愛神クピド(キューピッド)を思わせる。

【宝具】
『冥顕に浸せし我が骸(オフェアリス・アンティノウス)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
 自身の命と引き換えに対象を強化する自害宝具。
 後世、五賢帝の一人として讃えられることになるハドリアヌス帝の治世の安泰を願ったアルターエゴがナイル川に自らを捧げた逸話の具現。
 本来であれば霊基ごと消滅してしまう宝具だが、エジプト神話の死後に復活する神オシリスと習合したことでその身を再生させることが可能となっている。
 ただし、復活したオシリスは身体の一部が欠損した逸話により再生する度にアルターエゴの霊基は欠損していく。
 そのため基本的にアルターエゴは心から敬愛するハドリアヌス帝に対してのみ、この宝具を使用する。

『闇夜輝く雷霆の鷲(アルタイル・ケラウノス)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:100人
 アルターエゴの死を悼んだハドリアヌス帝が彼を星座として神格化したことに由来する宝具。
 古い星図では弓矢を手にしたアルターエゴが鷲に攫われる姿で描かれ、現代ではこの星座はわし座の一部として取り込まれている。
 宝具としての効果は鷲の翼を展開することによる高速飛行、そしてわし座がギリシャ神話の大神ゼウスの矢を運ぶという逸話に由来する雷の矢の発射である。
 真名解放による雷霆の一撃はゼウスが放つそれとは比べるべくもないが、それでも一軍を相手取るには充分な威力と言えるだろう。

【解説】
 ローマ皇帝ハドリアヌスの愛人として寵愛を受けた男性。
 18歳前後で死亡したとされ、死因がナイル川での溺死であることこそわかっているものの、
 その状況については謎に包まれており、事故はハドリアヌス自身が引き起こしたとも、
 ハドリアヌスの治世が長引くよう、自らを生贄に捧げたのだとも言われている。
 理由はどうあれ、この青年の死をひどく悼んだハドリアヌスは彼を神格化し、
 当時どの星座にも属していないと考えられていた星々を用いてアンティノウス座を設けたという。
 アンティノウス座はローマにおいては最初冷たく受け止められたものの、徐々に信仰の対象として馴染んでいき、
 キリスト教到来前に加えられた最後の偉大な信仰対象となったとされる。
 また、エジプト人はナイルで溺死したアンティノウスにオシリスの従者のイメージを抱き、
 ギリシャ人はアンティノウスの内にヘルメースの化身を認めたという。
 更に神格化された影響で多数の芸術作品に表現され、彼の顔は古代でよく知られ、モチーフとして愛されることとなった。
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最終更新:2023年09月13日 20:44