トマ=アレクサンドル・デュマ

【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】トマ=アレクサンドル・デュマ
【性別】男性
【身長・体重】190cm・86kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力A 耐久C 敏捷B 魔力D 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
弱体化(毒):D
 生前、監禁された際に食事に毒を盛られ心身共に衰弱したことから毒への耐性が若干低くなっている。
 宝具『竜騎兵よ、毒竜に挑め』を使用する度に毒炎はセイバー自身をも蝕むが、勇猛たるセイバーは死の間際まで戦意を失わない。

反骨の相:B
 一つの場所に留まらず、また、一つの主君を抱かぬ気性。
 自らは王の器ではなく、また、自らの王を見つける事のできない放浪の星である。
 同ランクの「カリスマ」を無効化する。

黒い悪魔:C+
 エジプト遠征での異名に由来する、血塗れの悪魔の亜種スキル。
 剣、銃などどれを取っても熟練の腕前。近接戦闘能力に大きなボーナス。
 勇猛、乱戦の心得、戦闘続行などを含む複合スキルでもある。
 その戦いぶりから敵であるムスリム側からは死の天使とも呼ばれるセイバーは、
 差別を無くすためならば仮令相手が皇帝、悪魔、神であろうと立ち向かうだろう。

殿の矜持:B
 防衛戦、撤退戦など不利な状況であればあるほどに力を発揮する。
 イザルコ川橋上にて寡兵で以て敵聯隊を破った奮戦はローマの守護者ホラティウス・コクレスに喩えられた。

【宝具】
『竜騎兵よ、毒竜に挑め(ドラグーン・ヴェンデッタ)』
ランク:B 種別:絶技宝具 レンジ:ー 最大捕捉:自身
 セイバーが持つヒュドラ殺しの異名、そして『モンテ・クリスト伯』を初めとする息子の創作のモデルとなったという逸話。
 それらが合わさり宝具として死後手に入れたセイバーの絶技。
 ヒュドラ殺したるヘラクレスの絶技を疑似的ながらも再現でき、それに復讐者エドモン・ダンテスが持つ毒炎の力を合わせて使う事が可能。
 セイバークラスとして毒炎が付与されし九つの斬撃を放つ様は、ヒュドラが敵対者を食い荒らすかの如く。

【解説】:
 18世紀後半から19世紀前半にかけて活躍したフランスの軍人。
 白人と黒人の混血(ムラート)であり、文豪アレクサンドル・デュマ・ペールの父。
 アレクサンドル=アントワーヌ・ダヴィ・ド・ラ・パイユトリー伯爵と黒人奴隷のマリー・ゼゼット
 の間に生まれ、トマ=アレクサンドルと名付けられる。
 母の死後、一度は奴隷として実の父に売られるも、父のフランス帰国の際に買い戻され
 私生児として認知される。父に伴い高等な教育を受け、美丈夫として社交界の話題を集めたが
 父と別の女奴隷との結婚に反対したことで父からの援助を打ち切られ、フランス陸軍に一兵卒として
 入隊。その時から、母の姓である「農家の」を意味するデュマを名乗るようになる。
 ルイ16世に竜騎兵として仕え、フランス革命が勃発すると、革命軍の一員として各地で華々しい
 武勲を立て将軍にまで出世する。権力を掌握したナポレオンにも認められ、「黒い悪魔」の異名で呼ばれることとなる。
 しかし、エジプト遠征を「ナポレオンの個人的野心に基づくもの」と批判したため、ナポレオンとの
 関係が悪化し、フランスに帰国することとなった。
 帰国中、乗った船が嵐に会いナポリ王国まで流され、捕虜として監禁されてしまう。
 時に食事に砒素を盛られるなど過酷な状況に置かれ、解放された時には心身ともに衰弱していた。
 その後も混血であることからナポレオンに冷遇され、軍隊への復帰を申し出たが却下されてしまった。
 彼の生涯は後に息子であるアレクサンドル・デュマ・ペールの『モンテ・クリスト伯』を初めとする
 創作のモデルになったとされている。
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最終更新:2023年09月12日 21:08