【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】イクシオン
【性別】男性
【身長・体重】180cm・296kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力C 耐久A 敏捷E 魔力C 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
気配遮断:D+
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
本来は暗殺者ではないためランクは低く、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断は解ける。
ただし、罠を仕掛ける・罠に嵌める場合はこの限りではない。
【固有スキル】
荒天唾棄:A
アサシンが生前に犯した最も下劣なる蛮行の具現。他者が拠り所にするものを蔑ろにする、高位の存在の逆鱗をも弄する凶行。
信仰や民族意識、あるいは親愛といった想念の繋がりに由来するスキル・宝具への抵抗力を大幅に上昇させる。
但しこのスキルで暴虐を働く度にアサシンの箍は外れ、ST判定にマイナス補正を累積させる。
その鬼畜の所業は宝具『永劫に廻す炎罪の輪』の制御を困難としていくだろう。
破壊工作:C
戦闘を行う前、準備段階で相手の戦力をそぎ落とす才能。
アサシンの場合は火に纏わる逸話の多さ故に、火炎を用いたトラップの作成に長けている。
このスキルが高ければ高いほど、英雄としての霊格は低下していく。
魔力放出(炎):B-
宝具の影響で得たスキル。
武器ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出することによって能力を向上させる。
アサシンの場合燃え盛る炎が魔力となって宿るのだが、元々がアサシンを戒める為の炎であるため制御に難がある。
積雲作成:B-
雲のニュンペーであるネペレーと交わり仔がケンタウロスの祖となった事で得たスキル。
雲を媒介にケンタウロス型の使い魔を生成し使役する。
だが製造されたケンタウロスは背徳の王であるアサシンの性質を受け継いでいる事から、
凶暴性を秘めており祖であるアサシンですら完全に制御する事は不可能。
また産み出された使い魔は雲としての形に囚われている為、時間経過で霧散して消え去る。
【宝具】
『永劫に廻す炎罪の輪(フォティア・トゥロホース)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:40人
大神ゼウスによりアサシンに課せられた『燃え盛る車輪に縛りつけられ、永遠に回転する』という刑罰を攻撃的に解釈した宝具。
真名解放によってアサシンを戒める車輪を顕現させ、自らの脚を車輪の車軸に結びつけることで
回転を利用し、さながらオートバイのウィリー走行のように変則的な高速機動を可能とする。
燃え盛る火を伴った車輪が駆け抜ける道は焼け爛れた焦土と化し、
燃え移った火焔によってアサシンが事前に仕掛けた罠を連鎖的に作動させるなど、
徹底的な破壊を伴う宝具だが、本質はアサシンの思い上がりを糾す刑罰であるため、
この宝具を使用する度にアサシンの霊基は燃え盛る火焔によって灼かれ続ける。
宝具を使用した際、下半身が車輪と一体化したかのようにも見えるその姿は
皮肉にもアサシンの血脈に連なる半人半馬・ケンタウロス族を想起させる出で立ちである。
【解説】
ラピテース族の王にしてゼウスの怒りを買い、タルタロスへと幽閉されたと言われる人物。
イクシオンはエイオネウスの娘ディーアとの結婚に際して、豪華な結納を約束し
エイオネウスを宴会に招くが、イクシオンはその際に自らの館に向かう道に落とし穴を掘り、
穴の底には大きな炭火を仕掛け、何も知らないエイオネウスを罠に嵌めて穴に落とし、焼死させる。
このため、イクシオンは血縁の人間を殺した最初の者ともいわれる。
神々はこれを許し難い行為だとしたが、ゼウスはイクシオンの罪を浄めた上に、神々の食事にまで招いた。
ところがイクシオンはその機に乗じて、あろうことかゼウスの妻ヘラを誘惑しようとする。
しかし、この企みはイクシオンの好意に悩んだヘラが夫に打ち明けたことで明るみとなり、
ゼウスは雲からヘラの似姿であるネペレーを作り出してイクシオンの寝所へ連れて行った。
イクシオンはヘラが自分の想いに応えたと勘違いし、ネペレーを抱いて本懐を遂げる。
そこへゼウスが突然姿を現し、その思い上がった行為に対する罰として火が燃え盛る車輪に
イクシオンを縛りつけ、永遠に回転するという罰を与えた上でタルタロスへと幽閉した。
ネペレーはイクシオンとの交わりによって子を成し、その子がケンタウロスであり、
そのケンタウロスが多くの牝馬と交わり産まれた半人半馬が後のケンタウロス族であるとされている。
最終更新:2023年11月04日 08:19