【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】アローアダイ(オートス&エピアルテス)
【性別】両性具有
【身長・体重】227cm・101kg(オートス) 227cm・111kg(エピアルテス)
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力B++ 耐久A 敏捷C 魔力D 幸運D 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
【固有スキル】
両性の肉体:B+
アンドロギュノス。生まれながらに雌雄の性質を兼ね備えた肉体を持つ。
同ランクの天性の肉体・麗しの風貌の複合スキルであり、ランサーの場合は加えて神性スキルを持つ存在への攻撃にプラス補正がかかる。
プラトン著『饗宴』によれば人類は元来両性具有であり完全なる生命体だったが、神々への叛逆を恐れた
全能神ゼウスがその肉体を男と女に分割したとされ、両性具有に生まれついたランサーは
「成人であれば神々にさえ勝利した」と言われる、種として完成された肉体を持つ。
海神の祝福:C(B)
ポセイドンの子。神性の亜種スキル。
海の上を走ることが出来る他、海の中でも永遠に活動することができる。
ただしランサーたちが持つ神への敵意によりランクが低下している。
ラーニング:A
自らの不足を補わんとする学習意欲。
戦闘終了後、相手の持つ技術スキルを確率で会得する。
ランサーたちの学習速度は常軌を逸脱している。
【宝具】
『戦神封ず紺碧の甕(クラテロマ・レーキュトス)』
ランク:A+ 種別:対神宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
戦神アレスを捕え、13ヶ月にわたって閉じ込めたという青銅の甕。
その正体はランサーたちが有していた巨人種としての外殻を甕の形に概念置換した封印礼装。
巨人外殻と同様の特殊な組成を有し、甕の内側から外側へ向けた攻撃的エネルギーを吸収して魔力へと変換する。
その性質上、単純な攻撃で破壊することは神々でさえ容易ではなく、一度閉じ込められれば脱出は困難を極める。
強靭な外殻を利用して対象を閉じ込める都合上、甕の外側から捕らわれた対象への攻撃はランサーであっても不可能だが、
隔絶された甕の中では生物ならば飢餓感に、霊体ならば魔力の枯渇によってゆっくりと追い詰められていく。
『煌天揺るがす巨峰の双雄(ディア・アローアダイ)』
ランク:A+ 種別:対人宝具(自身) レンジ:1 最大捕捉:1人
『戦神封ず紺碧の甕』を解除することで発動可能となる、ランサーの真の姿。
再び巨人種としての外殻に覆われることで、ランサーは伝承に謳われる16メートルにも及ぶ巨体を取り戻す。
巨人の躯体を得たランサーは、魔物・魔獣のみが持つとされる『怪力』を獲得、山々を持ち上げ、
単身で地形操作をも可能とする腕力を以て、神々の伝承防御すら貫通する怪力乱神を揮う。
反面、外殻による体積・重量の肥大化から動作の精密性や敏捷性が低下してしまい、
乱戦や追跡戦などの複雑な盤面において、誤って互いの巨体を攻撃してしまいかねないというデメリットを持つ。
【解説】
ギリシャ神話に登場する双子、オートスとエピアルテス。
ポセイドンの息子アロエウスとトリオプスの娘イピメデイアの間に生まれた子とも、
イピメデイアとポセイドンの間に生まれた子ともされる。
恐るべき怪力の持ち主であり、アレスを捕らえる程の実力者だったが、成人前にオリュンポスの神々に戦いを挑み、滅ぼされた。
この双子は生まれた後恐るべき速度で成長し、9歳の頃には肩幅4.2メートル、身の丈16メートルにまで成長し、
その姿はオリオン以外の人間では最も巨大かつ美しかったとされる。
9歳になった彼らは神々に戦いを挑み、オリュンポス山の上にオッサ山、ペリオン山を乗せ、天に通じる道を作ろうとした。
またアレスを13ヶ月の間青銅の甕の中に閉じ込め、アレスは息絶える寸前でヘルメスにより救出された。
成人になっていれば神々にさえ勝利したと言われるが、成人前にアポロンによって討ち取られた。
この双子の逸話はいくつかパターンがあり、海を陸地に、陸地を海に変えようとし、更にヘラとアルテミスを狙ったという話もある。
死に至る話についてもアルテミスが化けた鹿、あるいはアポロンが放った鹿を捕らえようとし、
槍を投げ合い、互いを刺し殺してしまったという話もある。
またナクソス島では住人であるトラキア人は双子の母と妹を島に連れ去ったという話がある。
双子はナクソス島で母と妹を発見し、トラキア人を降伏させ王として君臨した。
しかしやがて2人は対立し、戦争に発展し戦場で相討ちとなったという。
最終更新:2023年11月09日 00:52