リュサンドロス

【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】リュサンドロス
【性別】不明
【身長・体重】175cm・65kg/175cm・55kg(宝具使用時)
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷D 魔力C 幸運C 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:A
 A以下の魔術は全てキャンセル。
 事実上、現代の魔術師ではライダーに傷をつけられない。
 女神ヘラの神性に触れたことで大幅にランクが上昇している。

騎乗:A+
 騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。ただし、竜種は該当しない。
 女神ヘラの神性に触れたことで大幅にランクが上昇している。

【固有スキル】
航海の守護者:C+
 双神ディオスクロイの加護。
 困難を乗り越える希望として周囲の人々を賦活させる。
 嵐の航海者に似たスキルであり、軍略とカリスマを含む複合スキルである。
 アイゴスポタモイの海戦にてアテナイ艦隊を奇襲で破ったライダーの場合は軍略にボーナス。

渇望のナウアルコス:B+
 金銭など物質的な物に対しては寡望であったが名誉は常に欲していた。
 その精神性はライダーは突き動かすには充分であり、数々の政治的手腕を培う下地となった。
 スキルとしての効果は傀儡の作成、他サーヴァントに支援を要請し『汝、漣猗の栄光』の強化など多岐に渡る。
 ちなみにナウアルコスとは提督という意味である。

自己神化:B
 自らを神と同等に扱わせる理論構築、或いはプロパガンダ。
 同ランクの神性(に等しい補正)を得る。
 ライダーは肥大した名誉欲により自身の偶像をオリュンポスの神々と同列に並べ崇めさせ、
 ついには女神ヘラの祭りを自身の祭りとして改称させるに至った。
 宝具『女主人奉る祝祭』の発動により本スキルは同ランクの女神の神核に変質する。

【宝具】
『女主人奉る祝祭(リュサンドレイア)』
ランク:A 種別:対人宝具(自身) レンジ:0 最大捕捉:1人
 ライダーが神的崇拝を捧げられた事、そして女神ヘラの祭りが『リュサンドレイア』と呼ばれるようになった事からライダーが得た宝具。
 ライダーの霊基に女神ヘラの要素を混ぜ合わせ、自己神化スキルを女神の神核スキルに変質させ、ステータスを向上させる。
 そして4ターン毎にHPを大回復し弱体化状態を解除する。
 これは女神ヘラが毎年春に処女性を取り戻す逸話からの能力である。

『汝、漣猗の栄光(モンスターフリート・サモス)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1〜70 最大捕捉:500人
 数々の海戦で戦功をあげたライダーの艦隊がギリシャ神話の女神にして神妃ヘラの神性に触れて変質したモノ。
 ライダーが指揮した艦隊に女神ヘラが使役したとされる百眼巨人(アルゴス)、水蛇(ヒュドラ)、巨蟹(カルキノス)、大蠍
 といった怪物達の性質が付与されたことで生まれた異形の艦隊。
 ライダーはこれを自らの手足の如く指揮し、奇襲を以てして敵対者を打ち倒す。
 アテナイの艦隊を完膚なきまでに破り、無条件降伏にまで追い詰めたライダーの攻撃性に、
 嫉妬深く、夫の浮気相手やその子への苛烈な制裁で知られる女神の執着心が合わさった恐るべき宝具である。

【解説】
 スパルタの提督であり、ノティオン沖の海戦、アイゴスポタモイの海戦で戦功をあげその名をギリシア世界に轟かせた名将。
 ヘラクレスの血族の一員であったとされ、家は貧しかったが、金銭や物品などの物質については寡欲であった。
 しかし名誉欲は強かったという。
 また、かの小キュロスと親しく、彼からの熱心な財政支援を得て艦隊を強化・拡張した。

 ペロポネソス戦争の後半にスパルタ艦隊を指揮し、アイゴスポタモイの海戦にてアテナイ艦隊と戦い完膚なきまでに破った。
 アテナイの穀物輸送ルートは押さえられ、アテナイはスパルタ軍に包囲され、無条件降伏に追い込まれた。
 リュサンドロスはアテナイの三十人政権樹立に協力したが、民主派の武装蜂起によって政権は転覆し、民主制に戻った。
 スパルタ王アギス2世の死後リュサンドロスは自身の意のままになる人物を王位につけようとその弟アゲシラオスの即位に尽力した。
 しかしその後スパルタと諸国との間でコリントス戦争が勃発した。
 リュサンドロスも将軍として戦ったが、ハリアルトスの戦いでテーバイに敗れ、戦死した。

 女神ヘラ信仰の中心地サモスではリュサンドロスが親アテナイの民主派を追放し、寡頭派の亡命者たちを帰国させ、
 スパルタの傀儡政権を打ち立てたことが知られる。
 またリュサンドロスはギリシア世界において人間が生前に神的崇拝を捧げられた最古の例とされる。
 かのプルタルコスはサモスにてリュサンドロスが得た栄誉について語っている。
 「ドゥリスが語っているように、ギリシア人では初めて神のように、彼のために祭壇が設けられ、犠牲が捧げられ、讃歌が歌われたという。」
 「サモスの人々は、そこで行なわれている女神ヘラの祭りを「リュサンドレイア」と呼ぶ事にすると決議した。」

 ちなみにアイゴスポタモイの海戦の戦利品の収益から、ゼウス、アポロン、ポセイドンらの神々に加え、
 自身およびスパルタの将軍たちの群像をデルフォイに奉納したという。
 リュサンドロスの像が神々の像と並べられた事に触発されサモスの寡頭派の人々がリュサンドロスに神的崇拝を捧げたとも推測される。

 またプルタルコスの「リュサンドロス伝」ではリュサンドロスの船の両側に、ディオスクロイが戦いに行くときのように、
 双子の星として現れたという話があり、リュサンドロスはスパルタに戻った後ディオスクロイに奉納を行ったという。

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最終更新:2024年01月12日 05:51