【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】シールダー
【マスター】
【真名】ヘシオネ
【性別】女性
【身長・体重】168cm・53kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久A 敏捷D 魔力C 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
本来のランクはCだが、神託鎖アイギスの効果で上昇している。
騎乗:C
正しい調教、調整がなされたものであれば万全に乗りこなせる。
自陣防御:D++
味方、ないし味方の陣営を守護する際に発揮される力。
防御限界値以上のダメージ削減を発揮するが、自分はその対象には含まれない。
また、ランクが高ければ高いほど守護範囲は広がっていく。
しかし、シールダーのそれは誰か一人を護ることに特化しており、
宝具及び代価のヴェールと合わさることで、一度だけ本来防げないような攻撃からも味方を護り切る。
【固有スキル】
生贄の乙女:B
怪物を鎮めるための生贄として捧げられた乙女であることを示すスキル。
自身が攻撃集中状態となってしまうのと同時に、救いの手を差し伸べる英雄も惹きつける。
麗しの姫君を含む複合スキル。
沈着冷静:B
如何なる状況にあっても混乱せず、己の感情を殺して冷静に周囲を観察し、最適の戦術を導いてみせる。
精神系の効果への抵抗に対してプラス補正が与えられる。特に威圧や焦燥といった状況に対しては高い耐性を有し、
たとえ怒れる大英雄に詰問されようとシールダーは決して臆さない。
神託鎖アイギス:EX
シールダーを海岸に縛りつけた、神託によって巻かれることになった鎖。
それは父王ラオメドンの傲慢に激怒したポセイドンとアポロンの怒りを収めるためのものであり、
基本的には常にシールダーの身体と共に在り、彼女を縛りつけている。
宝具『彼の渚に拵えし防壁』発動の起点であるため、その影響を受けて一種の概念防御を獲得していることから、
サーヴァントとなったシールダーは鎖そのものに「アイギス」という仮称を与えた。
鎖はシールダーを運命的に縛りつけるものであるが、彼女は冷静な判断力でこれを利用し、
鎖帷子のようなものとして纏うことで自身の身を守っている。
代価のヴェール:C+
自らのヴェールを犠牲に弟であるポダルケス(プリアモス)を買い戻し、命を救った逸話が昇華されたスキル。
対象を1人選択し、ヴェールを代償とすることで、命の危機から対象を救い出すことが可能。
ヴェールを対価として支払うため、このスキルは一度使用すると消失してしまう。
【宝具】
『彼の渚に拵えし防壁(トロイア・バスティオン)』
ランク:B 種別:結界宝具 レンジ:1〜30 最大捕捉:1人
シールダーを救うべく海の怪物・ケトゥスに挑んだ大英雄のために女神アテナとトロイアの民が築き上げた防壁。
「シールダーは海岸に鎖で繋がっている」「女神アテナと民は海岸に防壁を築いた」という神話的事実を繋げ、
シールダーの鎖の先に防壁を顕現させ、強固な護りによって彼女の協力者を支援する宝具。
太陽神と海神の二神によって築かれたトロイアの城壁には及ばないものの、戦女神の手が加えられた防壁であり、
神々によって造り出された防御兵装『神体結界(アイギス)』にも似た概念防御を有する。
【解説】
ギリシャ神話のトロイア王ラオメドンの娘。
ヘシオネの父にして王でかるラオメドンは彼の傲慢さを試すべく人間に化けて
奉公にやってきたポセイドンとアポロンの二神を酷使し、トロイアに城壁を築かせた。
しかし、城壁が完成した際にラオメドンは両神に報酬を支払うことをせず、そればかりか
両手を縛って売り飛ばすと言い、両耳を切り落とす仕草で脅して帰らせようとした。
両神は怒り、アポロンはトロイアに疫病を齎し、ポセイドンは海の怪物ケトゥスを送り込んだ。
困り果てたラオメドンが神託に問うと、娘のヘシオネを怪物に捧げれば救われると告げられた。
災厄から逃れるためラオメドンは仕方なく、ヘシオネを海岸の岩に縛りつけた。
そこへアマゾーンの国から帰る途中のヘラクレスがトロイアを訪れる。
ヘラクレスは以前より欲していたトロースの馬と呼ばれる名馬を報酬にくれるならばケトゥスを退治すると申し出た。
ラオメドンが承諾すると、トロイア人と女神アテナが土を盛り、ヘラクレスがケトゥスと戦うための防壁を築いた。
ヘラクレスは無事にケトゥスを退治し、ヘシオネを助け出した。
しかし、ラオメドンはポセイドン・アポロンの件に次いでまたしても報酬を与える事を拒んだ。
ヘラクレスはこのことに怒り、いつか復讐することを告げてトロイアを去った。
後にヘラクレスがトロイアを攻め落とした際に、ヘシオネはラオメドンや他の兄弟と共に捕らえられた。
ヘラクレスはヘシオネに「助けて欲しい者を1人選べ」と言い、ヘシオネは弟のポダルケスを選んだ。
さらにヘラクレスは「何かを代償にしてポダルケスを買い戻せ」と言ったため、
ヘシオネは自身の頭からヴェールを取って代償とし、ポダルケスを自由の身とした。
この一件からポダルケスはギリシャ語で買うを意味する語に由来するプリアモスという名で呼ばれるようになる。
最終更新:2024年02月28日 06:24